ペトロールズ、レコード作品『乱反射
』限定リリース決定 初となるアルバ
ムの配信も
本作は小袋成彬とYaffleが2015年に創業した音楽レーベル〈TOKA〉からのリリースとなり、小袋成彬自身がプロジェクトのプロデューサーを務めている。これまでにリリースされたCDなどに収録されたペトロールズの人気曲を集めてミキシング、リマスタリングしたほか、代表曲「トンネル」はこのプロジェクトのため今年新たにレコーディング。新旧織り混ぜペトロールズを楽しめる6曲入りの貴重なレコード作品となっている。
ミキシングはTom MischやD’angeloなどの作品を手がけるグラミー賞エンジニアのRussell Elevadoが担当。マスタリングはNYブルックリンのThe Bunker Studioにて行われ、BADBADNOTGOODやKamasi Washingtonのレコードマスタリングを務めたAlex DeTurkが手がけた。
また、本日11月8日(水)より先行シングル「エイシア」が配信。1000枚限定レコードのプリオーダーもQratesにて開始した。
【ライナーノーツ】
結成当初のPetrolzは東京・下北沢を中心に精力的なライブ活動を行なっていた。彼らのデモテープを聞いて唯一電話をかけてきた現在のマネージャーによる後押しでレコーディングが開始され、2007年に下北沢GARAGEにて発売された150枚限定のミニアルバム「仮免」が、彼らにとって初めてのCD音源となった。初めての海外リリースとなる今回のアルバム「Ranhansha」は、すでに閉鎖されてしまったスタジオの倉庫に廃棄されたハードドライブから、オリジナルデータを探し出す作業から始まった。また彼らの人気曲「Tunnel」はこの作品のために新たにレコーディングしなおしたため、新旧織り混ぜのPetrolzを楽しめるとても貴重なレコードになっている。さらに、バンドの長い歴史で初めてアルバムのデジタルリリースが実現したことは、長年のファンにとって大変嬉しいサプライズになっただろう。
このプロジェクトのユニークさをさらに際立たせているのは、Russell Elevadoをミキシングエンジニアとして迎えたことにある。ハンドメイドの手触りを感じる音像や彼の独創的なミキシングのアプローチは、D’Angeloの「Voodoo」(2000)やRoy Hargrooveの「Hard Groove」(2003)などの名盤を支えた屋台骨となっていることは言うまでもない。Russellによる創造的で魔法のようなミキシングによってもう一度命が宿ったPetrolzの音楽を、ぜひ多くの人にレコードで体感してほしい。
ちなみに’Ranhansha’とは日本語で「乱反射」の意味である。まるで宇宙の銀河のような高層ビルの光に包まれた夜の東京を、ヴィンテージカーでクルージングしているような作品に仕上がった。現代を代表する日本のミュージシャンと世界最高のエンジニアが織りなす音の乱反射が、ダンスフロアを照らすミラーボールのように誰かの人生を彩ることができれば、私にとってこの上ない喜びである。
– 小袋成彬(株式会社TOKA 創業者)
【リリース情報】
ペトロールズ 『乱反射』
Label:TOKA
Cat.No.:TOKA-0009
Price:¥4,500
Tracklist:
A1. 闖入者
A2. Talassa
A3. 指
B1. エイシア
B2. トンネル
B3. 雨
※Vinyl + Digital
※12inch black vinyl (33rpm)
■ 先行シングル「エイシア」配信リンク(https://lnk.to/eisha)
■『乱反射』LPプリオーダー: Qrates(https://qrates.com/projects/28316) / Bandcamp(https://petrolz.bandcamp.com/album/ranhansha)
■ ペトロールズ オフィシャル・サイト(http://www.petrolz.jp/)
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