【9mm Parabellum Bullet
ライヴレポート】
『9mm Parabellum Bullet
8th ALBUM「DEEP BLUE」
Release Tour
「FEEL THE DEEP BLUE
TOUR 2019」』
2019年11月30日 at Zepp Tokyo
9mm Parabellum Bulletが11月30日にZepp Tokyoでワンマン公演を行なった。8thアルバム『DEEP BLUE』を引っ提げて10月12日の広島CLUB QUATTROを皮切りに、全国9カ所10公演で開催してきた『FEEL THE DEEP BLUE TOUR 2019』のファイナル、Zepp Tokyo2日目はソールドアウトを記録。今年結成15周年を迎えたバンドのすごみが伝わる素晴らしいライヴとなった。
バックドロップに“9mm Parabellum Bullet XVth 2004-2019”の文字が燦然と輝き、ブルーのライトが差し込む中、これまでの歩みを熱く思い起こさせる「DEEP BLUE」でライヴはスタート。菅原卓郎(Vo&Gu)、滝 善充(Gu)、中村和彦(Ba)、かみじょうちひろ(Dr)の4人がひとたび音を出せば生まれる9mm以外の何者でもない圧倒的な存在感は相変わらず壮観で、いつも瞬く間にハートに火をつけられてしまう。そのエネルギーに負けじと爲川裕也(Gu/folca)も盤石のサポートを見せ、パンパンに埋まった1階フロアーと2階席のオーディエンスもステージ上のメンバーを鼓舞するようにヒートアップしていく。
菅原が時折“フゥー!”と気持ち良さそうに叫んだり、滝がギターの音色をオルガンっぽい奇怪なトーンに変えていたりと、速くてヘヴィな持ち味はそのままに、どこか軽妙洒脱に演奏するメンバー。『BABEL』(2017年5月発表の滝のライヴ活動休止後初の作品)の頃に重くのしかかっていた空気はもうない。《もっと良くなるさ》と歌ってのける「Getting Better」、さらに「Scarlet Shoes」、インストの「The Revenge of Surf Queen」などレア曲も披露。「君は桜」「夏が続くから」では哀愁とともに歌をよりナチュラルに響かせ、激しいばかりではない9mmの奥深さを感じさせてくれた。
“憂鬱とかいろんな出来事を塗り重ねていって深い青色になるようにずっといられたら、一生青春できる”という菅原の言葉、唱え続けることでなんとかやっていこうとする曲「Mantra」も実に9mmらしい。この日のライヴはどんな逆境にあっても止まらずに駆け抜けてきたバンドの生きざまそのものだった。
バックドロップに“9mm Parabellum Bullet XVth 2004-2019”の文字が燦然と輝き、ブルーのライトが差し込む中、これまでの歩みを熱く思い起こさせる「DEEP BLUE」でライヴはスタート。菅原卓郎(Vo&Gu)、滝 善充(Gu)、中村和彦(Ba)、かみじょうちひろ(Dr)の4人がひとたび音を出せば生まれる9mm以外の何者でもない圧倒的な存在感は相変わらず壮観で、いつも瞬く間にハートに火をつけられてしまう。そのエネルギーに負けじと爲川裕也(Gu/folca)も盤石のサポートを見せ、パンパンに埋まった1階フロアーと2階席のオーディエンスもステージ上のメンバーを鼓舞するようにヒートアップしていく。
菅原が時折“フゥー!”と気持ち良さそうに叫んだり、滝がギターの音色をオルガンっぽい奇怪なトーンに変えていたりと、速くてヘヴィな持ち味はそのままに、どこか軽妙洒脱に演奏するメンバー。『BABEL』(2017年5月発表の滝のライヴ活動休止後初の作品)の頃に重くのしかかっていた空気はもうない。《もっと良くなるさ》と歌ってのける「Getting Better」、さらに「Scarlet Shoes」、インストの「The Revenge of Surf Queen」などレア曲も披露。「君は桜」「夏が続くから」では哀愁とともに歌をよりナチュラルに響かせ、激しいばかりではない9mmの奥深さを感じさせてくれた。
“憂鬱とかいろんな出来事を塗り重ねていって深い青色になるようにずっといられたら、一生青春できる”という菅原の言葉、唱え続けることでなんとかやっていこうとする曲「Mantra」も実に9mmらしい。この日のライヴはどんな逆境にあっても止まらずに駆け抜けてきたバンドの生きざまそのものだった。
撮影:石崎祥子/取材:田山雄士
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