江戸時代の“粋”な根付装飾の世界　
『高円宮家所蔵　根付展―てのひらの
小宇宙』が佐倉市立美術館で開催　

千葉県佐倉市立美術館にて、『高円宮家所蔵 根付展―てのひらの小宇宙』展が、2018年1月20日～2月18日まで開催される。

「根付」（ねつけ）とは、江戸時代、巾着袋や印籠（いんろう）などの紐に取り付けた留め具のことで、着物の帯に巻き挟んで、袋が腰から落ちないようにストッパーの役割を果たしていた。さらに、動物などのデザインで、江戸の人びとのちょっとしたお洒落を演出した根付。現在では欧米でも人気を博し、根付を収集している海外の博物館も少なくない。

今回の展示では、高円宮憲仁殿下が妃殿下と共に収集された貴重な根付コレクション約240点を一堂に公開する。また、 高円宮妃久子殿下の講演会も開催予定。

（村松親月《鶉》1989年、 象牙、 蒔絵、 2.9cm）

（森哲郎《蝦蟇仙人》2000年、 黄楊、 4.1cm）

（オーエン・マップ《トロル》1990年、 牛骨、 10.3cm）

（岡隹《虎》18世紀、 象牙、 2.9cm）

イベント情報

『高円宮家所蔵 根付展-てのひらの小宇宙』

　日時：2018年1月20日（土）～2月18日（日）
　会場：佐倉市立美術館 2階展示室
　開館時間 ：10：00～18：00（入館17：30まで）
　※初日の1月20日（土）のみ、13：30開場
　休館日：月曜日
　※ただし、2月12日（月・祝）開館、13日（火）休み
　観覧料金：一般600円 (480円)、大学・高校生400円 (320円)、中学生以下無料
　※ () 内は前売り及び20名以上の団体料金
　※市内小中学生には、同伴者1名の無料券付鑑賞パスポート配布