まだ間に合う! 夏フェスで聴けるか
もしれない意外な5曲

夏ど真ん中、フェスシーズン真っ只中! 今年も毎週末のように、全国津々浦々で夏フェスが開催されてますが。『FUJI ROCK FESTIVAL』や『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』といった大型フェスが幕を閉じ、「2014年の夏は終わった」と思っている人はまだ早い! 8月後半、9月以降も面白そうなフェスは目白押し。ここではこれから行われるフェスを紹介すると同時に、“今年、夏フェスで聴けるかもしれない意外な5曲”を紹介。休みも取れないし、お金だってかかる。ひと夏に行けるフェスが限られてしまうのも分かります! でも、今年は無理してもう一丁、夏の思い出作りませんか? 俺たちの夏はまだ終わらない!!

「Bohemian Rhapsody」('75)/クイー

2000年8月、都市型フェスティバルとして誕生した『SUMMER SONIC』。東京と大阪で同時開催という画期的な形式と、都心から1時間で会場に行けてしまうという利便性、ジャンルを問わぬ国内外の豪華アーティストの招聘などで、あっと言う間に日本を代表する巨大フェスに成長した。これまでも数多くの国内外の大物が登場して驚かせてきたが、今年のヘッドライナーはアークティック・モンキーズ、そしてクイーン+アダム・ランバート! 今年のヘッドライナーがクイーンと聞いた時は、「ついにサマソニは故人まで招聘出来るほど強大なフェスになったのか!」とビックリしたが、そうじゃなくて。今回はブライアン・メイ、ロジャー・テイラーといったオリジナルメンバーに、アダム・ランバートをヴォーカリストとして迎えてのサマソニ出場。ここは大名曲「Bohemian Rhapsody」を聴いて、感動したい! しかし、8月17日(日)のMARINE STAGEラインナップ、木村カエラ~DREAMS COME TRUE~リッチー・サンボラ~アヴリル・ラヴィーン~クイーン+アダム・ランバートって、どうかしてるよ!(笑) 個人的にはジャニーズ初のロックフェス出演となるのTOKIOも注目。あと、クラフトワークがしっかり見たいので、『SONIC MANIA』に行こうかなぁと思ってまっす。

「田園」('96)/玉置浩二

2008年、『Zepp tour』からスタートしたMINMI主催の『FREEDOM』。MINMI、RED SPIDER、湘南乃風、KENTY GROSS、BESらをメインに、毎年規模を拡大しているこのフェス。今年は8月23日(土)に宮城、8月30日(土)と31日(日)は淡路島、9月6日(土)は宮崎と3会場4日間にて開催。レゲエに限らず、多彩なアーティストが出演するこのフェス。今年は青山テルマ、加藤ミリヤ、サンボマスター、氣志團、10-FEET、RIP SLYME、西野カナ、ナオト・インティライミといった豪華ラインナップに加え、さだまさし、玉置浩二といった、フェスではなかなか観ることのできない大御所アーティストも出演! 青空の下で聴くさだまさしの漫談…おっとコンサートトークも楽しそうだけど、アコースティックギターを掻き鳴らしながら、野外の巨大ステージで玉置浩二が「田園」など名曲の数々を歌う姿は想像するだけでゾクゾクします! ちなみに玉置浩二は『2014 神宮外苑花火大会』にも出演…フェスじゃないけど。当然、フェスで聴くMINMIの「シャナナ」や湘南乃風の「睡蓮歌」も最高に決まってるので、この夏、もう一丁思い出を作りたいという人におススメのフェスです!

「止まらないHa~Ha」('86)/矢沢永

今年は『ROCK IN JAPAN FESTIVAL』、『SUMMER SONIC』と数々の夏フェスに出演している矢沢永吉。8月29日(金)にはスペースシャワーTV主催『SWEET LOVE SHOWER 2014』に出演! 1996年より日比谷野外大音楽堂で開催されていた歴史も古いSLSは、2007年に山中湖に会場を移して8回目の開催。富士山を臨む最高のロケーションで開催される。世界文化遺産に登録された富士山をバックに、日本ロック遺産と言える矢沢永吉のステージが観れるなんて、なんて贅沢なんでしょう!? フェスの楽しみとして、「普段はなかなかライブに行きづらいアーティストが観れる」という面もあって。矢沢永吉の日本武道館なんて一度は観てみたいけど、熱狂的なファンの人たちがいるところに飛び込むのは勇気がいるというのも正直なところ。その点、フェスならライトなファンでも安心してタオル投げに参加することが出来ます! ちなみに今年のSLSは、岡村靖幸、山下達郎、憂歌団といった、フェスではなかなか見れない貴重なアーティストも出演。興味本位でステージを見たら、どっぷりハマってしまうなんてこともあるはず。

「Everyday、カチューシャ」('11)/
AKB48

“「ありえない」を形にする”をテーマに、氣志團が立ち上げた『氣志團万博』。2012年に第1回目が開催され、アーティスト主体…いや、氣志團だから集められたジャンル不等のとんでもないメンツに度肝を抜かされたこのフェス。3回目となる今回は「2日じゃ足りない」とばかりに9月13日(土)~15日(月・祝)と、3日間に渡っての開催! ももいろクローバーZ、VAMPS、黒夢、シド、ゴールデンボンバー、そして和田アキ子(!)と、今年も信じられないラインナップが一同に会することで話題を呼んでいるのが、中でも注目すべきはAKB48の初参戦! 「Everyday、カチューシャ」以外も、「真夏のSounds good!」、「さよならクロール」など、たくさんの夏ソングの名曲があるAKB48。青空の下でAKB48見てたら、「あ~、このまま夏が永遠に終わらないでほしい」とか思うんだろうなぁ…。と、ここまで書いたところで、同じくAKB48が出演、さらにNMB48も出演する、9月13日(土)~15日(月・祝)開催の『コヤブソニック2014』に、新垣隆先生出演の報が! わはは、フザケたなぁ!!

「The Negative One」('14)/Slipkn
ot

2012年8月、アメリカで行われた絶叫のダークカーニバル、スリップノット主催の『KNOTFEST』が日本初上陸! 11月15日(土)、16日(日)の2日間に行なわれる『KNOTFEST JAPAN 2014』。スリップノット、リンプ・ビズキット、 コーン、ラム・オブゴッド、トリヴィアムといった豪華海外勢に加え、日本からもマキシマム ザ ホルモン、MAN WITH A MISSION、ONE OK ROCKといった豪華アーティストが参加。先日、このフェスのプロモーションで訪れたスリップノットのリーダー・クラウンは、「KNOTFESTをアメリカ以外でとなった時、日本以外思いつかなかった」と語り、日本を大絶賛! 日本での開催に賭ける並々ならぬ想いに、どんな凄ぇフェスになるのか期待せずにはいられませんっ!「The Negative One」は近日リリースとなるニューアルバムから先行配信された、彼らの6年ぶりとなる新曲。深夜、ひとりで観るにはなかなか勇気のいるMVも最凶で最高です!

著者:フジジュン

OKMusic編集部

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