【JAKIGAN MEISTER インタビュー】
おもちゃ箱をひっくり返して
遊びながら作っている感覚
NIGHTMAREと並行してJAKIGAN MEISTER名義でソロプロジェクトも行なっている咲人(Gu)。彼がヴォーカルを務めるとともにあらゆる面に自身の美学を反映させた同プロジェクトは、高い評価と人気を得ている。そんなJAKIGAN MEISTERのニューシングル「Que sais-je?」が届いた。前作から4年振りとなる同作の魅力を、咲人の言葉を交えつつ紹介しよう。
少しポップさがあるものを
作りたいと思った
JAKIGAN MEISTERは2017年6月にリリースした1stアルバム『Ejaculation』を皮切りに、シングル「スターゲイザー」(2017年11月)、ミニアルバム『Yin-Yang』(2018年5月)、シングル「我楽多」(2018年11月)、アルバム『Bhava』(2019年5月)、シングル「Halcyon」(2019年11月)とコンスタントに音源を発表。ライヴ活動も意欲的に行なっていたが、2020年2月にNIGHTMAREが活動を再開してからはJAKIGAN MEISTERの音源が発表されることはなかった。
そんな中、今年8月30日に4年振りとなるニューシングル「Que sais-je?」がリリースされることがアナウンスされた。咲人はJAKIGAN MEISTERを封印したのでは…と不安を感じていたリスナーが、このニュースを知って喜びに包まれたことは想像に難くない。そして、咲人がNIGHTMAREの活動と並行してJAKIGAN MEISTERの音源を作ったことからは、彼が充実感や楽しさを感じながら同プロジェクトに取り組んでいることがうかがえる。
最新作のタイトル曲「Que sais-je?」はネオソウルにも通じる洗練された味わいやモダンな感覚、抑揚を効かせた構成などが活かされたミディアムチューン。咲人がロックのフィールドに留まることなく、幅広いジャンに造詣が深いことを改めて感じさせる。
「少しポップさがあるものを作りたいと思ってかたちにしたのがタイトル曲の「Que sais-je?」です。ジャンルは特に意識せずに作り進めていったら、こういうものになったという感じですね。自分が好きな音の傾向のひとつが、打ち込み感のあるドラムにギターががっつり入っているもので、そこにきれいなメロディーを乗せるという意識を持ちながら作っていました。楽曲の構成に関しては、王道的かなと思います」
“Que sais-je?”は“知らないということを知ること”という意味のフランス語で、この曲の歌詞は“人生は痛みや苦しみに満ちているが、全てのことに意味がある”と歌われている。
「だいたい自分が歌詞で言っていることはどの曲でもつながる部分があるのですが、それは“精いっぱい、この生をまっとうしよう”ということです。聴いてくれる方に限らず、自分に言い聞かせている部分もあります」
洗練感を湛えたサウンドや自身の人生哲学を繊細なテクスチャで綴った歌詞、エモーショナルなボーカルなどが折り重なって、しっとりと心に染みる一曲に仕上がった同曲。さらに、イントロのパーカッシブなフレージングやしなやかなカッティング、ツインギターを思わせる立体的なアンサンブルなど、ギターも充実している。アツさと陰りを同時に感じさせるエモーションを、甘くファットな音色で紡いでいるギターソロも含めて、ギターのプレイについても話してもらった。
「左側のチャンネルでは、軽くスラップを入れています。ライヴでは左右のギターを合わせて1本で弾く想定なので、めちゃくちゃ大変なことになりそうですが…。ソロはかろうじて口ずさめるメロディーということを意識して構築しました。リングモジュレーター(エフェクター)で音がブリブリしていて分かりづらいですが、この曲のソロは指弾きです」
そんな中、今年8月30日に4年振りとなるニューシングル「Que sais-je?」がリリースされることがアナウンスされた。咲人はJAKIGAN MEISTERを封印したのでは…と不安を感じていたリスナーが、このニュースを知って喜びに包まれたことは想像に難くない。そして、咲人がNIGHTMAREの活動と並行してJAKIGAN MEISTERの音源を作ったことからは、彼が充実感や楽しさを感じながら同プロジェクトに取り組んでいることがうかがえる。
最新作のタイトル曲「Que sais-je?」はネオソウルにも通じる洗練された味わいやモダンな感覚、抑揚を効かせた構成などが活かされたミディアムチューン。咲人がロックのフィールドに留まることなく、幅広いジャンに造詣が深いことを改めて感じさせる。
「少しポップさがあるものを作りたいと思ってかたちにしたのがタイトル曲の「Que sais-je?」です。ジャンルは特に意識せずに作り進めていったら、こういうものになったという感じですね。自分が好きな音の傾向のひとつが、打ち込み感のあるドラムにギターががっつり入っているもので、そこにきれいなメロディーを乗せるという意識を持ちながら作っていました。楽曲の構成に関しては、王道的かなと思います」
“Que sais-je?”は“知らないということを知ること”という意味のフランス語で、この曲の歌詞は“人生は痛みや苦しみに満ちているが、全てのことに意味がある”と歌われている。
「だいたい自分が歌詞で言っていることはどの曲でもつながる部分があるのですが、それは“精いっぱい、この生をまっとうしよう”ということです。聴いてくれる方に限らず、自分に言い聞かせている部分もあります」
洗練感を湛えたサウンドや自身の人生哲学を繊細なテクスチャで綴った歌詞、エモーショナルなボーカルなどが折り重なって、しっとりと心に染みる一曲に仕上がった同曲。さらに、イントロのパーカッシブなフレージングやしなやかなカッティング、ツインギターを思わせる立体的なアンサンブルなど、ギターも充実している。アツさと陰りを同時に感じさせるエモーションを、甘くファットな音色で紡いでいるギターソロも含めて、ギターのプレイについても話してもらった。
「左側のチャンネルでは、軽くスラップを入れています。ライヴでは左右のギターを合わせて1本で弾く想定なので、めちゃくちゃ大変なことになりそうですが…。ソロはかろうじて口ずさめるメロディーということを意識して構築しました。リングモジュレーター(エフェクター)で音がブリブリしていて分かりづらいですが、この曲のソロは指弾きです」
関連ニュース