『僕らの闘いは続いていくツアー』東京公演フライヤー

『僕らの闘いは続いていくツアー』東京公演フライヤー

【irienchy×YENMA×
ワンダフル放送局 鼎談】
3バンドで
最高のイベントを作りたい

やっぱりシンプルに
ライヴがいいバンドとやりたい

irienchyが思う、YENMAとワンダフル放送局の魅力というのは?

宮原
まず、YENMAはカッコ良くて可愛い子たちっていうのが見た目の第一印象だったんですけど、実際にライヴを観たらすごく泥臭いパフォーマンスをするバンドで、そのギャップに驚かされましたね。誘った理由もそこが一番でかいので、来てくれるお客さんはぜひ注目してほしい。もちろん、光くんと希実ちゃんの歌がマッチしているところも大好きです。
池田&深澤
恐縮です!
宮原
ワンダフル放送局には、わりとirienchyに近いものを感じたというか。曲にも表れているとおり、僕はそんなに強くない人間なんですけど、wanくんもきっとそうなんだろうなと思ったんです。弱い人に寄り添ってくれるような歌を歌っていたから。一方で、破天荒さも魅力ですね。極端に言うと、何が起きたとしても全部どうでも良さそうに見える。ライヴへ向かうためのバスにも平気で遅刻するし(笑)。“ギターだけを持ってどこへでも行きますよ”みたいな勢いがあって、男前な性格なのがカッコ良いなって。
wan
いろいろ暴露されている感じで恥ずかしいですね(笑)。
本多
ライヴそのものが大好きだから、やっぱりシンプルにライヴがいいバンドとやりたいんですよね。中でも、聴かせたい歌をしっかりと聴かせられる、前に出せるバンドが理想で。YENMAもワンダフル放送局もそこが意識できているし、颯くんが言った泥臭さとか、現場ならではのMCも魅力的なんです。ワンダフルだったらwanくんが即興で歌ってくれたりね。ああいうのがめちゃくちゃ感動するのよ、俺。
宮原
wanくんは即興の曲を毎回ステージでやってくれるんだよね。あまりにも素敵なので、最近のツアーではつい真似しちゃってます。
wan
マジっすか!? 嬉しいです。
本多
YENMAも“絶対に日本武道館でやります!”とMCでいつも言っていて、その信念や熱量がどんな場面でも揺らいでいないよね。一本一本のライヴを真剣にやっていることが伝わってくる。そんな2バンドとirienchyが対バンしたらどうなるんだろうっていうワクワクから誘ってもいます。
宮原
YENMAもワンダフル放送局も、お客さんが絶対に楽しめるライヴをやってくれるからね。
本多
名目上は僕らのレコ発なんだけど、“3バンドでひとつのイベントを作るぞ!”っていう気持ちですね。
宮原
まったく聴いたことがない人が観ても楽しいと思ってもらえるはずです。

YENMAとワンダフル放送局の好きな曲を挙げるとすると?

宮原
ワンダフル放送局だと「interest」ですね。ツアーに行く時の車内で流していたりします。《面白いことが起きそうな予感 これを「生きてる」って言うんだよな?》と始まるんですけど、僕はそこに「スーパーヒーロー」と同じようなワクワク感があると思っていて。
本多
ワンダフルは「会いにゆくのだ」が圧倒的に好き。強烈なサビから始まって、いきなり4つ打ちのシンバルが響く演奏と《綺麗な街を抜け出して 光の雑踏をかき分けて 君に会いにゆくのだ》と切り出す歌詞がバチッと噛み合っている感じがたまらない。
宮原
響平はワンダフルのドラマーのみやじくんが大好きなんだよね?
本多
僕が尊敬するドラマーさんのお弟子さんなんです。そう言えば、前回の対バンってちょうどみやじくんがワンダフルに加入した日だったよね。
wan
そうです。みやじに伝えておきますね。僕らの好きな曲の話は聞いたことがなかったから新鮮でした。対バンする時も「interest」と「会いにゆくのだ」は必ずやります!
宮原
YENMAは「Blue Monday」が好きです。こないだカラオケに行って歌った時も思ったんですけど、光くんと希実ちゃんの歌のかけ合いが素晴らしくて! ライヴではふたりを恋人みたいな感じで妄想しながら観ていますね。ガツンと盛り上がる曲なら「シャンデリア」。拳を掲げたりするのが得意じゃない僕も、《グルグルグルグルグルグル グルグル グルーヴ》のところはこっそり手を回して楽しんでいます(笑)。
本多
ライヴをサポートさせてもらった時は演奏してないんだけど、YENMAでは「あなたに花束を」が一番好きです。イントロから泣かせにきているって、あの曲は。1サビで少し落ちる感じとか、後半に想いがあふれていく展開がストライクすぎる。
深澤
えー、そうだったんだ!?
池田
相思相愛のバンドに褒めてもらえると、すごく励みになりますね。ワンダフル放送局とは初めてなんですけど、話を聞いていてもグッとくるライヴをしてくれそうだし、この3組で対バンできるのが本当に楽しみです。
宮原
これまでYENMAとワンダフル放送局の企画に誘ってもらったことはあるけど、irienchyが呼ぶのは今回が初だもんね。
池田
イェーイ!
wan
呼んでくださってありがとうございます!

