映画『思悼』ソン・ガンホ-ユ・アイ
ン、緊張感漂う親子対決

『思悼』は、父親英祖によって米櫃(こめびつ)に閉じ込められ、8日後死を迎えた思悼世子にスポットライトを当て、英祖と思悼世子、そして思悼世子の息子の正祖、朝鮮王朝3代における悲劇を描いた映画。今月8日(火)に南原(ナムウォン)市で行われた『思悼』の撮影は、生まれつきの明瞭さで父、英祖を含め周りの人々を驚嘆させる幼い思悼のシーンから始まった。これから戻れない破局に向かう2人の運命とは相反して、過去の楽しい時間、英祖の息子に対する気持ちを覗き見られる場面である。

『弁護人』、『観相』、『スノーピアサー』、昨年だけで3000万の観客を虜にした国民俳優ソン・ガンホが逆境をくぐり抜け王位にあがった思悼世子の父、英祖役となった。追及された強靭さ、人間として欠落している部分のある英祖を彼の深みのある魅力的な演技で演じてくれるだろう。
また、ドラマ『密会』(14/JTBC)を通じ、深みある演技で強い存在感を見せるユ・アインが悲運の最期を迎える思悼世子となり、観客の哀れみと共感を誘い、英祖との息が詰まるような親子対決を予告している。

初撮影を終えたソン・ガンホは、「映画、『思悼』は私をときめかせ、またこの作品がくれる重圧感も素晴らしいものだった。英祖という手に負えないような役を任され、演技を通じて今までにない経験ができた。無事に終えられるように努力する」と作品についての信頼と熱意を示し、ユ・アインは「キャスティングされてからずっと待ち望んでいた期待作品だ。『思悼』に対する情熱が尋常ではなかったのですごく感激だ」と感想を伝えた。

一方、歴史に対する新しい視点と人間について愛情幼い視線を込める演出力で観客の心を掴んできたイ・ジュンイク監督は『王の男』から10年、再び歴史の話を選んだことについて「歴史上の人物は1人だけでは存在できない。思悼を説明する上でいる英祖は必要で、英祖を理解するうえで思悼を省くことは無理だ。歴史の中で悲運の主人公思悼をメインに、英祖から正祖にいたる56年の歴史や思悼が最期に至るまでの因果関係について掘り下げてみようと思った」と新しい視点で思悼に注目したことを明かした。

今月8日にクランクインした映画『思悼』は父英祖によって米櫃に閉じ込められ最期を迎える思悼世子にスポットライトをあて、誰しも一度は聞いた事のある歴史の悲劇を題材にした映画で15年公開予定である。

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