唐津絵理に聞く~Dance Base Yokoha
ma(DaBY)の3年間と、「NDT (ネザー
ランド・ダンス・シアター) プレミア
ム・ジャパン・ツアー2024」への誘い

ダンスをはじめとするパフォーミングアーツの創造環境を改善しつつ、優れた舞台作品を観客に届けるべく日夜東奔西走する舞台芸術プロデューサーがいる。その名は唐津絵理。愛知県芸術劇場エグゼクティブプロデューサー(※取材時の役職、2024年4月1日より愛知県芸術劇場芸術監督に就任)にしてDance Base Yokohama(愛称:DaBY デイビー)アーティスティックディレクターを務める。横浜・馬車道にあるDaBYとは「プロフェッショナルなダンス環境の整備とクリエイター育成に特化した事業を企画・運営するダンスハウス」(公式ホームページより)である。2020年6月のグランドオープン以来さまざまな画期的事業を展開し、唐津/財団が文化庁や企業メセナ協議会に顕彰されるなど、ダンス界に留まらない反響を呼んでいる。唐津に、DaBYの近況や2024年6月30日(日)群馬・高崎芸術劇場、7月5日(金)~6日(土)神奈川県民ホール、7月12日(金)~13日(土)愛知県芸術劇場にて催される「NDT(ネザーランド・ダンス・シアター)プレミアム・ジャパン・ツアー2024」の概要を聞いた。

■芸術支援・振興の新しくまっとうなあり方が評価され各賞を受賞
Dance Base Yokohama(DaBY)エントランス
――2023年10月、唐津さんがアーティスティックディレクターを務めるDance Base Yokohamaの運営元である一般財団法人セガサミー文化芸術財団(2019年設立)が、DaBYへの取り組みを評価され、公益社団法人企業メセナ協議会による「メセナアワード 2023」において大賞にあたるメセナ大賞を受賞しました。評価ポイントとして「アーティストの創作活動と多様で実験的なプログラムを通し、ダンス文化の発展に寄与している」「社会に開かれた場をつくり、全国、世界へとダンスにかかわる人々の交流を促進し、業界全体の改革に向けて挑戦している」(企業メセナ協議会 プレスリリースより)と挙げられるなど高評を受けました。財団設立から4年、DaBYのグランドオープンから3年での受賞です。受賞時のお気持ちはいかがでしたか?
唐津絵理(以下、唐津) とても驚きました。2020年にDaBYを立ち上げるにあたってのコンセプトがほぼそのまま授賞理由になっています。私たちのコンセプトを外の目から見ても必要なことだと認識してくださった。とくに選考委員の方々がいい取り組みだと後押しくださった。このままがんばっていけばいいんだなという気持ちで勇気づけられました。
「メセナアワード2023」贈呈式 里見治紀氏(セガサミー文化芸術財団 代表理事)、DaBYスタッフらと
――DaBYのコンセプトをセガサミー文化芸術財団によくご理解いただけているのですね?
唐津 メセナ活動は1980年代終わり、とくに1990年代くらいから盛んになりました。多くの企業が経済活動で得た利益を社会に還元する形で芸術分野に対してもサポートをしてきました。ですが、企業によっては、さまざまな意見を調整していくうちに、結局は一般的な公演支援になることがあります。しかし、セガサミー文化芸術財団はメセナ活動に関しては後発ということもありますが、育成には継続が大切で創作の場が必要であることを理解してくださいました。
わずか3年の活動でメセナ大賞というのは異例でしょう。でも、逆にいうと、世の中が新らしいムーヴメントを求めている。今の状況ではよくないと思っている関係者の方がたくさんいらっしゃって、芸術支援には長期プロセスが重要だということに気が付いている。それが、私たちがやろうとしていることへの評価につながったのではないでしょうか。

「メセナアワード2023」贈呈式 里見治紀氏(セガサミー文化芸術財団 代表理事)と
「メセナアワード2023」贈呈式にて講演
――それに先立つ2023年3月、唐津さんが文化庁の令和4年度(第73回)芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)を受賞しました。授賞対象は、愛知県芸術劇場✕Dance Base Yokohama「パフォーミングアーツ・セレクション2022」の成果です。DaBYで創作し、愛知県芸術劇場で初演したダンス作品のミックス・プログラムを全国各地で上演したツアーが高評価されました。こちらは個人での受賞ですが、どう受け止めましたか?
