THE RAMPAGE、M!LK、Novel Coreら全
6組が出演 『バズリズム LIVE 2023
』、初日のオフィシャルレポートが到

『バズリズム LIVE 2023』Day01公演が11月3日(金)に神奈川・横浜アリーナにて開催された。『バズリズム LIVE』は日本テレビ系列の番組『バズリズム(現:バズリズム02)』が発信する音楽イベントで、2015年に横浜アリーナで初開催。9回目を迎える今年は11月3日(金)から5日(日)まで3日開催。MCは番組『バズリズム02』の司会でもあるバカリズムと、市來玲奈(日本テレビアナウンサー)が担当。6組のアーティストが出演した初日(Day01)公演のオフィシャルレポートをお届けする。
XY(オープニングアクト)
オープニング・アクトはYOSHIKIがプロデュースする13人編成のXY。先ずは挨拶代わりにと演奏したのはグループ名と同タイトル楽曲。続いては『もうひとりのバンドメンバーに捧げます』と演奏されたのは「VOICE」。2022年11月に急逝した元・メンバーのYOSHIに捧げたナンバーで、スクリーンには在りし日のYOSHIの写真も映し出された。XYは2023年6月30日にデビューシングル「Crazy Love」をリリースしたが、この日はなんと新曲「Spiky Fashion」を初披露。パフォーマンズはバレエのような美しいダンスもある。振り付けはマイケル・ジャクソンを担当したトラヴィス・ペインに依頼した堂々たる新曲だ。ロックバンドとダンス・ボーカルグループを融合させたニューカマーXYは、観客の目に鮮やかな印象を植え付けた。
XY
XY
XY

ここでMCのバカリズムと市來玲奈(日本テレビアナウンサー)がステージに登場。声出しが解禁された会場に向け『今日はどんどん声出していきましょう!』と開会を宣言。『皆さん、今日はどこから来ました? お昼に何を食べましたか?』と客席に問いかけ『全員町田からですね!全員崎陽軒ですか!さすが横浜!』とバズリズム LIVE 恒例となったオープニングで場内を爆笑の渦に包み込む。
バカリズム

MAZZEL
バズリズム LIVE 2023 Day01のトップバッターを務めるのは8人組ボーイズグループのMAZZEL。純白のコスチュームに身を包んだメンバーが登場するや客席から大きな歓声が上がる。オープニングは最新シングル曲「LIGHTNING」。ラテン音楽のビートにヒップ・ホップのエッセンスを加えたアグレッシブなナンバーだ。
SEITOから『盛り上がる準備できてますか?』と始まったのは「Came To Dance」。後半には各メンバーがソロでダンスを披露するコーナーもあり、オーディエンスを魅了。MAZZELの魅力はダンスの技術の素晴らしさはもちろんだが、ひとりひとりがリードヴォーカルを担える程の歌唱力の高さ。さらにここに切れのあるラップが加わることでMAZZELの良さが最大限に際立つ。ラストに歌ったプレデビュー曲の「MISSION」、デビューシングルの「Vivid」ではボーカル、ラップ、ダンスが渾然一体となりながら頂点に登り詰めていくパフォーマンスは圧巻。
MAZZEL
MAZZEL
MAZZEL
続いてはダンス&ボーカルユニットのONE N' ONLY。6人がステージに表れるや割れんばかりの歓声が会場からあがる。「OPEN」、「Category」と目の覚めるような力強いダンスとボーカルで場内を圧倒。HAYATOは『バックステージまで皆さんの熱気が伝わってきました!』とこの日の熱いオーディエンスを讃え『(デビューして)5年間ずっと、夢の舞台でもあるバズリズムLIVEに出たかった!』と参加への興奮を話す。
中盤には自分たちをもっと知ってもらいたいと、歌詞をスクリーンに映し出し個性溢れるアルバム収録曲4曲メドレーで披露。ONE N' ONLYの素晴らしさはお祭り感が漲る力強いダンス・パフォーマンス。オーディエンスの身体を自然に揺らせ、横浜アリーナを巨大なフェスティバル会場に転じさせる。ラストはEIKUのハイトーン・ヴォイスをフィーチャーした、オーディエンスを幸せな気分に高揚させてくれる「My Love」で締め『めちゃくちゃ最高の時間でした!』と6人は客席に向かって深々とお辞儀してステージを降りた。
ONE N' ONLY
ONE N' ONLY
ONE N' ONLY
これまでの3組は全てグループであったが、続いてステージに表れたのはソロ・アーティストのNovel Core。ドラム、ギター、キーボード、DJ/ターンテーブルの4人編成バンドを従え『始めようぜ横アリ!』と元気よく登場。「BABEL」「WAGAMAMA MONDAIJI「TROUBLE」といった激しいチューンの楽曲3曲を、バンド演奏ならではのノンストップで叩き込む。「独創ファンタジスタ」の前にはオーディエンスにクラップを指導。この練習の甲斐あって客席も見事なクラッピングで応える。さらに『タオルでも振り回して遊びましょうか?』と場内を煽っていく。気がつけば客席はすっかり自分のペースに持っていく力量は鮮やかだ。Novel Coreの音楽は、大枠ではHIP HOPになるかもしれないが、ロックやポップの要素がふんだんに盛り込まれている。何よりも聴衆を楽しい気分にさせてくれる。終盤の「SORRY, I'M GENIUSでは」では超高速ラップまで披露し、客席を圧倒。ラストは11月8日にリリースが予定されている新曲「No Way Back」。ノイジーなギターリフから始まるロック・テイスト満載の豪快なナンバーで締めた。
Novel Core
Novel Core
Novel Core
トリマエを務めるのは10月22日にここ横浜アリーナでワンマン公演を成功させたばかりのM!LK。5人がステージに出てくると、会場内には色とりどりのサイリウム・ペンライトが一斉に点灯され、息を呑むような美しい光景になる。全員が真っ赤なコスチュームに身を包み、肩や背中、腕などにワンポイントで白を配色しているところがとっても可愛いい。ここまで出演してきた各アーティストは、どちらかというとパワフルなフィジカルさをフィーチャーしてきたが、M!LKはポップでキュート。全員のキラキラ感が半端なく眩しく、会場の女子のハートをわしづかみ。もちろん歌も半端なくうまい。「Brave」では全員で美しいハーモニーを聞かせ、佐野勇斗が『次はキラキラした曲です』と紹介した「topaz」は、90年代の王道歌謡グループのサウンドを彷彿させ場内をうっとりさせる。中盤には5人のわちゃわちゃトークも披露し客席を沸かせ「シアワシェイク」のサイリウム・ペンライトを使ったアクションをレクチャー。曲中、メンバーは左右の花道に分かれて指導したアクションを客席に向けて煽っていく。ラストはM!LK恒例のバラエティ・コーナー。この日はステージに置かれたマットを土俵に見立て相撲大会。優勝したのは佐野勇斗。客席からの、やんやの拍手と歓声を受け、最後は2017年5月度の「バズリズム」のテーマ曲にもなった「テルネロファイター」。サビの"テルネロ"を全員が大きな声を出して歌い、歌あり、ダンスあり、ヴァラエティありの盛りだくさんの35分のステージを降りた。
M!LK
M!LK
M!LK

