橋本愛、山寺宏一の31年ぶりキートン
版バットマン吹替に「伝説的瞬間に立
ち会えて……」と感激

 映画「ザ・フラッシュ」ジャパンプレミアイベントが6月14日、丸の内ピカデリーで開催され、日本語吹替版でバットマンの声を担当する山寺宏一と、スーパーガール役の橋本愛が出席した。山寺は、31年ぶりにマイケル・キートン演じるバットマンの声を本作で担当。その事実を告げられた橋本が「まだ卵子にもなっていませんでした」と発言すると、山寺は大笑いしていた。
 本作は、“ジャスティス・リーグ”の一員で、地上最速のヒーロー・フラッシュを主人公に描くアクションエンタテインメント。幼いころに亡くした母と、無実の罪を着せられてしまった父を救おうと、過去にさかのぼり歴史を改変してしまったフラッシュことバリー・アレン。父と母と幸せに暮らすアレンだったが、その世界には、スーパーマンやワンダーウーマン、アクアマンは存在せず、バットマンは全くの別人になってしまっているという状況だった……。
 キートンは、1989年の「バットマン」、1992年の「バットマン リターンズ」以来、30年ぶりとなるバットマンを演じている。山寺は「バットマン」「バットマン リターンズ」のテレビ放映時の吹替補完版でキートンの吹替を演じていたため「その縁で31年ぶりに声をかけていただけました。こんな素晴らしいエンタテインメント作品に参加できて良かった」と笑顔を見せる。
 スーパーガールの吹き替えを担当した橋本。歴史ある発言に「そのとき、私はまだ卵子にもなっていませんでした」と切り返すと、山寺は大笑い。さらに橋本は「(山寺がキートン版バットマンを演じるという)伝説的な瞬間に立ち会えると思っていなかったので、とても光栄でした」と笑顔を見せるが、コロナ禍で一緒に収録ができなかったことには残念そうな表情を浮かべていた。
 自身初となる洋画の吹き替えとなった橋本。「すごく楽しかったです」と破顔すると「最初はタイムコードに合わせなければいけないとか、唇に合わせないとダメ……と思っていたのですが、あまり気にしない方が表現としてクオリティが高いものができると気づいてからは、自分のなかで表現を楽しむことができました」と収録を振り返る。
 橋本の言葉に山寺は「初めてだと、どうしても合わせなければいけないと思うのに、さすがです」と笑顔を見せると「僕は(連続テレビ小説)『あまちゃん』のときから、ただ者ではないと見抜いていました。音響監督さんも素晴らしいと言っていたのですが、本当に良かった」と大絶賛する。
 出来上がった作品について山寺は「(フラッシュ役の)細谷(佳正)くんがとても頑張りました。細谷ショーと言えるぐらい難しい吹替を見事に演じていました。悔しいほど素晴らしかった。自信を持って吹替版をおススメできます」と太鼓判を押すと、橋本も「ヒーローものというのは普通“諦めないで”と言うメッセージを描くものですが、この映画は“諦めること”の大事さを教えてくれるところがある。ヒーロー映画の概念を覆されるような作品です」と期待をあおっていた。
 またイベント後半にはサプライズも。映画公開日の6月16日の翌日に62歳の誕生日を迎える山寺に“バットマンの誕生日ケーキ”のプレゼントが贈られるシーンもあった。
 「ザ・フラッシュ」は、6月16日に全国公開。

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