【INTERVIEW:
オメでたい頭でなにより】
ネガティブを嚙み砕いた上で
ポジティブなアウトプット
【G-NEXT POWER PUSH ! #10_INTERVIEW:オメでたい頭でなにより】
赤飯:“イチ”とか“ワン”とかに関連したひねりを考えていたんですけど、何だかしっくりこない感じが続いて。1回頭の中を真っ白にして、セルフタイトルにしてナンバリングしていこうってなって、それで“オメでたい頭でなにより1”となりました。
――思い入れのある楽曲はありますか?
mao:僕は「ピ」です。完成したものを聴いた時、作ってる時とイメージが一番変わったのが、この曲で。今までのオメでたにはなかったラブソングですね。
ぽにきんぐだむ:僕も「ピ」です。“これまで避けてきたラブソングをこのタイミングで絶対作らないとな”と思っていて。でも、歌詞が難航した時には“もうアルバムに収録するのをやめよう”って。結果、この中に「ピ」があることによって、僕たちはステップアップできたんじゃないかと思います。
ミト充:俺も「ピ」なんだよね…。
全員:あははは!!
ミト充:あとは、「HELL“O”」かな。今回のアルバムの中でもドラムが一番難しい曲で、発狂しながら録ってたんですけど、おかげで気合の入ったものが録れました。
324:僕は「ザ・レジスタンス」かなぁ。この曲はPENGUIN RESEARCHの堀江晶太くんと作曲しました。昔一緒にバンドをやっていて10年来の付き合いの中で、“また一緒にやってみようぜ”っていうところからスタートしたのがこの曲なんです。あと、「言葉のあやや」では作詞も担当しました。
――赤飯さんはいかがですか?
赤飯:「ピ」やな。
全員:(爆笑)。
赤飯:このバンドは“ネガティブを嚙み砕いた上で、ポジティブなアウトプットをする”ということをコンセプトとしてやっていて。音楽で寄り添うためには、ネガティブなところを見せることは別に悪いことじゃないって思っています。だから、今作はその第一歩で。そういう意味でも成長していると思います。
――みなさんにとって音楽とはどういう存在なのでしょうか?
mao:人と人のつながりかなって。音楽って音を楽しむだけじゃなくて、人とのつながりが大事なんじゃないかと思ってます。
ぽにきんぐだむ:音楽は人生最大のギャンブルだと思っていて。関わる人も作品もCDも、ひとつひとつがギャンブル。それが当たるか当たらないかっていう人生の中で生きているのかなって。
ミト充:音楽っていろいろな人が部品を作って、それで組み立てられたおもちゃだなと思っていて。そのおもちゃをみんなでどう遊ぶか…聴き方だってそうですし。
324:自分にできることは何だろうと考えた時に、僕は音楽しかないんですよね。なので、ただ単にこれしかないからこれをやっているだけ。音楽は自分自身のことだと思いますね。
赤飯:生きる術ですね。普通に社会に出ても生活できないし、音楽しかないと思ってます。ライヴが終わったあとに“生きている”という実感が得られる。きっと、これが一番人の役に立てるんだろうなって。
――2019年1月26日の日本工学院ミュージックカレッジ主催のライヴ、よろしくお願いします!
324:制作から音響、照明、舞台まで、全部学生のみなさんがやられるんですよね? 僕はみなさんの力をお借りして赤飯を吊したいです。一曲ずつだんだん上がってくの。
全員:ははは。
ぽにきんぐだむ:“あの時、オメでたを観たから今ここで仕事してるんです!”って言ってもらえたら嬉しいので、夢に協力できればいいなと思ってます。
赤飯:任せろ!
撮影:村上大地/取材:林 なな、木村圭汰
(日本工学院専門学校 蒲田校コンサート・イベント科)
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