“6月の花嫁”に贈る、ハッピーウェディングソング5選!

“6月の花嫁”に贈る、ハッピーウェディングソング5選!

“6月の花嫁”に贈る、
ハッピーウェディングソング5選!

“ジューンブライド”って聞いたことあるよね? “6月に結婚する花嫁は幸せになれる”という言い伝え。てっきり、梅雨の人気のない時期に向けた結婚式場の戦略かと思っていたんだけど(笑)、ギリシャ神話に登場する結婚や出産の女神・ジュノが守護する月が6月なんだとか。現在の状況下、式場側も呼ぶ方もお呼ばれする方もいろいろ葛藤はあるかもしれないけれど、それぞれがさまざまな工夫を凝らしたりしながら、記憶に残るハッピーなアニバーサリーになるといいですね! ということで、ウェディングを彩ってくれる選曲を妄想してみたのでご紹介。あなたならどんな曲をどこに持ってくる?
「シンデレラガール」収録アルバム『King & Prince』/King & Prince
「TRUE LOVE」収録アルバム『FUMIYA FUJII ANNIVERSARY BEST “2535”L盤』/藤井フミヤ
「結婚闘魂行進曲「マブダチ」」収録アルバム『蔑衆斗 呼麗苦衝音』/氣志團
「家族になろうよ」収録アルバム『HUMAN』/福山雅治
「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」収録アルバム『EXPRESSIONS』/竹内まりや

「シンデレラガール」(’18)
/King & Prince

「シンデレラガール」収録アルバム『King & Prince』/King & Prince

「シンデレラガール」収録アルバム『King & Prince』/King & Prince

【入場】来場者のこの日一番の注目シーン、新郎新婦の入場! ベタにワーグナーやメンデルスゾーンの結婚行進曲っていうのもいいけれど、ここはやっぱり最大の華やかさとキラキラ感が欲しい!ということで、選んだのはキンプリことKing & Princeのデビューシングル「シンデレラガール」! TBS系ドラマ『花のち晴れ ~花男 Next Season~』の主題歌でもあったこの曲、ジャケット写真や収録内容の異なる全5形態で発売され、初回プレス分にはなんと“トーク&ハイタッチ イベント”への応募シリアルナンバー封入という、応援することでキュンキュンできる素敵な仕掛けつき(笑)。やっぱりね、幾つになってもお姫様扱いされて嬉しくない女子なんていないんですよ。だから、サプライズで新郎が急にマイク持って《やがて 魔法が解ける日が来たって 幾つになってもボクはキミを守り続ける》とか歌ってくれちゃったりしたら、キューン❤&場内が沸いてくれるんじゃない?なんて、想像するだけでニヤニヤしちゃいます(笑)。

「TRUE LOVE」(’93)/藤井フミヤ

「TRUE LOVE」収録アルバム『FUMIYA FUJII ANNIVERSARY BEST “2535”L盤』/藤井フミヤ

「TRUE LOVE」収録アルバム『FUMIYA FUJII ANNIVERSARY BEST “2535”L盤』/藤井フミヤ

【ムービーBGM】今やウェディングパーティーのプログラムには欠かせないムービー。式の最後に、その日の様子を速攻編集で流すなんて早業もあるみたいだけど、生い立ちや馴れ初めだったり交際中の思い出とかなら、「TRUE LOVE」をバックにいかがですか? 楽しい時ばっかりじゃない、いろんなことがあって辿りついた今日だよね、そんなムービー上の写真だけじゃないたくさんの場面が、観ている人の脳裏にも浮かんでくるようなしっとり切ないラヴソング。藤井フミヤがチェッカーズ解散後、本格ソロ始動の第一弾シングルとしてリリースされ、主題歌として起用されたフジテレビ系ドラマ『あすなろ白書』で、木村拓哉が石田ひかりを後ろから抱きしめた“あすなろ抱き”が話題に! フミヤ本人も披露宴で何度となく歌ってきたらしいけれど、個人的にこの曲に結婚式のイメージがあるのは、とんねるずが司会を務めたフジテレビ系バラエティ『ハンマープライス』にて、“結婚披露宴で藤井フミヤが「TRUE LOVE」を歌ってくれる権”を巡ったオークションで、結婚式を控えた女性が100万円超えで落札、当日フミヤの歌声に涙していた映像があまりにも印象的だったから。まぁ、ご本人登場には負けるけど(笑)、きっと素敵な彩りを添えてくれる曲だと思います。あっ、お色直しの再入場の際にもいいかもしれない♪

