【インタビュー】杉野遥亮「遠距離恋
愛になったら続ける自信はないかもし
れない」“けだもの男子”を演じて感
じた変化

杉野遥亮演じる極上のモテ男・柿木園豹の萌えキュンな“けだもの男子”っぷりで大反響を呼んだdTV×FOD共同製作ドラマ『花にけだもの』。そのSecond Seasonが絶賛オンエア中だが、パワーアップした豹のカッコ良さにとろけている女子も多いはず。でも、実は杉野自身は豹とは真逆の「極上シャイボーイ」(笑)。自分のことも相手の気持ちも冷静に「視てしまう」がゆえに葛藤や悩みが生まれてしまう。その、繊細かつ不器用な素顔もまた役者・杉野遥亮の魅力なのだ。

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■“極上のシャイボーイ”を克服!?モテ男・豹との出会いが自信に繋がる!
――Second Seasonはどんな気持ちで撮影に入りましたか?
杉野 Season1のときは現場の空気感がすごく良くて、作品づくりの楽しさを純粋に感じられた場面がいくつもあったので、同じ感覚をまた味わえるのが嬉しかったです。ただ、Season1が青春群像劇だとしたらSecond Seasonは個々にフォーカスした話になっていて。高校卒業に向かっていくひとりひとりの進路だったり、そこで生まれる関係性を描く流れになっているので、それぞれ目の前の相手とどう向き合うか。芝居をする上でもそこが変化のポイントになっているし、成長している部分だと思います。
――杉野さん自身も、自分の成長を感じました?
杉野 Season1の頃より長い時間キューちゃん(中村ゆりか)と過ごしているので、ふたりの関係性をよりリアルに表現できるようになったかも。あと、Season1のときは自分が作品を引っ張っていく比重とか役への愛情とか、そこら辺のバランス感覚がうまく取れていなかったなって、Second Seasonの撮影に入ってから見えてきた。そういうことって過ぎてみないとわからないと思うんだけど、少しは余裕が出てきた気がします。
――Season1に引き続きハグシーンも満載ですが杉野さんはハグがうまいですよね?
杉野 えー!!ハグってうまい下手あります?(笑)。
――絵になるし、すごくキュンキュンします(笑)。コツってあるんですか?
杉野 コツはないけど…やっぱり相手との呼吸だと思いますよ。あと、キューちゃん役の中村さんと僕の身長差が20cm以上あるので、そこに助けられたところもあるのかも。わかんないけど(笑)。
――身長差は“絵になる”ポイントではありますね(笑)。ちなみに杉野さんは自分からあまり心を開くタイプではなかったそうですが、そこら辺も変わりました?
杉野 僕は“極上のシャイボーイ”ですからねぇ…。
――はははは(爆笑)。それはそれで素敵ですけど、役者さんって素顔はシャイな方が多いですよね。
杉野 僕はその中でも特に話せないタイプかもしれない。人前に出るだけで赤面するし、こうやって誰かから注目を浴びることも苦手だったので。自分を客観的に見ちゃうから、人前に立ったとき自分の理想と違う形になっていると、どうしようってテンパっちゃうんですよ。ただ、この仕事の影響で変わった部分もあるし、自分とは真逆のタイプの豹を演じることで自信にもなった。女性が喜びそうなことを少しは言えるようになったし(笑)。まぁ、でもまだまだハードルは高いですけど。
■高校生から大学生の間に抱えていた悩み、葛藤を告白!なりたかった職業とは?
――Second Seasonでは愛するキューちゃんが遠く離れてしまうかもしれないという、豹にとってもハードルの高い展開になっています。杉野さんなら同じ状況になったら相手を引き止めますか?それともあえて背中を押してあげます?
杉野 僕は最終的に決めるのは自分自身って考え方だから無理に引き止めないと思う。離れたくないって気持ちを正直に伝えた上で相手に判断してもらうでしょうね。ただ、遠距離恋愛になった場合は続ける自信はないかもしれない。やっぱり会えないと気持ちを確認しあえないし、メールとかじゃ感情もわからないじゃないですか。そこら辺でどんどんすれ違って心も離れていくんじゃないですかね。
――18歳、19歳という年齢も大きいですよね。その頃はまだ自分自身も定まっていないから環境に影響されやすいし、ブレやすい。Second Seasonはそういうこの年代特有の揺らぎや葛藤も描いていますが、杉野さんは高校生から大学生の時期に悩んだことはありました?
杉野 ありましたよ。まず、大学を選ぶときに文系か理系かで悩みました。本当は文系タイプなのに友だちが多いからという理由で理系に進んでしまい、結果、やってもやってもできない、どうしたもんかという状態になってしまったっていう。
――そこで文系に変える選択肢は?
杉野 僕、元々、なりたいものが建築士だったんです。それも理系を選んだ理由のひとつだったんだけど、でも自分は文系っていうミスマッチ感があって挫折とまではいかないけど、そこで決断を迫られたんですよね。
――文系にいくなら建築家そのものを諦めないといけないと。
杉野 そう。でも、自分の中では何となく無理だってわかっていたんです。向いていないんだろうなって。進路を決めるときに先生から「夢は具体的に決めた方がいい」って言われたから建築士って決めてはいたけど、ある程度の段階から諦めはついていた。負けず嫌いだから、頑張って食らいついてはいたけど。
――でも、諦めたことでまったく違う道が開けましたね。
杉野 そうですね。そう考えると、いろいろ悩んだけど、今振り返ると諦めた時点ではあまり悔しくなかったかも。それよりも違う道を選んだら自分にはどういう未来が待っているんだろうっていう、希望の方が大きかった気がします。
文/若松正子

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