【NIGHTMARE リコメンド】
今回のシングルは
“ポジティブなサヨナラ”がテーマ
その人の正義が
自分にとっては悪だったりする
続いて、カップリングにいこう。RUKAのペンによる「despair」は、中近東っぽさが香る歌中とメロディアスなサビパートの対比が印象的だ。異なるテイストを巧みに融合させた手腕はさすがだし、ダイナミクスを効かせたアレンジで楽曲のドラマ性を高めていることも注目と言える。
「今回も曲を先に作って、そのあとに歌詞を書いたのですが、タムを多用して、あまり起伏のない曲を作ろうと思いました。ずっとどんよりした雰囲気の不安な曲というイメージから入っていったんです。でも、やはり途中で不安になってきて、メロディアスな部分を追加してしまいました。アクセントとしては良かったと思います。歌詞については特に多く語ることはないのですが、やはり分かり合うというのは難しいのかなと思っていて。その人の正義が自分にとっては悪だったりしますしね。難しいですよね」(RUKA)
歌詞に関しては、繰り返し忍び寄ってくる陰りや不安をテーマにしながら桜をモチーフにして儚さを表現するというセンスの良さもポイントだ。
演奏面では、まずはYOMIならではの大きなビブラートが心地良いヴォーカルが聴きどころ。
「機能性発声障害になった時は出しづらかった低音が、最近は安定して出せるようになりました。この曲は特に自分が得意な曲調かもしれません」(YOMI)
柩のギターはイントロのノイジーなギターやアグレッシブなリフなど、楽曲の攻撃性を高めるプレイが光っている。
「この曲は繰り返すリフが単調なんですが、それが意外に難しかったです」(柩)
咲人は場面転換に寄り添った細やかなアプローチ/トーンの使い分け(アコースティックギターも鳴っている)や滑らかな音程変化でエキゾチックな味わいを増幅させるギターソロなど、リードギターらしさにあふれたプレイを展開している。
「アコースティックギターはRUKAが作ったデモにも入っていて、雰囲気作りに必要なので入れました。ギターソロはワーミーを使っているように感じるかもしれませんが、ワーミーは使わずに人力で行ったり来たりしています。あと、この曲の間奏のカッティング的なものは地味ですが弾いていて楽しいので気に入っています」(咲人)
Ni~yaがこの曲で展開している“うねりのある歌中/Cメロと粘りのあるサビ”という細やかなニュアンスの使い分けは実に見事。楽曲のスケール感を向上させているファットなトーンにも注目したい。
「機材はいつもと変わらずKillerの自分モデルのベースで、アンプとキャビはEBSです」(Ni~ya)
RUKAのドラムは、まずは出だしやAメロのネイティブ感溢れるビートが最高にカッコ良い。そして、Bメロのパターンチェンジやサビのスロービートなど、リズムの変化を巧みに活かして世界観を深めるアプローチはさすがである。
「個人的にもイントロのドラムは楽しいです。夢中で入り込める感じです。最近はタム主体の遅めなビートが好きです」(RUKA)
「今回も曲を先に作って、そのあとに歌詞を書いたのですが、タムを多用して、あまり起伏のない曲を作ろうと思いました。ずっとどんよりした雰囲気の不安な曲というイメージから入っていったんです。でも、やはり途中で不安になってきて、メロディアスな部分を追加してしまいました。アクセントとしては良かったと思います。歌詞については特に多く語ることはないのですが、やはり分かり合うというのは難しいのかなと思っていて。その人の正義が自分にとっては悪だったりしますしね。難しいですよね」(RUKA)
歌詞に関しては、繰り返し忍び寄ってくる陰りや不安をテーマにしながら桜をモチーフにして儚さを表現するというセンスの良さもポイントだ。
演奏面では、まずはYOMIならではの大きなビブラートが心地良いヴォーカルが聴きどころ。
「機能性発声障害になった時は出しづらかった低音が、最近は安定して出せるようになりました。この曲は特に自分が得意な曲調かもしれません」(YOMI)
柩のギターはイントロのノイジーなギターやアグレッシブなリフなど、楽曲の攻撃性を高めるプレイが光っている。
「この曲は繰り返すリフが単調なんですが、それが意外に難しかったです」(柩)
咲人は場面転換に寄り添った細やかなアプローチ/トーンの使い分け(アコースティックギターも鳴っている)や滑らかな音程変化でエキゾチックな味わいを増幅させるギターソロなど、リードギターらしさにあふれたプレイを展開している。
「アコースティックギターはRUKAが作ったデモにも入っていて、雰囲気作りに必要なので入れました。ギターソロはワーミーを使っているように感じるかもしれませんが、ワーミーは使わずに人力で行ったり来たりしています。あと、この曲の間奏のカッティング的なものは地味ですが弾いていて楽しいので気に入っています」(咲人)
Ni~yaがこの曲で展開している“うねりのある歌中/Cメロと粘りのあるサビ”という細やかなニュアンスの使い分けは実に見事。楽曲のスケール感を向上させているファットなトーンにも注目したい。
「機材はいつもと変わらずKillerの自分モデルのベースで、アンプとキャビはEBSです」(Ni~ya)
RUKAのドラムは、まずは出だしやAメロのネイティブ感溢れるビートが最高にカッコ良い。そして、Bメロのパターンチェンジやサビのスロービートなど、リズムの変化を巧みに活かして世界観を深めるアプローチはさすがである。
「個人的にもイントロのドラムは楽しいです。夢中で入り込める感じです。最近はタム主体の遅めなビートが好きです」(RUKA)
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