唐津 メセナ大賞以上にびっくりました。ダンスにまつわる賞は少なく、しかもプロデューサーがフォーカスされることはほぼありません。芸術選奨の芸術振興部門は全分野が対象ですが、美術や音楽に陽があたることが多いので、ダンスを扱ってくれたことにも驚きました。
ダンスのプロデュースにおいて偉大な功績を持つ先輩方もたくさんいらっしゃるなかで私がいただいた意味を考えています。いま芸術的にも社会的にも閉塞感があるなかで、業界全体の改革に取り組もうとしている人を応援しようということなのではないかと思いました。それに、ダンスの取り組みですが、音楽や美術にも応用できるでしょう。贈賞理由で「ダンスに止まらない芸術の創造と振興・支援施策のあり方両面に影響を与える重要な取り組みを牽引してきた存在である」と触れてくださいました。「これからもがんばりなさい」といわれていると感じています。
メセナ大賞と芸術選奨の受賞によって、今まで関わってくださったスタッフやアーティストの皆さんと一緒にやってきたことがようやく少し日の目を見ました。皆でいただいた賞だと考えていますし、サポートしてくださった方々に本当に感謝しています。これからも志を一緒にする、共感し合えるさまざまな方たちと協力していきたいと思います。
令和4年度(第73回)芸術選奨 贈呈式  写真提供:Dance Base Yokohama
令和4年度(第73回)芸術選奨 贈呈式  写真提供:愛知県芸術劇場
■ダンスの受容を広げる「パフォーミングアーツ・セレクション」の試み
――2023年9月から10月にかけて、愛知県芸術劇場のほか高槻城公園芸術文化劇場、高崎芸術劇場、東京国際芸術祭と連携し「パフォーミングアーツ・セレクション2023」を開催しました。その前年も全国公演を行いましたが、2023年のコンセプトはどのように考えましたか?
唐津 2022年のときは、文化庁のアートキャラバン事業の助成を活用することができたので、あまりダンスプログラムをやっていない劇場が手を上げやすかったんですよね。なので全国7会場で開催できました。それはとてもよかったのですが、継続がとても大切です。今回も新規開拓になりましたが、各地の主催者はどこも継続したいということを強くいってくださっています。
どこの会場でも評判はいいです。どの地域にもバレエ教室がたくさんありますし、ダンスは盛んなので、観ることを熱望している観客の方々がいます。高崎ではアンケートの回収率がよく、高槻でのアフタートークでは帰る人がほとんどいない。目の肥えたお客様が増えるだけでなく、演じる側にとって「観られている」という感覚を強く感じるようなのでアーティストも育ちます。
イリ・ポコルニ『Night Shades』 (c)Naoshi HATORI
――前年に比べて企画全体のコンセプトに変化はありましたか?
