L→R リアド偉武(Dr)、磯部寛之(Ba&Cho)、川上洋平(Vo&Gu)、白井眞輝(Gu)

L→R リアド偉武(Dr)、磯部寛之(Ba&Cho)、川上洋平(Vo&Gu)、白井眞輝(Gu)

【[Alexandros] インタビュー】
ロックなアルバムになるだろう
という予感があった

『But wait. Cats?』は独自のロック感やエモさ、洗練感などを併せ持った非常に良質な一作に仕上がりました。リスナーを魅了するロックを提示したいと思いつつ方法論が見つからないバンドも多い中、こういうアルバムを作り上げたのは本当に流石です。

川上
そこに関しては僕らも模索せざるを得ない時代だったりするし、ロックというジャンルを選んだ時点で苦難…とは言いたくないけど、いろいろ考えざるを得ないところはあると思っていました。でも、うちらのいいところは、ロックだけが好きという人たちではないんですよ。ポップスもすごく好きだし、そういうところでも育ってきているから分かるんですよね。例えば、BTSが好きな子の気持ちも分かるし、確かに彼らの音楽はカッコ良いと思うところもある。そこを全然無視していなくて、なんならそこに殴り込みにいくような感覚もどこかにあるんです。ロックをちゃんと落とし込んで新しいものを作る楽しさを味わいながら、そこに挑んでいるというか。今回の『But wait. Cats?』もそういうアルバムにはなったと思います。

『But wait. Cats?』はリスナーはもちろん、ロックバンドをやっている人にもぜひ聴いてほしいと思います。そして、そんなアルバムを引っ提げて、7月から12月にかけて全国ツアーを行なうこともアナウンスされましたね。

川上
『But wait. Cats?』はライヴ感のある雰囲気で作っていって…それこそ“「we are still kids & stray cats」はライヴの時はこういう照明で〜”みたいな話をしながら作ったりしたんです。だから、ライヴもいいものになると思いますね。変に作り込まれているわけではなくて、その日その日で雰囲気が違うという生々しいツアーになる気がする。一日として同じものはないと同時に、毎回最高のライヴを観せられる自信もあるので期待していてほしいです。
リアド
ライヴはぶちかますだけですね、シンプルに(笑)。いいアルバムができたので、それをしっかり味わってもらえるライヴにしたいです。とはいえ、ただ単にアルバムを再現するんじゃなくて、また違うものになる面もあると思うんですよ。そこで表現力が試されるので、僕はそういう時にすごくワクワクするんです。そういう瞬間を何度も味わえるツアーになるだろうから、すごく楽しみにしています。
磯部
僕もツアーは楽しみですね。コロナ禍の中、僕らはいち早く配信ライヴとかをして、ライヴに関しては動いてきたけど、こういうふうに全国を回るツアーができるということがとにかく嬉しくて。それに、ホールツアーって初めてなんですよ。ホールでライヴをしたことはあるけどツアーは初めてなので、会場がどこであれ[Alexandros]のライヴになるということを証明するいい機会になるんじゃないかと思っています。
白井
コロナ禍の影響でライヴはいろいろ制限されていたけど、最近は明けてきている感じがあって、前回のツアーとかと比べるとより一本一本を大事にしたい想いが強いですね。“ここからまたいくぜ! イェーイ!”とかではなくて、ライヴをできることの尊さを感じながら回りたいです。自分たちはコロナ禍の中でもライヴをして、ライヴに対する世間の印象や業界の状態が良くなっていくようにという気持ちを込めてライヴをしてきたけど、今回はそれがもっと強まる気がするんですよ。もしもツアーの途中に一切制限なしでライヴができるようになったとしても、最後までそういう気持ちを持って臨んでいきたいと思っています。

取材:村上孝之

アルバム『But wait. Cats?』2022年7月13日発売 UNIVERSAL J
    • 【完全生産限定盤】(2CD+2Blu-ray)
    • UPCH-7626
    • ¥13,750(税込)
    • 【初回限定 Blu-ray付盤】(CD+Blu-ray)
    • UPCH-7627
    • ¥7,700(税込)
    • 【初回限定 DVD付盤】(CD+DVD)
    • UPCH-7628
    • ¥6,600(税込)
    • 【通常盤】(CD)
    • UPCH-2243
    • ¥3,300(税込)

ライヴ情報

『But wait. Tour? 2022』
7/16(土) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru
7/18(月) 北海道・北斗市総合文化センター かなで~る
7/22(金) 宮城・仙台サンプラザホール
7/24(日) 岩手・盛岡市民文化ホール 大ホール
7/30(土) 岡山・倉敷市民会館
8/08(月) 京都・ロームシアター京都 メインホール
8/10(水) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール
8/12(金) 熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館)
8/14(日) 広島・広島文化学園HBGホール
8/19(金) 石川・本多の森ホール
8/21(日) 新潟・新潟テルサ
8/30(火) 神奈川・グリーンホール相模大野
8/31(水) 神奈川・グリーンホール相模大野
9/07(水) 静岡・アクトシティ浜松 大ホール
9/09(金) 福岡・福岡市民会館
9/11(日) 愛媛・松山市総合コミュニティセンター0
9/17(土) 沖縄・那覇文化芸術劇場 なはーと

『But wait. Arena? 2022』
10/15(土) 愛知・ポートメッセなごや 新第1展示館
10/16(日) 愛知・ポートメッセなごや 新第1展示館
11/16(水) 大阪・大阪城ホール
11/17(木) 大阪・大阪城ホール
12/07(水) 東京・国立代々木競技場第一体育館
12/08(木) 東京・国立代々木競技場第一体育館

[Alexandros] プロフィール

アレキサンドロス:東日本ではアレキ、西日本ではドロス。まるでマクドとマック論争のようにファンの間で愛称が二分される。2010年にインディーズレーベルのRX-RECORDSから1stアルバム『Where‘s My Potato?』でデビュー。リリース後はロックシーンやメディアに大きな衝撃を与え、瞬く間にその名を轟かせ、ここからバンドの快進撃がスタート。当時はライヴハウスを中心として活動をしていたが、キャパが追いつかず、チケットも入手困難な状況に。ユニバーサルミュージックとグローバル契約を締結、パートナーシップを結び、15年3月にシングル「ワタリドリ/Dracula La」、同年6月にはアルバム『ALXD』でメジャーデビューを果たした。[Alexandros] オフィシャルHP

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OKMusic編集部

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