儚くも暖かい幸福を歌うStone Flowe
r Blooms。新作『いつか花束を』で描
いた希望とは
儚い音楽をやりたい
Coldplayは中学2年生の時にテレビで流れているのを聴いて、俗に言うロックに打たれたじゃないですけど(笑)、初めてCDを買ったアーティストでした。それが4枚目のアルバム『Viva la Vida』ですね。
それから彼らが1作目のアルバム『Parachutes』を、Radioheadの『The Bends』の柔らかい曲を集めたようなアルバムにしたかったというのをインタビューで知って。それでRadioheadを聴いてみたら、当時の捻くれた高校生だった自分に刺さってどハマりしましたね。他にもColdplayが影響を受けたというミュージシャンを聴いていくうちにU2やR.E.M.辿り着き、好んで聴くようになりました。
Bernard Butler(バーナード・バトラー)が大好きなので、それは嬉しいですね。ギタリスト目線で一番参考にしているのがThe Verveで、Nick McCabe(ニック・マケイブ)には凄く影響を受けています。あとはThe SmithsのJohnny Marr(ジョニー・マー)とか、The Stone RosesのJohn Squire(ジョン・スクワイア)も好きです。
はじめはEric Clapton(エリック・クラプトン)とかを聴いていたんですけど、兄が聴いているColdplayを知ってからは、僕もUKの方を掘っていく様になって。それでThe VerveとかThe Stone Rosesにハマっていったんですけど、彼らの楽曲はギターの音に広がりがあるというか、ギターがギターじゃない様な音をしているなって思ったんですよね。
その後にMy Bloody Valentineに出会って、もう彼らはギターなのかシンセサイザーなのかわからない音を出していて、どうやってこの音を出しているんだろうって思ったんです。そこでお年玉でラットとディレイのペダルを買ってみたら、これだ!ってなって。自分も空間の広がりを感じる音だったり、お風呂の中にいる様な音のギターを演奏するようになっていきました。
それは明確にありますね。一発殴られたら死ぬんじゃないかって人がやっている音楽が好きです(笑)。そういう音楽にある切なさや今にも消えてしまいそうなものに魅力を感じますね。なので、自分で曲を作ろうと思い立った時から、僕も儚い音楽をやりたいなと思っていました。
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