唐津 「パフォーミングアーツ・セレクション」は、Dance Base Yokohamaでクリエーションし、それを愛知県芸術劇場で初演し、その後できるだけツアーに回すというのが1つの流れです。「セレクション」と付いているように、2作品か3作品によるプログラム構成によって、さまざまなタイプのダンスを観ることができることを大切にしています。とくに今回は、ヴァリエーションの豊かな作品をご覧いただきたいと考えました。
1つはイリ・ポコルニ『Night Shades』です。実はワークショップを3年前からスタートをしていて、コロナ禍においてオンラインでやり取りを重ね、3年目に公演ができました。DaBYのレジデンスダンサーと海外のアーティストが一緒に仕事をする機会をようやく持てました。
そして、柿崎麻莉子✕アリス・ゴドフリー『Can't-Sleeper』。柿崎さんは、DaBYレジデンスアーティストで、デュエット作品を創ってくださいとお願いしました。彼女は素晴らしいダンサーで、ユニークなソロ作品を発表しています。でも、デュオというのは他者がいるので、ソロを自分に振付するのとはまったく違うと思うんですね。そこも新しい試みでした。ソロとも群舞とも異なる自作自演と振付の間のような作品にしようとしたときに、柿崎さんと同じカンパニー出身で身体感を共有できるアリスさんにお願いすることになりました。
島地保武✕環ROY『あいのて』もデュエットですが、ダンサー/振付家の島地さん、ラッパーの環さんは、身体的特徴も表現手段もまったく違います。愛知県芸術劇場で製作した2人の前作『ありか』(2016年)では、お互いのジャンルを乗り越えるというか、分かり合えるみたいなのがテーマでした。けれど、今回はプロセニアムで前を向いて上演してもらうことになるので、立ち位置が違うんですね。第三者的な視点としてドラマトゥルクがいたらいいだろうなとなって長島確さんに入ってもらいました。最終的には言葉の要素が大きい作品になり、コメディタッチの"哲学的コント"という呼び方をしていました。
柿崎麻莉子×アリス・ゴドフリー『Can't-Sleeper』 (c)Yulia Skogoreva
――お客さんからの反応はいかがでしたか?
唐津 いい反応でした。「どの地域で、どの作品を上演するか」をいつも考えていて、劇場の担当者とも相談します。観ていただくお客様を想定するのは重要だと思います。ダンス公演を初めてみてくださる方からの「よかった!」という感想を聞くと、全国各地で公演をするやりがいを強く感じます。初めてご覧になる方をどのようにして増やしていくかが、ダンス文化をどこまで広げていけるのかにつながります。観たい人たちが増え、公演数も増えていかないと、ダンスで生活していく人々の仕事も確保できません。地道に継続していくしかありませんね。
島地保武×環ROY『あいのて』 (c)Yulia Skogoreva
■「マイナーチェンジをしながら継続できるようにしていきたい」
――昨年は、愛知県芸術劇場✕DaBY ダンスプロジェクト 鈴木竜✕大巻伸嗣✕evala『Rain』もありました。サマセット・モームの小説「雨」に想を得た作品で、愛知で初演され、再演時には東京公演(新国立劇場)や愛知公演(幸田町民会館)、北九州公演(J:COM北九州芸術劇場)、秋には香港公演(香港文化センター)も行われました。どのようなコンセプトでしたか?
DaBY設立時に鈴木竜さんがアソシエイトコレオグラファーに就任しました。その集大成という位置付けです。DaBYではフェアクリエーションを掲げています。集まる人たちが、お互いなるべく意見交換をきちんとして、開かれたクリエーションの場でいい作品が生まれていくということを実現したい。これまでもコレクティブとして建築や音楽、ドラマトゥルクといった振付家/ダンサー以外の方に対等に入っていただいて話し合い、議論をしながら創ってきましたが、『Rain』では美術の大巻さんや音楽のevalaさんという、キャリアのある方々と竜さんが組みました。ダンス作品というと、どうしても観る人が狭まってしまいます。美術や音楽と対等な立場で創作することによって、総合芸術としての作品を創りたいと考えました。
『Rain』東京公演 米沢唯(新国立劇場バレエ団プリンシパル) 撮影:大洞博靖
――狭義の「ダンス」ではなく、パフォーミングアーツとして提示されたと。
唐津 そうですね。「パフォーミングアーツ・セレクション」というタイトルにそう付けているのも同じです。「ダンス・セレクション」でもいいのですが、イメージが制限されてしまう。もっといろいろなものが含まれるんだよというニュアンスを出したいのです。総合芸術として多くの人々の心をつかむ力のある作品、スケール感のある作品を観ていただきたいという想いがあります。『Rain』の国内公演には新国立劇場バレエ団プリンシパルの米沢唯さんに出てもらいましたが、参加してくださる皆さんにとっても新しい挑戦の場になればと願っています。
『Rain』香港公演 写真提供:New Vision Arts Festival 2023
――2023年11月に香港で行われた芸術祭「New Vision ArtsFestival2023」において『Rain』を上演された際の手ごたえや反響はいかがでしたか?
