【LEO】7年という月日があったからこ
そ
できた最高の作品
取材:土内 昇
数々のコンピレーションへの参加や第一線で活躍する多くのアーティストたちと共演を果たしてきた、実力派R&BヴォーカリストのLEO。彼にとって“歌”とは何だろうか?
自分にとって歌とは、“人生”。歌うとは、“生きる”ということです。歌は実体験をもとに作詞をしたり、メッセージを込めたりしているので、等身大の自分がそのまま反映されています。また、メロディーに感動し、心に響き、自分を変えてくれる。まさに“人生”そのものです。そして、歌うということは、自分の存在意義を確かめるもの。歌うことで自由を感じ、自分の声を必要としてくれる人へ伝えることができる。心の声を叫ぶことで、力強く“生きる”ということを実感できます。
2005年からソロ活動をスタートさせてから7年、そんなLEOが既発曲をはじめ、バラードやアッパー、コラボ曲などさまざまな楽曲を収録する1stアルバム『ONE VOICE』を発表した。
1stアルバムと言っても、自分の活動が凝縮されたベストアルバムのような作品になりました。このアルバムには、今までの活動や今の自分、そして次に向かってのメッセージ…全てが詰まっています。7年という月日があったからこそできた最高の作品だと思っています。
そのアルバムに“ONE VOICE”というタイトルを掲げた想いとは?
“ONE VOICE”は、Bob Marleyの“ONE LOVE”という言葉からきています。つまり、“ひとつの声”。その“ひとつ”は“みんなでひとつ”という意味で、“みんなの声”です。人間の持つ本当の声。本当の声を伝えたくて、ソロ活動を始めた時から意識して使っている言葉です。
また、本作の中でも特に彼の魅力を引き出しているのが、バラード「君がくれたもの」である。
リード曲ということもあって、プロデューサー陣にいろいろと協力してもらってできた作品です。よりたくさんの人に聴いてもらえるように…なおかつ自分の色を壊さないように。自分の書いた歌詞も別れた恋人への気持ちを綴ったリアルなものなので、とても思い入れ深い作品になりました。
最後に渾身のアルバム『ONE VOICE』を聴いてくれるリスナーへのコメントをもらった。
この『ONE VOICE』にはさまざまなメッセージが込められているので、ぜひ心で聴いていただきたいと思います。インタールードを含む全14曲を通して聴いてもらえると、より“LEO”を感じていただけるかなと思います。『ONE VOICE』から少しでも何かを感じていただけたら嬉しいです。
2005年から活動をスタートした、R&Bソロ・シンガー。唯一無二の歌声とR&Bを愛するマインドを武器に多くの共演や客演を経験してキャリアを積み、日本のR&Bシーンを代表するプロジェクト・イベント『SUGAR SHACK』の男性ヴォーカリストのシンボルとして抜擢される。2012年2月、1stアルバム『ONE VOICE』をリリースし、iTunesチャート総合9位を記録。収録曲の中でもリード曲「君がくれたもの」はLEOの代名詞となる。同年11月にシングル「光」をリリースすると、12月にはバラード・ソング「愛しくて」を配信リリース。2013年2月にリリースされた、2ndアルバム『EMOTION』はiTunes R&B/ソウル・アルバムチャートで1位を獲得する。同年11月、インテリア・ショップ『Francfranc』のコンピレーション・アルバム『Francfranc presents Fun Fun Christmas』に、クリスマス・パーティーソング「Fun Fun Christmas/シェネル×TEE×LEO」を提供し、話題を呼んだ。オフィシャルHP
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