L→R ikoma(Gu&Cho)、PON(Vo&Gu)、LOVE大石(Dr)、たく(Ba)

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【ラックライフ インタビュー】
ライヴハウス育ちの俺たちの仲間の歌

ギラギラした「シンボル」と
カップリング2曲
良い感じのバランスになって良かった

カップリングの「バースデー」というバラードには、LACCO TOWERの真一ジェットさんがピアノで参加していますが、この曲を入れたのは「シンボル」で仲間について歌っているからというところもあるんですか?

そうです、って言ったほうがカッコ良いですか?(笑) 全然そういうわけじゃないんですよね。ちょっと前にレコーディングして、“いい曲なんだけど、いつ出そう?”って言ってるうちに“どうしよう?”ってなって、“じゃあ、出しちゃおう。もう待てない。早く聴いてほしい”って今回のタイミングになりました(笑)。

あ、そうなんだ(笑)。真一ジェットさんが参加することになったいきさつは?

仲間のミュージシャンの誰かと何か一緒にできたら面白いねって話になって、“じゃあ、ジェッさん(真一ジェットの愛称)でしょ! やってみたい”ってことでお願いしました。メンバー全員、真っ先に名前が浮かんだと思います。

LACCO TOWERとは、どのようなエピソードがありますか?

僕らがラックライフになってすぐに滋賀で対バンしたんですけど、その時のライヴがすごかったんですよ。“うわ、すっごー。でも、こわー”ってなって、めちゃめちゃカッコ良いと思ったけど、めちゃめちゃ怖くて話しかけられなかったんです(笑)。それが9年前だと思うんですけど、それから一緒にやりたいと思いながら、ずっとできないまま4~5年経って、僕らが主催イベントの『GOOD LUCK』をやり出した頃だから5年ぐらい前かな。“『GOOD LUCK』だったら誘えるんじゃない?”って思ってオファーをして、それをきっかけに大阪でツーマンしてもらって一気に距離が縮まったんです。認めてもらえたんでしょうね。だからLACCO TOWER主催の『I ROCKS』ってフェスにも毎年出させてもらってます。

そんなカップリングの「バースデー」とポップな「ルーター」も素直な気持ちを包み隠さず歌った曲になっていますが。

「ルーター」はほんとにショックなことがあると、人ってこんな感じになるんだなって。歌詞にあるように、ほんとに何かが崩れていくような気がして、呆然とするってこういうことかって。叫んだり、“くっそー!”って感じになるわけでもなく、ただ単にショックで全然動けなくなって、ボーッとしちゃうみたいなことがあるんだ…みたいなことがあった時の歌です。身近な人からそういうことを言われたんですよ。僕がショックを受けるような言葉を、大したことではないと思って言ったのかな。相手は僕がこんなにショックを受けてるって、全然思ってないだろうな。結局、人って分かり合えないんだ。そんなことをサラッと言えるってすごいな…って思ったんですよ。でも、それってたぶん、その人との関係だけじゃなくて、全部の人とそうなんだろうなって。そんなふうに思ったら、自分も相手の気持ちを分かっているつもりになっていたらダメだなって、すごく思ったんです。気を付けようっていうか、歩み寄る気持ちが必要で、一緒に生きていかないといけないし、お互いの努力が必要なんだなって思いながら書きました。

もう1曲の「バースデー」はお母さんに対する気持ちですよね?

そのまんまですよね。お母さんに曲を書いたことがないなと思ったんですよ。何かのインタビューの時にそういう話になって、“書きたいですけどね”って言ったことをふと思い出して、じゃあ書こうと(笑)。だから、バンドでやろうなんてことは全然考えずに、河川敷で弾き語りしていたらできたんです。最初に何気なく出てきたのが《今日は僕の産まれた日》っていう歌い出しのフレーズで。全然違う日だったのに(笑)。“誕生日の歌か。誕生日ってどんな日かな?”って考えながら書きました。

お母さんにはもう聴かせました?

聴かせてないです。たぶん発売日に買いますよ(笑)。聴いたらどういう歌なのか、さすがに分かると思うけど。えっ、どうします? もし、お母さんに曲を書いたとして、CDが発売される前に“お母さんに歌を書いたんだ”って聴かせます?

きっと聴かせないでしょうね(笑)。

聴かせないでしょ! ほらぁ(笑)。作りながらも照れ臭かったですけど。“ほんとに作っていいんかな?”って思いましたけど、結果ギラギラした「シンボル」と「ルーター」、そして「バースデー」。良い感じのバランスになって良かったと思います。

取材:山口智男

シングル「シンボル」2018年5月9日発売 Lantis
    • 【初回限定盤(DVD付)】
    • LACM-34750 ¥2,268(税込)
    • 【通常盤】
    • LACM-14750 ¥1,404(税込)

ライヴ情報

『ラックライフpresents GOOD LUCK 2018 大阪編』
5/04(金) 大阪・なんばHatch
w)あいう、グッドモーニングアメリカ、ザ・モアイズユー、Self-Portrait、CHERRY NADE 169、BURNOUT SYNDROMES、HEADLAMP、LACCO TOWER、Rhythmic Toy World

『Don’t Stop Music Fes. TOCHIGI 2018』
5/20(日) 栃木・栃木文化会館 大ホール

『MiMiNOKOROCK FES JAPAN in 吉祥寺』
5/27(日) 東京・吉祥寺周辺のライヴハウス

ラックライフ プロフィール

ラックライフ:2005年、同じ高校のクラスメイトで結成された大阪・北摂出身の4ピースギターロックバンド。前身バンドを経て08年3月にバンド名を現在の“ラックライフ”に改名。大阪、東京を中心に活動を続け、16年3月にはラックライフ8周年記念イベントを大阪なんばHatchにて開催し、800人を動員した。同年5月、シングル「名前を呼ぶよ」でメジャー進出を果たした。ラックライフ オフィシャルHP

L→R ikoma(Gu&Cho)、PON(Vo&Gu)、LOVE大石(Dr)、たく(Ba)
ラックライフ
ラックライフ
シングル「シンボル」【初回限定盤(DVD付)】
シングル「シンボル」【通常盤】

OKMusic編集部

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