【The Floor・RUSH BALL 2018 クイッ
クレポ】身上のポップネスをどこまで
も泥臭く奏でた“一音入魂”のステー
ジ
The Floor
The Floor
「本当に幸せです。ありがとうございます!」と、綻んだササキの表情にこちらまで嬉しくなる心地のなか、『RUSH BALL』への思いも語ってくれる。「昨年、お客さんとして観に来ててね。憧れのアーティストや仲のいいバンドもたくさん出ていて。すごく素敵なフェスだなって思う一方、悔しくて! 次は絶対出てやると思い、走って歌って叫んで……、やっとこのステージに立つことができました」。フルスロットルでのこのステージに込められたピュアネスな言葉に、じんわり胸が熱くなる。「僕たちは音楽を続けていくけど、あなたとの道が重なって、また会えることを祈っています」(ササキ)と続けては「イージーエンターテイメント」で鮮やかなフィナーレを! 汗だくの中、全員で飛び跳ねる光景の何とピースフルなことか。客席まで降り目線を同じにしたササキは「声を聞かせてください!」と幾度も、幾度も叫ぶ。ポップで軽快、どこまでもグッドメロディ。なのに何とも泥臭いライブバンドたる姿に浮かんだ言葉は“一曲入魂”、いや“一音入魂”か。鳴らす音の隅々までエナジーを迸らせ、愛に満ちたひとときを紡いだ彼らの手でATMCも開幕です。
文=後藤愛 撮影=森好弘
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