じめじめした梅雨が過ぎれば、待ちに待った夏が! そして、音楽好きにはたまらない夏フェスが! 今回、今年の夏フェス前に予習しておきたい曲をセレクトしてみました! このコラムを見て、夏フェスに行く友人の半歩先の知識を得ておきましょう!

1.「フレンズ」('85)/REBECCA

もしかすると若い方には馴染みがないかもしれませんが、今回、夏フェスにあのREBECCAが出演します! 現在よく見られる女性ヴォーカルにバンドが男性というスタイルは、このバンドからポピュラーになったと言っても過言ではありません。ロックバンドであるREBECCAの曲を当時のリスナーがこぞって聴き、特に若い女性の支持を得たという意味でも、ロックを世の中に浸透させた第一人者でもあるのです。名曲はたくさんありますが、中でも一度90年代後半にドラマの主題となってリバイバルヒットとなった代表曲「フレンズ」は外せません。切ないメロディーと歌声は世代を超えます。

2.「ナポレオン」('15)/水曜日のカ
ンパネラ

ヤフオクのCMに出ているあの女性は誰?と思っている人もいると思いますが、あの方はコムアイさんというミュージシャンで、水曜日のカンパネラの主演・歌唱として活動していることを知っていますか? しかも、かなり最先端なことをやっている人なんです! 桃太郎や千利休などの誰も曲にしないテーマを、トラックに乗せてラップで表現するという、言葉にすると奇天烈な雰囲気のするアーティストですが、何度も聴かせる中毒性があり、気付けば彼女の紡ぎ出す音楽の虜になっていることでしょう。ライヴを観るとがっかりすることも多々あるのがアーティストの常ですが、ライヴも最高にカッコ良いですよ!

3.「君と夏フェス」('14)/SHISHAMO

そのままのタイトルですが、3ピースガールズロックバンドの曲名なんです! 昨今ガールズバンドがたくさんいる中でも、楽曲のクオリティーや歌詞の世界観、もちろんライヴの盛り上がり方なども含めて、頭ひとつ抜けている彼女たち。夏フェスをテーマに友達以上恋人未満のふたりの揺れる感情を上手く歌ったこの曲は、夏フェスの会場で聴くともっと盛り上がるはず! 同じような境遇の男女がいるのであれば、夏フェスの会場でSHISHAMOのライヴに誘ってみてはいかがでしょう? もしかするとふたりの仲も進展するかも!?(多分この曲はやってくれるはず)

4.「シャナナ☆」('07)/MINMI

普段、好きなジャンルとは違うアーティストのライヴをたまたま観て、「なかなかいいじゃん…っていうか、超カッコ良いじゃん!」となるのがフェスの醍醐味! 炎天下の夏フェス会場で盛り上がるのは、やはりタオルを振り回す楽曲! 会場の一体感が楽曲をさらに盛り上げる! 筆者の体験談ですが、夏フェスでMINMIのファンになって帰る人が多いように思います。中でもこの曲はアゲアゲのサウンドと、覚えやすく実はグッとくる歌詞で一度聴けば何度も聴きたくなる楽曲です。行く夏フェスにMINMIが出ると分かっている場合は、タオルが必須ですよ!

5.「Summer Soul」('15)/cero

邦楽バンドでありながら、洋楽ロック好きの中でも人気が高く、先日発表したアルバムも大好評のcero。もちろん今年の夏フェスにも『フジロック』をはじめ、多く出演します! これまで発表した楽曲も名曲が揃っていますが、中でも多分演奏されるだろう新作に収録されているこの曲を押さえておけば間違いないです! 浮遊感があるトラックと楽曲のグルーブが合わさって、夏の夜のあのドキドキする感じ…あの高揚感が見事に表現されています。夏フェスの会場ではもちろん、夏フェスに行く車の道中にもピッタリなのではないでしょうか?

著者:佐久間トーボ

OKMusic編集部

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