THE RAMPAGE
バズリズム LIVE 2023 Day1のトリはTHE RAMPAGE。アウターは黒、インナーは白のモノトーンで統一されたコスチュームで、先ずはパフォーマー・チームでデビュー曲「Lightning」を。肉体と肉体がぶつかり合うような熱量溢れるフィジカル・パフォーマンスで場内をグイグイと引っ張っていく貫禄のパフォーマンス。後半には各々のメンバーがダンス・ソロを披露。6分超に及ぶ、まさに横綱相撲とも呼べる超弩級のパフォーマンスで客席を圧倒。オープニングからTHE RAMPAGE!の真髄を見せつけた
続く「Everest」の冒頭、全員が横一線に並び右腕を大きく掲げて、熱いパフォーマンスを届ける開会宣言。ここからは怒濤のアップチューンを畳みかけ会場を盛り上げていく。
この日は、ヴォーカルの川村壱馬が体調不良のため、不参加。つまり普段3人で歌っているパートを2人で越えなければいけない。吉野北人は『(ひとり)欠席となってますが、今日はこのメンバーで精一杯頑張っていきます!後悔のないように最高の思い出を作って頂ければ!』と話し、続いて"Say Yeah?" "Say Buzzrythm?"のコール&レスポンスを経て「SWAG & PRIDE」に突入。吉野から『ラスト、この曲で盛り上がって行きましょう!』と紹介されたのは「100degrees」。オープニングの「Lightning」同様、THE RAMPAGEの全てを見せるパフォーマンスで場内は最高潮にヒートアップ。最後は再び各々のダンサーがソロ・パフォーマンスを再び披露。15人のメンバーは左右の花道に別れ客席に最接近。『また会いましょう!』と残し、それぞれがステージを降り、4時間超に及んだバズリズム LIVE 2023の初日が終了。
THE RAMPAGE
THE RAMPAGE

この日の模様は日本テレビ『バズリズム02』にて11月24日(金)、CS・日テレプラスでは12月23日(土)にDay1~3を一挙7時間半放送、Huluでは12月15日(金)より配信がスタートする。

撮影=山内洋枝

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