「結婚闘魂行進曲「マブダチ」」
(’04)/氣志團

「結婚闘魂行進曲「マブダチ」」収録アルバム『蔑衆斗 呼麗苦衝音』/氣志團

「結婚闘魂行進曲「マブダチ」」収録アルバム『蔑衆斗 呼麗苦衝音』/氣志團

【余興】宴において、一番の盛り上がりどころはやっぱり余興じゃないでしょうか。できれば新郎の友人が数人でおもしろ可笑しく盛り上げてくれれば最高! そんな時、曲や詞、振付けに仮装と言う事無しなのが氣志團の「結婚闘魂行進曲「マブダチ」」! ノリのいい明るくアップテンポな曲に、友人の結婚を祝う言葉が並ぶこの曲は彼らの通算6枚目のシングルで、MVでは実際に式場で余興を披露しているシチュエーションが収録されているのもイメージしやすいところ。途中イントロではメンデルスゾーンの「結婚行進曲」が引用されていたりと、もはや余興に使ってくれと言っているも同然のナンバー(笑)。このご時世、なかなか難しいところもあるかもしれないけれど、遠方からのオンラインやビデオレターで《幸せになってくれよな 俺達の自慢のマブダチよ》とか歌われたら、笑いながらも結構泣けるような気がするな。

「家族になろうよ」(’11)/福山雅治

「家族になろうよ」収録アルバム『HUMAN』/福山雅治

「家族になろうよ」収録アルバム『HUMAN』/福山雅治

【花束贈呈】楽しいのもいいけれど、感動シーンも欲しくなるのが人間というものであります。両親への手紙の朗読からの花束贈呈は、当事者じゃなくてもうっかり涙してしまうもの。そんな時に福山雅治の「家族になろうよ」が流れてきたら…もう泣くしかないでしょ。2011年、東日本大震災で全国ツアーを約1カ月中断している間に作ったというこの曲、これから家族になる相手だけでなく両親や祖父母への感謝と愛情が綴られており、人と人との絆が再認識された当時どれだけの人がこの曲に救われたのか…。その中から《どんなことも超えてゆける 家族になろうよ》という歌詞を、帝国書院発刊の公民の教科書にて“家族”を考える題材として紹介しています。歌詞はもちろんだけど、福山さんの深く暖かい声がより温もりを感じさせてくれている、そんな気がしてなりません。人生で一度、自作の泣ける場面を演出するならぜひオススメしたい名曲です。

「家に帰ろう
(マイ・スイート・ホーム)」(’92)
/竹内まりや

「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」収録アルバム『EXPRESSIONS』/竹内まりや

「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」収録アルバム『EXPRESSIONS』/竹内まりや

【退場】最後はやっぱり、さわやかに誰もが温かい気持ちで“いい式だったな、こっちまで幸せな気分になっちゃったよ”、そんなふうに思いながら、拍手で送りたいものです。1992年、アルバム『Quiet Life』からのシングルカットとして発売された竹内まりやの「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」。エステティックのTBCがこの曲を起用したCMで、坂井真紀がつぶやく“ぜったいトリコにしてみせる”が、同性の共感とともにその笑顔がキュートすぎると話題に! 実を言うと、私の兄が実際に結婚式の退場で流していたのですが、正直なところ祝福しきれない気持ちで迎えた当日、最後にきてこの曲をバックにあんまり幸せそうに笑っている兄を見て、そんな顔するんだったら仕方ないなもう…と思わされた雪解けの曲でもありました(苦笑)。ちなみに、20年以上経った今でも兄家の冷蔵庫には凍りかけた愛は入っておらず、あの日に誓っていた“記念日は必ず一緒にお祝い”を未だに実行している模様。何十年先も帰りたくなるスイート・ホーム、6月の花嫁ならきっと作れるはず♪ Congratulations!

TEXT:K子。

K子。 プロフィール:神奈川・湘南育ち。DIE IN CRIESで“音楽=音を楽しむ”ことを知り、好きな音楽の仕事がしたい!とOLをやめてオリコン株式会社に9年所属。どっぷりの反動で旅行業界に転職後、副業で旅・エンタメ関連のWEBで執筆するも、音楽への愛が止められず出戻り人に。愛情込めまくりのレビューやライヴレポを得意とし、ライヴシチュエーション(ライヴハウス、ホール、アリーナクラス、野外、フェス、海外)による魅え方の違いにやけに興味を示す、体感型邦楽ロック好き。

OKMusic編集部

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