福田こうへい、殺陣にも再挑戦した迫
力の座長公演をレポート「あ～緊張し
たー！」

全日本歌謡情報センター

2024年02月09日 19:45

福田こうへいが座長を務める劇場公演＜福田こうへい特別公演＞が、本日2月9日（金）大阪・新歌舞伎座にて開幕した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

撮影：河上良

第一部は長谷川伸の代表作であり股旅物の人気作「鯉名の銀平雪の渡り鳥」を上演。愛する人と故郷を守るために戦う、熱く人情味溢れる銀平を福田が熱演した。2022年上演の前作で初挑戦した殺陣を今作でも披露した福田だが、前回以上に迫力ある立ち回りも見どころのひとつだ。硬派なストーリーの中にクスっと笑えるシーンも織り込まれ、福田座長ならではのお芝居で会場を楽しませた。

第二部は「福田こうへいコンサート2024」を開催。第一声で来場者への感謝を述べた後「あ～緊張したー！」と本音が漏れる一幕も。「初日の今日は、お芝居の先輩方に助けていただきました。皆様いかがでしたか？」との呼びかけに、大きな拍手が寄せられた。芝居の稽古期間は連日筋肉痛だったそうだが、その現場は「毎日和気あいあいとしていて家族が増えた感じ」と息の合った様子を見せる。「これからお芝居もどんどん良くなっていくと思います」という福田の言葉通り、今後の芝居にも期待が高まる。

その後は自身の原点でもある民謡、昭和のヒット曲のカバー、人気のオリジナル曲などを立て続けに披露し会場を沸かせる。熱唱で息を切らしながら「初日から飛ばしすぎました」と笑った福田は、「これだけ皆様に応援していただいているのだからやらないわけにはいきません。本当にありがとうございます。明日からも頑張って参りますのでぜひ応援してください」と挨拶。今年の元日に発売された「庄内しぐれ酒」、そのカップリング曲でコンサートでも御馴染みの「男の祭り唄」を歌いあげ、座長公演は好調なスタートを切った。

＜福田こうへい特別公演＞は大阪・新歌舞伎座にて2月23日まで、東京・明治座にて3月8日～31日まで開催される。