嵐「GUTS!」の斬新ダンスはどう生ま
れた? 元ジャニーズJr.の注目コレ
オグラファーも参加

(参考:の“打たれ強さ”はどこから来る? メンバー間の関係性から読み解く)

 今回「GUTS!」の振り付けを担当したのは2013年3月にコレオグラファーの野口量と梨本威温、トラックメイカーの今井悠の3名で結成された振付師ユニット「左」(HIDALI)。「動く」と「止まる」のはっきりした整理に加え、動作の速度や質感や音楽とのマッチングを踏まえて「クリアに視覚を楽しませる」ことをコンセプトに、これまでウィル・アイ・アム「#THAT POWER feat JUSTIN BIEBER」の日本人ダンサー部分や女王蜂「ストロベリヰ」、UNIQLOのCM「MIX PLAY」、フレンチレストラン「レフェルベソンス」のショートフィルム、そして野口がかつてチーフコレオグラファーを務め、梨本がライブ演出チームに参加していたダンスパフォーマンスグループWORLD ORDERでの活動など幅広いジャンルで活躍する、いま注目の振り付けユニットである。そんな「左」がこれまでのキャリアで培った技術やノウハウをふんだんに盛り込んで制作された『GUTS!』。今までの嵐にはない動きの数々にファンは目が釘付けになったのではないだろうか。

 実は嵐と「左」には深いつながりがある。というのもコレオグラファーの梨本は過去にジャニーズ事務所に所属していた元ジャニーズJr.であり、二宮和也や相葉雅紀、松本潤の3人もメンバーだったユニット「J-Boys」の一員だったのだ。事務所退社後も嵐とは友好関係にあり、2012年には松本のソロ曲の構成振り付けも担当している。その後の活躍はもちろんのこと、かつての「戦友」に対する絶対的な信頼があったからこそ「GUTS!」の振り付けを依頼するに至ったのだろう。梨本は今回の振り付けを「最高に楽しんで作った」と語っており、自身にとっても満足のいく作品に仕上がったようだ。

 シングルリリース日の4月30日に梨本はツイッターで「振り付けって、その 動きがパフォーマーに似合った時に初めて価値が生まれます。似合わなかったら意味ない。この作業が僕は好きだし得意です」と発言している。嵐のことを古くからよく知り、どのようなダンスが彼らに「似合う」か熟知した梨本による振り付け。今後も嵐と「左」がタッグを組んだ作品が多く生み出されることに期待したい。(北濱信哉)

リアルサウンド

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