唐津 スケジュールの都合で出られなかった方の代わりに現地でオーディションをした2名が新たに入りました。演じる方によって見え方が変わってくるなと感じましたね。香港のお客さまたちの反応はもの凄くよかったです。「こういうものは観たことがなかった!」と。芸術祭に招聘していただいたのですが、全演目のなかで最初にチケットが売り切れているんですね。舞台美術の存在感が大きいヴィジュアルや物語をベースにしているコンテンポラリーダンスということで注目されたようです。
『Rain』香港公演の会場となった香港文化センター
『Rain』香港公演 終演後に 出演者・スタッフ一同と

――DaBYの新路線として進めていることはありますか?
唐津 いま始めたことをマイナーチェンジをしながら継続できるようにしていきたいですね。レジデンスアーティスト募集に関してもマイナーチェンジをしていまして、今年度は制作補助費が付きますし、遠からず公募採用したレジデンスアーティストのなかから「パフォーミングアーツ・セレクション」あるいは本公演に抜擢したいと考えています。
設立当初は、ダンスを創る場、創り手と観客がフラットに出会う場を作りたいと考えていました。しかし、コロナでリアルな空間としての場に制限がかかったことによって、制度や慣習といった非空間的環境についてより関心が向かっていきました。それが、作品を創るだけではなく、その後の再演にどうつなげていけるのか。それが、創る/観る環境について提言するフェアクリエイション宣言(※下部に詳細説明)につながっています。
Dance Base Yokohama(DaBY)アーカイブエリア
――唐津さんご自身が今後に向けて取り組んでいきたいことは何ですか?
唐津 DaBYでは、フェアクリエイション宣言によって健全な創作環境を構築するために、創作に関わるすべての人がキャリアを超えて尊重し合うこと、観客を含めた第三者が参加するオープンな空間を創出することを掲げました。いっぽうで、たとえばMeToo運動などを通して、これまで隠されてきたり、抑圧されたりしてきた問題が勇気ある方々によって客体化・見える化されてきています。そういった問題を許容し、増長させてきた業界の構造や環境をつまびらかにすること、その上で再構築していくのが私の使命なのではないかと思っています。
Dance Base Yokohama(DaBY)アクティングエリア
■NDTが5年ぶり来日! 世界のダンスの最前線&最高のクオリティに触れる
――海外招聘公演についてうかがいます。昨年、カナダからクリスタル・パイト率いるダンスカンパニー、キッドピボッドの初来日公演『リヴァイザー/検察官』を実現しました。2024年は6月~7月に「NDT(ネザーランド・ダンス・シアター)プレミアム・ジャパン・ツアー2024」を群馬、神奈川、愛知で行います。NDTアソシエイトコレオグラファーのクリスタル・パイトとマルコ・ゲッケ、巨匠ウィリアム・フォーサイス、ピーピング・トムのガブリエラ・カリーソ、日本で初めて本格紹介されるシャロン・エイアール&ガイ・ベハールという5組の振付作品を日替わりで3作品上演します。近年の現代ダンスきっての大型招聘ですね?
唐津 "プレミアム"と付くようにスペシャルです。通常トリプル・ビルでは3作品を紹介します。つまり3作品しか来ない。ですが「どうしても5作品上演したい!」とお願いしました。日替わり上演の場合、テクニカル的に大変です。毎回吊り物や舞台装置を変えたりしないといけないので。ですが、今回は5作品を日替わりで上演します。本当は1つの会場で全作品を観ていただきたいのですが、1カ所の会場で2公演行う場合トータルで4作品を上演できる形までなんとか交渉できました。2会場に来ていただかなければいけないのですが、そうすれば5作品をご覧いただけます。本来であれば3作品しかできないところをツアー全体で5作品全部観られるようにしました。
観たい作品を選んでいただく。それはとても重要だと私は思います。自分で何かを選択をする、演目がたくさんある場合に自分はどれを面白いと思うかと考えて選ぶ。高崎で観てみよう、愛知で観てみようというように、観る環境を選ぶこともできる。観るということは、自己決定であり能動的です。そこが、映像やテレビで流れているもの見るのとライブとの一番大きな違いです。チケットを買い求めていただく際から能動的なアクションを体験していただければ幸いです。
『Jakie』by シャロン・エイアール&ガイ・ベハール (c)Rahi Rezvani

『One Flat Thing, reproduced』by ウィリアム・フォーサイス (c)Rahi Rezvani

――なぜ、いまNDTなのかを今一度お聞かせいただけますか?
