バレンタインデー、チョコが0だった
モテない男子に贈る5曲

先日はバレンタインデーでしたが、世間的に義理チョコが減少傾向にある昨今、これを読んでる男性のみなさんの中には、もらえなかった人もいるのではないでしょうか。お母さんからしかもらえなかったから、ほぼ0というトホホな人も含め、チョコが0だったモテない男子に贈る5曲を選びました!

1.「ギミチョコ!!」('14)/BABYME
TAL

BABYMETALのアルバム『BABYMETAL』に収録されているこの曲は、スラッシュメタル要素の強い楽曲を、ベビメタらしい魅力のある女性ヴォーカルでシャウトしまくっている楽曲で、バレンタインにチョコが1個ももらえなかった人たちが“この野郎!”という気持ちで聴くのに打って付けです。作曲をAA=の上田剛士さんが担当しているのも、楽曲のクオリティーの高さを象徴しているように思います。ちなみに、海外でも人気の高いBABYMETAL、アメリカで観客がこの曲の《ギミチョコ》をコール&レスポンスしている図を想像すると、なかなかに味わい深いものがあるよう思うのは筆者だけでしょうか。

2.「チョコレート」('14)/家入レオ

家入レオさんが2014年にリリースした楽曲。バレンタインにチョコをもらえなかった男子の中には、自暴自棄になっている人も多いと思いますが、この曲のようにもしかしたら渡せなかった女子がいるのかもしれないと思うと、少し気が晴れませんでしょうか。そう思えるかどうかは別として、素敵な旋律と透き通るような歌声のこのバラードは、バレンタインならずとも歌い継がれていく名曲でございます。ちなみにこの曲は家入さんの体験談をもとにした歌だそうで、さらにシングル盤は16歳当時の家入さんのヴォーカルが使われているそうで、今の彼女の歌声とライブなどで聴き比べるのも良いかもしれません。

3.「春の歌」('05)/スピッツ

スピッツが2005年にリリースしたシングル。最初はアクエリアスのCMソングでしたが、近年になってロッテのガーナチョコレートのCMソングに採用されて、バレンタインのイメージが定着した歌です。こうして複数の商品のCMソングになっていることからも名曲さがわかりますが、スピッツ節とも言える一聴すると馴染みやすいメロディーラインでありながら聴き応えのある楽曲と政宗さんによるヴォーカル、何より春をテーマにした楽曲という明るさが、バレンタインにチョコが貰えなかった悲しみなんか吹き飛ばす楽曲であると言えます。また、よく聴くとスピッツの歌詞特有の深みがあり、悲しみをぐっとこらえる男の悲哀も感じさせる楽曲です。

4.「チョコの奴隷」('13)/SKE48

2013年にSKE48がリリースしたこの曲。バレンタインに振り回される男の子の心模様をアップテンポな楽曲と彼女たちらしい力強いヴォーカルで歌った楽曲で、彼女たちのライヴでも盛り上がる曲のひとつとして知られています。やはりこの曲の歌詞のように、バレンタイン1日ドキドキして過ごした人々は多いのではないでしょうか。徒労に終わってしまったという人も、数パーセントでもドキドキできたということに感謝しようではありませんか。この曲を聴くと、バレンタインという制度そのものに感謝したくなる…というのは言いすぎでしょうか。ただ、この曲の持つ華やかさは全てを肯定してあげたくなるはずです。

5.「チョコレート」('01)/木村カエ

木村カエラさんが2011年にリリースしたアルバム『8EIGHT8』に収録されたバラード曲。チョコレートというタイトルではあるものの、チョコレートそのものやバレンタインということとは歌詞上は無関係な楽曲ですが、恋人同士が恋愛を重ねていく上で大事なこと、感情の伝え方をチョコレートの甘さと置き換えたこの曲は、今年チョコを貰えなかった読んでいるあなたにこそ聴いてもらいたい曲です。来年のバレンタイン、せっかくできた恋人を失ってしまわないように、この曲を聴き込んで、相手のことを思いやる強さを持ってみては?今年貰えなかったその悔しさは、罵詈雑言に変えることなく、今回紹介した5曲を聴き込むことで来年のバレンタインにつなげましょう!

著者:佐久間トーボ

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

新着