【CherryHearts】ガールズバンドの偏
見を覆したい!
“楽しい!”という気持ちが音からあふれてくるガールズバンド、CherryHearts。待望のデビュー曲は元気いっぱいのロックに、冬の息吹を吹きかけた煌びやかなウィンターソング。飾らない愛らしい素顔と一緒にどうぞ!
取材:吉田可奈
まずはメンバーそれぞれ、隣にいる人の紹介をお願いします!
日向
私の隣にいるのは、上手ギターの早川満里奈です。見た目もパフォーマンスもクールなんですが、メンバーといる時はちょっと抜けているんですよ。
笹宮
このバンドで3年も活動しているのに、未だにバンド名のスペルを間違えるんです。
早川
いや、今日だけ間違えたの! 普段は間違えないから!(笑)
あはは。では、早川さんは笹宮さんの紹介をお願いします。
早川
千穂はこのバンドを作り、名前を付けたリーダーです。裏表がなくて言いたいこともズバッと言うんですが、意外と寂しがり屋なんですよ。そういうかわいい一面がたまりません。
笹宮
嬉しい(笑)。私の隣は椎名りえです。群を抜いたムードメイカーで、みんなが落ち込んでいても、すごくポジティブだから助けられるんです。楽屋とかプライベートではものすごく楽しい人なのに、ステージに出ると照れるよね(笑)。
自分で言っちゃった(笑)。
椎名
じゃあ、私は“こっちゃん”こと日向琴乃を紹介します。ベースを担当していて、のほほん&おっとりとしているんですよ。見た目を裏切らず、甘いものばっかり食べていて、あざとい!
笹宮
私もこんなふうにあざとくなりたかったのに、なれなかったらすごく羨ましい! その妬みと愛を込めて思い切り“あざとい!”って言っています(笑)。
ほんとに個性がバラバラなんですね。そんなCherryHeartsの良さは、どんなところにあると思いますか?
笹宮
“元気”かな。ステージ上はもちろん元気ですが、観ている人も元気にするようなバンドでありたいんです。
早川
よく、“CherryHeartsのジャンルは?”って訊かれるんですが、そこではいつも“HAPPY!”と答えているんです。ライヴを観に来てくれた人が少しでも現実を忘れて、“楽しかった!”って思えるようなバンドになっていきたいと思っています。
日向
ライヴではすごく動きながら演奏していたりするので、観ていて飽きないと思いますよ。
笹宮
衣装もいつも違うしね。今回はメンバー色をベースに、カジュアルなもので歌っているんです。
すごくかわいいですよね。メンバーカラーが定着するとファンも覚えやすいし、すごくいいですよね。
笹宮
でも、サイリウムとか色を分けて振られるのは怖いから、私たちのグッズだけで応援してほしい!
いきなりチキンな発言!(笑)
笹宮
メンバーのバラ売り反対! みんな、いつも一緒だよ!
なんだかすごく強気に見えるのに一番怖がりですね(笑)。
さて、最近はガールズバンドが市民権を得てきましたが、まだまだ風当たりは強いですよね。
早川
最初にこのバンドに入ると決まった時に、それを友達や知り合いに報告すると、多くの人の頭の中に“ガールズバンド=弾けない”というイメージがあったことが、心底悔しかったんです。だからこそ、“絶対にやってやる!”って気になりましたね。
笹宮
私もバンドを始めてから、こんなにも風当たりが強いことを実感して驚いたんです。何よりも“どうせ売れない”と言われることがすごく苦しくて。“絶対に見返してやる!”って思っています。あと、“アイドルみたいなことして”って言われることもあるんですけど、それはそれで嬉しい(笑)。アイドルはすごく頑張っているから、それを揶揄に使うのは間違っていると思うんですよ。
椎名
まぁ、ガールズバンドは絶対的に数が少ないから、それだけで注目もされるんですよ。そこはポジティブにとらえていこうと思っています。
日向
私も以前は男女混合バンドにいたんですが、“女のくせに”と言われることが多々あったんです。でも、ここではそんなことを言われないし、ちゃんと向き合ってくれる。今はちゃんと居場所を見つけた気がして、すごく楽しいんです。
笹宮
こっちゃん…。あざといとか言ってごめんね(笑)。
(笑)。デビュー曲「スノーレター」は、そんなみなさんの勢いが感じられる、とってもキャッチーなロックナンバーですね。
椎名
一度聴くだけで口ずさめるほどキャッチーなんです。私もいつも演奏しながら歌っちゃうくらいなんですよ。
笹宮
歌詞もすごくかわいいよね。これまでの曲はあまり恋愛の曲が多くなかったのですごく新鮮なんです。
とっても可愛らしい女心を歌っていますが共感できる?
笹宮
こういう子なんだって思われるように歌いました!
笹宮
とはいえ、私はすごく欲張りで、どんなに楽しい時間を過ごしたとしても、またこの時間が欲しくなってしまうんです。その心境を描いたこの曲には、すごく共感できました。
日向
あと、ライヴもすぐに想像できました。ふわふわした曲なんですが、ベースは気を抜くと走ってしまうので、走らないように落ち着きながら演奏しました。
早川
音作りにもこだわりました。私は自分でコンパクトエフェクターのボードを組んでいるんですが、“このポップな冬の曲のにはどんな音が似合うかな?”って考えながら音選びをしたんです。そのこだわりに気付いてもらえると嬉しいです。
では、最後に飛躍の年となる、2016年の目標をお願いします!
笹宮
2016年はもっとたくさんのジャンルの人たちと対バンして、世界を広げていきたいです!
椎名
全国各地にライヴに行って、美味しいものを食べたい!
・・・
「スノーレター」2015年12月02日発売Across Music
チェリーハーツ:2013年3月に笹宮、早川を中心に、椎名を迎え東京で結成。15年6月に日向が加入して現体制となる。すでに自主制作でライヴ会場限定シングルを10枚発表し、満を持して12月にシングル「スノーレター」でデビューを果たす。ちなみに全員が高身長で平均身長は166センチ!CherryHearts オフィシャルHP