唐津 財政状況が厳しく円安でもある状況において、世界一流のダンスカンパニーが来日する機会が大幅に減っています。そういったなかでも圧倒的な作品を観てほしいという気持ちがあります。私たちの世代は、フォーサイスやピナ・バウシュもどんどん来日していて、海外の最先端のダンスをたくさん観ることができました。それによって自分の目線が上がったというか、もっと凄いものを創りたい、面白いものを観たいということにつながっていると思うのです。今の若い人たちにも観たことのないユニークな作品を観ることができる状況を作っていきたいですね。
そのとき、何か一つの作品を上演することはできますが、いろいろなタイプ、さまざまなアーティストの作品があったほうが選択肢が広がります。だから3作品ではなく5作品なのです。そうすれば5人の振付家の思想やフォルムに触れることができる。その5人のなかでよく知られているのがフォーサイスと、前回来日したマルコ・ゲッケ、クリスタル・パイト。それに、ピーピング・トムのガブリエラ・カリーソ。そして、今回初めて日本に本格的に紹介するエイアール&ベハール。ベテランから最前線の作家までの作品に接すると、西洋の舞踊史、世界の現代ダンス史に触れることができると思うんです。そこを重視するとNDTになりました。
Solo Echo』by クリスタル・パイト (c)Rahi Rezvani
『La Ruta』by ガブリエラ・カリーソ (c)Rahi Rezvani
『I love you, ghosts』by マルコ・ゲッケ (c)Rahi Rezvani

――唐津さんから見た、NDTの凄いところとは?
唐津 ダンサーのクオリティが本当に素晴らしい。世界中から入りたい人が詰めかけるなかから選ばれるメンバーですから。そして、どんどん新しい作品をクリエーションしています。素晴らしいダンサーたちに振付をする機会を得ると振付家も鍛えられます。したがって、そこから生み出されている作品のクオリティはもの凄く高くなります。
なお、NDTのダンサーにも触れていただきたいので、今回のツアーの全会場でワークショップやトークも計画中です。
ちなみに、このカンパニーは国立の舞踊団ではありません。オランダ国立バレエ団から、もう少し自由な表現を追求したいというダンサーたちが自分たちで始めたカンパニーです。そのプライベートな団体が、60年経ってここまでの規模になって、常に最先端のダンスを上演し続けている。それでいてビジネスとして成立しているのも凄いですよね。プロデューサーとして運営手法的にも学ぶところが多いです。
――神奈川公演で18歳以下対象の無料招待、愛知公演では「劇場と子ども7万人プロジェクト(小・中・高校生招待)対象公演」を実施します。その意図をお聞かせください。
唐津 ダンスを観たことのない方々に劇場に来ていただきたいという思いから、これまでにも若い世代の皆さまへの招待を継続的に行ってきました。子供時代に初めて接した作品が、生涯の出会いになることもありますから、最初の一歩としてどんな作品を選ぶかもとても大切ですね。「子供にわかるかしら?」と心配される保護者もいらしゃるかと思いますが、子供たちは大人以上に想像力が豊かなので、若い感性でダンスのエネルギーを身体いっぱいで受け止めてくれると思います。また、神奈川公演では、昨年までは横浜市内在住・在学の方々を対象としていましたが、より多くの方々に触れていただきたいという考えから、居住/在学地を限定しない方針に変更しました。愛知と神奈川、いずれも対象の方であればどなたでもお越しいただけますので、皆さまのご来場をお待ちしています。
【PV】NDT Japan Tour 2024/ネザーランド・ダンス・シアター プレミアム・ジャパン・ツアー2024
取材・文=高橋森彦

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