気になるワードでディグる! 〇〇なMV

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これってデジャヴ? 
テレビ番組風MV特集!

なんだかこのMV、初めて聴く曲なのにどこかで見たことあるような…?そんなデジャヴを感じるのは、身近なテレビ番組をモチーフにしているからかもしれません。過去に放送されていた有名番組のパロディー、オマージュ、ニュース番組など、何気なくテレビをつけたら始まる個性豊かなMVを集めてみました!

「アイドル feat.100人のアイドル」
(’15)/ミオヤマザキ

かつてテレビ東京で放送されていたアイドルオーディション番組『ASAYAN』のパロディー。リアルなオタクが山の中でアイドルについて語るドキュメンタリーで始まって、公募で集まった100人のアイドル達がスタジオで歌っている場面につながる構成だ。オーディション中のアイドル達の楽しそうな様子も映っている。中には自称=素人アイドルも混じっていて、番組のリアルな再現をしつつも、アイドルの定義があいまいに。アイドルファンによるアイドルとは何か?!を追求したMVだ。

「はいYES Short ver」(’15)
/ユニコーン

お茶の間でテレビをつけると、突然家族に誕生日を祝われるおじさん。誰も見ていないテレビで音楽番組が始まるが、歌っているのは奥田民生(Vo)…じゃない! 既存の芸能人を思わせるコスプレタレントも次々登場。そのほとんどはおじさんだ。しかもいつまで待ってもユニコーンは出てこない。番組のランキングで肝心の1位が現れる前にShort verは終了。1位にはユニコーンが登場する…のだろうか?

「Crazy Party Night
~ぱんぷきんの逆襲~ 」(’15)
/きゃりーぱみゅぱみゅ

暗い部屋でロッキングチェアーを揺らしながら、顔の見えない男性がテレビをつけると、ピンクのスーツで金髪のアナウンサーに扮したきゃりーがコミカルに動き回って、「奇妙なパーティー」の潜入レポートを始める。きゃりー以外のキャストは被り物をしていたり外国人だったりでアメリカンな印象。一見派手なはずの色をガンガン使っているのに、ケバケバしくなく、曖昧で不安な印象を作っている。途中料理番組に切り替わりつつも、赤ちゃんの頭で白馬の体の人形や、恐竜の頭で鳥の体の人形をバケツで煮込むという、恐怖のクッキング。曲が終わると冒頭の男性がやっとこちらを向くが、作り物みたいな怖い顔!

「新宝島」(’18)/サカナクション

ザ・ドリフターズの番組『ドリフ大爆笑』のオープニングをがっつりオマージュ。電飾が光る「新宝島」の文字を背景に階段が伸びるセット、サビ前の動きは完璧にドリフそのもの。後ろのダンサーたちも衣装の色がドリフより鮮やかなだけで、動きは完コピだ。ダンサーのポンポンがメンバーの顔に近すぎたり、途中メンバー紹介のような映像が挟まれるなど、ドリフを見ていた世代の人はその細かい再現にびっくりするかもしれない。

「イメージセンリャク」(’18)
/ゲスの極み乙女

主人公は1人の女性。職業は女優だ。その人生を追うように、ひとつのテレビ番組が始まる。だんだん評価されてテレビ出演が増えるものの、売れっ子になった途端“出すぎ”と批判され、とうとう番組へ出演する女性の体から糸が伸び、操り人形になってしまう。自分でその糸を断ち切って自由になった途端、今度はスキャンダルになったりと皮肉が効いている。その女性を最初から最後まで見守るように、バンドメンバーが脇役で登場。女性が自分でつけたテレビにはいつもメンバーが映っている演出だ。弱さと力強さが共存した、メッセージ性の強いMV。

TEXT:辻瞼

OKMusic編集部

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