清春、ヨルシカ、KEYTALKなど
3月リリースの10作品を紹介
新ヴォーカリストにR!Nを迎え、約3年振りに放つニューアルバム。本作は過去の名曲や代表曲をリレコーディングした内容で、新体制のお披露目的な狙いもあるのだろう。R!Nの伸びやかで力強い歌声は既発曲に新たな息吹を注ぎこみ、“ここからまた出発するんだ!”という気概を感じさせる。そして、ラストに収録された新曲「I Wish For You」はストリングスを導入した歌謡風味のバラード。名曲だ。
TEXT:荒金良介
TEXT:荒金良介
ピアノを中心とした生音、エレクトロやチップチューンも取り入れ、オリジナリティーあふれるサウンドで創造された音像の広い今作。そこに詰め込まれているのは人生で誰もが経験するだろう愛に対する感情。しかし、本作はその過程を楽しんでいる時よりも、行き詰ってしまった時にこそ、寄り添ってくれる。例えれば、それは温かいコーヒーでも飲みながら、ふと窓の外を眺めてホッとひと息ついた時の安心感に近い。
TEXT:小町碧音
TEXT:小町碧音
4年振りとなる7作目のアルバムは、ヘヴィメタルを基軸にゴシックかつドラマチックな世界観を構築。とはいえ、シンフォニックな「Autoscopy」、ポエトリーリーディングを取り入れた「濫觴永遠」、ミュージカルチックな「Hell in glass」などストーリー性豊かな曲調で聴き手を惹き付ける。また、コンセプト作とは謳ってはないものの、作品トータルの緩急や静穏の流れも楽しめる一枚だ。中毒性はとても高い。
TEXT:荒金良介
TEXT:荒金良介
ジャズをコンセプトに制作された約7年振りの新作は、管楽器やピアノがフューチャリングされた華やかで大人なテイストのサウンドに混ざり合う結城アイラの歌声が新鮮。ビルがそびえる都市の中、見失いそうになっても光を見付けようとする歌詞から彼女の人生観も垣間見える。ジャズのみならずストリングスが優美なバラードや温かい癒しのナンバー、アプリゲームやアニメに提供した曲のセルフカバーも収録。
TEXT:山本弘子
TEXT:山本弘子
女性ふたり組ロックバンドの2ndシングル。キャッチーでトリッキーなギターリフから胸ときめく「セラミックナイト」は、ふわりと舞い上がるようなヴォーカルとダンサブルなビートの相性も冴えるアップチューン。《2人のランデブー》の終焉を悩ましく綴った「アノデーズ」、《空き缶に煙草を捨てる癖が治らない》と失恋の傷を憂う「癖」を含め、ほろ苦くて奥行きのある情景描写、表現力がどの楽曲も素晴らしい。
TEXT:田山雄士
TEXT:田山雄士
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