では、最後に4月16日の渋谷Spotify O-Crestでのライヴに向けて、改めて意気込みをお願いします。

池田
YENMAワールド全開でやりますので、いろんな人に観に来てほしいです。化学反応がめっちゃ楽しみ! 僕らは新体制初のライヴでもあって、また節目のタイミングでirienchyと一緒になるっていうね。
深澤
irienchyのレコ発としても、新生YENMAとしても大切なライヴになるので、よろしくお願いします!
wan
まだ東京で仲良くしてくれるバンドもそんなにいない中、ワンダフル放送局を誘っていただけたのが本当に嬉しいんです。しかも、大好きなirienchyに呼んでもらったからには気合の入った演奏を届けたい。いい日になるのは間違いないんですけど、YENMAを含めた3組の相乗効果でもっと最高の日にしたい、お客さんもみんなハッピーにしたいですね。
本多
さっきも言ったんですけど、irienchyの企画でありつつも3バンドそれぞれを等しく観てほしいです。歌モノのロック&ポップスを聴かせる共通点を持った、僕らがライヴパフォーマンスに絶大な信頼を置いているYENMAとワンダフル放送局だし、楽しすぎてあっと言う間の対バンになるんじゃないかなと。
宮原
自分が知らないバンドって時間を長く感じがちだけど、irienchyとYENMAとワンダフル放送局の対バンに関してはその心配はいらないと思います。この3組が揃えば絶対に楽しい日になるし、この日しかできないことも考えているので、初見の人こそワクワクしながら遊びに来てもらいたいですね。

取材:田山雄士

配信シングル「ソルジャー」/irienchy 2023年3月1日リリース BIGRANDE MUSIC
    • ※詳細はオフィシャルHP等をチェック

ライヴ情報

『DigitalSingle『ソルジャー』リリース記念 僕らの闘いは続いていくツアー 東京編』
4/16(日) 東京・渋谷Spotify O-Crest
OPEN 18:30 START 19:00
出演:irienchy、ワンダフル放送局、YENMA

irienchy プロフィール

イリエンチー:2020年1月、元MOSHIMOの宮原 颯(Vo&Gu)と本多響平(Dr&Cho)が新たに結成。同年4月に1stミニアルバム『START』、23年12月に1stフルアルバム『MISFIT』リリース。恥ずかしいほど正直な心の声や日常に潜んだセンシティブな感覚を紡いだ詩と、どこかほっとするメロディー。ポップにまとまりながら攻撃的な一面のあるテクニカルな演奏など、4人それぞれの感性が絡み合い、先が読めない非凡な可能性と美学を秘めた4ピースバンド。irienchy オフィシャルHP

ワンダフル放送局 プロフィール

ワンダフルホウソウキョク:大阪発の3ピースバンドで、キャッチコピーは“ドキドキとワクワクをテーマにPOPでROCKな音楽を届けるバンド”。
ソリッドなバンドサウンドと聴く者を揺さぶるwan(Vo&Gu)の歌声で人気を集めている。また、熱量の高さが音に変わって届いていくような、余韻の残るライヴパフォーマンスも魅力のひとつ。オフィシャルHP

YENMA プロフィール

エンマ:2013年に“Charles”を結成。14年に出演した『閃光ライオット』ファイナルで入場制限がかかるなど結成当初からその高い音楽性が注目を集めたが一度解散し、18年に再結成。4か月連続で自主企画ライヴを立て続けにソールドアウトさせる。20年8月にバンド名を“YENMA”に改名し、同年10月に初の全国流通盤アルバム『Piñata』をリリース。また、20年12月に渋谷WWWにて『Piñata』リリース記念ライヴを、21年4月には同会場で『YENMA 1st ONE MAN SHOW』を開催。22年3月、5月、7月と3カ月の自主企画『春の大三角形』を開催し、同年7月に「ロン・ロン・ロマンス」、11月に「走れ」、12月に「踊ラnight」配信リリースした。オフィシャルHP

OKMusic編集部

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