ジン ひぃたん『世界観の情景』
- 第9回 『朝焼けを待つ』 -
唄では表現し切れない、濡れ出る世界観を絵に納める。この連載では、自分の内面を改めて見直すという意味も込めて、見てくれる皆様に敢えて絵の解説をしてみようと思う。
最初は顔を伏せて、
うずくまっている自分を描こうとしたんだ。
白い紙の中央で顔を伏せて
うずくまっている自分を描いたら
余白が気になってきて
なんとなく、裸の肩に猫を乗せた。
一匹描いたら
もう片方の肩にも猫を描いて、
それはたちまち翠と美雨になった。。
翠と美雨を描いたら
亀のサディも描きたくなって
亀のサディを描いたら
部屋にいるガジュマルを描きたくなって
色を付けたら、背景を描きたくなって
色んなことをもんもんと考えながらなんとなく背景を描いて行ったら
それはいつの間にか、朝焼けを待つ姿の自分になった。
始まりの、朝焼けを待っている。
落ち込んでいる自分を描くつもりが
生き物たちに慰められ、
慰められたことで気付けた感謝や幸せを噛み締める事ができて、
結果、エネルギーをもらっている絵になった。
そうだ、私は1人じゃない。
生き物たちが
私が連れてきた生き物たちが
育てているつもりだった生き物たちに
今、私が支えられている
全力で支えられている。
彼らはただ生きる事で
私に餌を、水をねだる事で
太陽を求める事で
愛を求める事で
意図せず、私を包み、癒す
ただ生きているその姿が
とても美しくて素敵で可愛くて
それだけで、私の命を励ます
かけがえのない、
大きな大きな優しさだ
命と命が、
都会の真ん中で
身を寄せ合って生きている
支え合いながら生きている
大自然の中のような
支え合い方とは違うけれど
私は環境を提供し
彼らは癒しを提供する
互いが生きることに不自由せずに
小さな輪が出来上がっている。
生きる事と、癒し。
ここにも、繋がりの輪が。
うずくまっている自分を描こうとしたんだ。
白い紙の中央で顔を伏せて
うずくまっている自分を描いたら
余白が気になってきて
なんとなく、裸の肩に猫を乗せた。
一匹描いたら
もう片方の肩にも猫を描いて、
それはたちまち翠と美雨になった。。
翠と美雨を描いたら
亀のサディも描きたくなって
亀のサディを描いたら
部屋にいるガジュマルを描きたくなって
色を付けたら、背景を描きたくなって
色んなことをもんもんと考えながらなんとなく背景を描いて行ったら
それはいつの間にか、朝焼けを待つ姿の自分になった。
始まりの、朝焼けを待っている。
落ち込んでいる自分を描くつもりが
生き物たちに慰められ、
慰められたことで気付けた感謝や幸せを噛み締める事ができて、
結果、エネルギーをもらっている絵になった。
そうだ、私は1人じゃない。
生き物たちが
私が連れてきた生き物たちが
育てているつもりだった生き物たちに
今、私が支えられている
全力で支えられている。
彼らはただ生きる事で
私に餌を、水をねだる事で
太陽を求める事で
愛を求める事で
意図せず、私を包み、癒す
ただ生きているその姿が
とても美しくて素敵で可愛くて
それだけで、私の命を励ます
かけがえのない、
大きな大きな優しさだ
命と命が、
都会の真ん中で
身を寄せ合って生きている
支え合いながら生きている
大自然の中のような
支え合い方とは違うけれど
私は環境を提供し
彼らは癒しを提供する
互いが生きることに不自由せずに
小さな輪が出来上がっている。
生きる事と、癒し。
ここにも、繋がりの輪が。