気になるワードでディグる! 〇〇なMV

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平昌開幕!
冬季オリンピックにまつわるMV特集

2月9日、ついに平昌オリンピックが開幕しました。それにちなんで、歴代冬季オリンピックのテーマソングや、ウィンタースポーツをテーマとして取り扱っているMVをご紹介します! 1月は都内でも大雪が降るなど大変な日が続きました。暦はゆっくりと春に移り変わる中、まだまだ大寒波が続いていますが、平昌オリンピックで雪を溶け焦がすような熱い思いに触れてみませんか?

「START」(’14)
/Every Little Thing

まずは、2014年に開幕したソチ冬季オリンピックのテレビ東京系の中継テーマソング。《それは一瞬の輝き》と始まるこの曲は、ひとりの少女がスケート選手として成長するまでの過程をつぶさに描いたMVに。メンバーの吐く白い息が冷たいリンク上の感触を私たちに伝え、初めは見えなかった少女の息も最後は白くなっていく。成長してパッと明かりがつく場面は、舞台に立つという夢を叶えた瞬間だ。勝敗は描写されないが、だからこそ努力が際立って、ドキュメンタリーとして成立している。

「number one」(’14)/絢香

続いてこちらも、ソチ冬季オリンピックに関連した楽曲を紹介。フジテレビ系ソチ五輪中継テーマソングとして新たに書き下ろされた楽曲でもある。このMVは真っ白な雪の中に対照的な真っ黒なコート、帽子、手袋で身を包んだ絢香が登場する。雪の中でグランドピアノを弾く姿がなんだかちょっと男前だ。かと思えば、ゲレンデで雪とじゃれている絢香はなんとも可愛らしい。『number one』のタイトル通り、オリンピックに相応しい曲のひとつでしょう。

「White Night」(’16)/UP10TION

せっかくなので、韓国のアーティストの楽曲もピックアップ! UP10TIONは10人編成の韓国の男性アイドルグループ。曲自体はラブソングだが、MVではアイスホッケー部の人間関係をドラマ仕立てに描いている。恋愛と友情がからまり合い、殴り合ったりと少し血なまぐさい描写もあるけれど、スポ根魂とでも呼べるような熱い思いが伝わってくる。終盤、メンバー達が実際にホッケーをプレイするシーンはドキドキする躍動感があり必見。特に炎の演出のなか、スティックが燃えながらぶつかりあうシーンは一瞬だが美しい。

「TAKE ME HOME」(’12)
/MAN WITH A MISSION

異常に上手いスノボが印象的なので覚えている人も多そうだが、こちらはマンウィズがひたすらスノーボードをしまくるMV。真冬のはずなのに不思議と寒さを感じない、むしろ夏のスポーツのような爽やかさがある。口当たりがよく、思わず何度もリピートしてしまうだろう。“マンウィズ×スノボ”という組み合わせも意外性があってわくわくさせてくれる。それにしてもここまでのキメ技を見せるとは、さすが究極の生命体と言わざるを得ない。

「サザンカ」(’18)
/SEKAI NO OWARI

ラストは現在開催中の2018年平昌オリンピックのテーマソングに起用されている、SEKAI NO OWARIの最新MV! Fukase(Vo)と神木隆之介の兄弟役が早くも話題になっているが、《夢を追う君へ》と繰り返される通り、オリンピックに限定された楽曲ではなく、全ての“夢”を応援する温かくて優しい曲だ。MVで展開されるのは、美術の世界に没頭する弟・花斗(神木)と、温かいご飯を作って見守る兄・草介(Fukase)の物語。MVの鍵となるご飯は、お腹が空くくらい美味しそう。冬期オリンピックに燃える中、やさしくほっと一息つかせてくれるMVだ。

TEXT:辻瞼

OKMusic編集部

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