ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲

ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲

歴史を感じる瞬間が実は多い!
そんな今年の9月に聴きたい5曲

8月31日から9月1日あたりにかけて、“終わり”“閉店”“最後”というワードをたくさん見かけました。夏が過ぎて、秋が訪れる。いろいろ変わっていく季節なんだなとしみじみ思わされる今日この頃です。音楽ニュースもそうした動きが何気に多いので、5曲ピックアップしつつご紹介! エンタメ・芸能に限らず、毎日信じられないことがバンバン起こっているだけに、かつてないほど歴史を感じる9月なのかもしれませんね。
シングル「Baby Don't Cry」/安室奈美恵
「少年時代」収録アルバム『ハンサムボーイ』/井上陽水
配信シングル「キャリーオン」/9mm Parabellum Bullet
シングル「シーユーネバーランド」/シナリオアート
「愛のメモリー」収録アルバム『Shigeru Matsuzaki All Time Best "Old & New" 〜I'm a Singer〜』/松崎しげる

「Baby Don't Cry」('07)
/安室奈美恵

シングル「Baby Don't Cry」/安室奈美恵

シングル「Baby Don't Cry」/安室奈美恵

四半世紀トップを走り続け、歴史に名を刻んだ安室奈美恵。周知の通り、9月16日をもって25年間の活動に幕を閉じ、引退することを表明していますが、ラストツアーを収めたライヴDVD & Blu-ray『namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜』が音楽映像作品で初のミリオンを達成、JTAの特別塗装機“AMURO JET”の運航、故・翁長知事への追悼コメント発表など、最後までカッコ良くて話題が絶えません! 「Baby Don't Cry」はファンの間でも人気のナンバー。この曲に救われる人が今後もきっとたくさんいるでしょう。

「少年時代」('90)/井上陽水

「少年時代」収録アルバム『ハンサムボーイ』/井上陽水

「少年時代」収録アルバム『ハンサムボーイ』/井上陽水

1969年にアンドレ・カンドレ名義で世に出た井上陽水が、今年9月1日にデビュー50年目を迎えました(御年70歳!)。アニバーサリー企画として過去アルバム25タイトルをリマスター、各配信サイトでダウンロードやストリーミングが解禁されているので、この機会に若いリスナーも彼の名曲の数々に触れてみては? 夏の終わりと言えば、「少年時代」を聴きたくなりますね。アルバムだと13枚目の『ハンサムボーイ』に収録。美しい伴奏、メロディー、不思議な歌詞とともに、歴史と季節の移り変わりを感じてみるのも一興かと。

「キャリーオン」('18)
/9mm Parabellum Bullet

配信シングル「キャリーオン」/9mm Parabellum Bullet

配信シングル「キャリーオン」/9mm Parabellum Bullet

バンドが“9mmの日”と称する9月9日を間もなく迎える中、今年は自主企画のタイトルを冠した『カオスの百年TOUR 2018』を同日からスタートさせます。誰にも真似できないスタンスを確立し、日本のロックシーンの立派な中堅となった彼らも、気付けば来年で結成15周年。歴史を感じるばかりです。ツアーのチケットにはマル秘新曲CDが付くなど、まだまだアグレッシブ! 現時点での最新曲は「キャリーオン」(LINE MUSICで9月8日まで無料ダウンロード可)で、“困難にもめげずに続けろ”という熱い意志がたまりません。

「シーユーネバーランド」('18)
/シナリオアート

シングル「シーユーネバーランド」/シナリオアート

シングル「シーユーネバーランド」/シナリオアート

勇気を持って決断、新たな一歩を踏み出したアーティストもいます。この夏、所属事務所とレーベルを離れ、独立を発表してリスナーを驚かせたシナリオアート。来年に結成10周年を控えるバンドは『10scenery』と題し、10の景色を届けながらアニバーサリーを盛り上げていくとのこと。自主ブランド(彼らのグッズはセンスがいいと評判)を立ち上げたり気合十分なので、今後の動向に注目したいところですね。何より新曲「シーユーネバーランド」が第2章を予感させる素晴らしい仕上がり! ぜひ、聴いてみてください。

「愛のメモリー」('77)/松崎しげる

「愛のメモリー」収録アルバム『Shigeru Matsuzaki All Time Best "Old & New" 〜I'm a Singer〜』/松崎しげる

「愛のメモリー」収録アルバム『Shigeru Matsuzaki All Time Best "Old & New" 〜I'm a Singer〜』/松崎しげる

9月と言えば、9月6日の“松崎しげるの日”に行なわれる『黒フェス2018〜白黒歌合戦〜』がもうすぐありますね。彼のデビュー45周年を記念して2015年に始まったイベントも4回目。今年は杏里、ももいろクローバーZ、BiSH、天童よしみ、Chageら豪華メンツが集うとのことで、こういう独自色の濃いフェスは5年、10年と歴史を重ねていってほしいです。9月5日にはアルバム『たいせつなもの 〜Goodies』もリリース。『黒フェス』でも披露するであろう昭和の名曲「愛のメモリー」のコンサートバージョンも収録されています!

TEXT:田山雄士

田山雄士 プロフィール:フリーのライター。元『CDジャーナル』編集部所属。同誌の他、『okmusic UP's』『ナタリー』『bounce』など、雑誌/WEBを中心にお仕事をしています。日本のロックバンド以外に、シンガーソングライターとか洋楽とか映画とかも好きです。

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