【ジ・エンプティ インタビュー】
今回のEPを出すタイミングが
ジ・エンプティにとって
新しいスタート
自信をつけるためにも
このツアーを成功させたい
3曲目の「あいつの唄」は応援ソング的な楽曲ですね。
ヒナ
そうですね。どの曲でも身の回りに起きたことを歌っているんですけど、これは大学の友達のことを歌っています。なかなか課題ができなかったり、授業に出られなかったりして留年しちゃった子がいて。留年してしまったんですけど、自分がやりたいことをとことんやる子なんですよ。応援したくて、その子に向けて作りました。
まさに歌詞で背中を押す応援ソングとなっていて、サウンドは疾走感にあふれ、音でも聴く者に勇気と元気を与えてくれる楽曲になっていますね。
ケンノスケ
この曲は最後のほうで三連になっていたりして、ベースを弾いていて気持ち良いんですよ。ベースラインは曲が出来上がった時からほとんど変わってないですね。最初から完成された感じでした。
シンノスケ
ギターに関してはいかに疾走感を出すかを意識しましたね。
タイキ
ドラムもそうですね。疾走感のあるリズムを意識していました。「さよなら涙」ほどではないんですけど、この曲も叩いたことのないパターンがあったりしてチャレンジしています。
4曲目は「思い出は甘いままで」ですが、これはストーリー性の強い曲になっているような印象を受けました。
シンノスケ
これは僕が作ったんですが、フランスに行った時に、歌詞にも書いたとおりなんですけど、街を歩いていたら丸い窓から女の子が外を覗いていたんです。“可愛いなぁ”ってひと目惚れしちゃって、そういう思い出から曲を作っていきました（笑）。そういう出会いって奇跡だと思ったし、こういうかたちで曲にできて良かったです。ちなみに当時の僕は童貞でした（笑）。
（笑）。演奏面に関してはどういうこだわりが？
ケンノスケ
ベースに関してはサビですね。そのフレーズが曲にすごく合っていると思っているので、自分としては“サビのベースを聴いてくれ！”って感じです（笑）。
ヒナ
そういうことを言うんだったら、ヴォーカルに関しても僕の声質にこの曲が一番合っていると思っています。音域も自分が歌っていて気持ち良い高さなんですよ。すごく落ち着いてしっかり歌えるので、ライヴで歌っている時も“いい感じに歌えているなぁ”って実感できるくらいです。
このEPをリリースしたあとには、12月18日から東名阪福を回るツアーが控えていますね。
ヒナ
今回のEPは僕らにとって新しいスタートになる作品なので、ツアーもEPと同じ“神様からの贈物”というタイトルにしました。それくらい今回のツアーも僕らにとって重要だと思っています。これまでにライヴに呼んでくれたバンドや対バンしてみたいと思っていたバンドに声をかけて、東京、名古屋、大阪に出てもらえることにもなったし。
ケンノスケ
対バンで出てくれるバンドはみんなカッコ良いので、僕らも負けないようにカッコ良いステージをしたいと思います。
ファイナルの福岡はワンマンですね。
ヒナ
はい！ まだまだワンマンはハードルが高いんですけど、ここで挑戦したいと思って。やるからには絶対に成功させたいと思っています。
タイキ
東名阪を対バン形式で回って、そこでいろんな刺激をもらいつつ、最後の福岡でのワンマンで一歩上に行ったエンプティを観てもらいたいです。
シンノスケ
対バンもラストのワンマンも、僕らにとって大きなチャレンジです。自分たちが自信をつけるためにもこのツアーを成功させたいですね。自分たちも楽しみにしているので、ぜひいろんな方に観てもらいたいです！
取材：田中隆信
「神様からの贈物」MV
『神様からの贈物 e.p.』視聴Trailer
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