【オズ】これからもいろんな“初めて
”に
挑戦していきたい
紅一点のNARUMIをヴォーカルに据えたデジタリックでありつつも生々しく、ポップでキャッチーでパンキッシュなバンドサウンドを聴かせるオズ。メジャーデビューアイテムとなる両A面シングル「セツナ/スカイライン」についてNARUMI(Vo)といっせー(Gu)に語ってもらった
取材:土内 昇
「激しくラウドにカッコ付けるだけじゃなく、キャッチーで楽しくて、時には切ない部分や間抜けな一面もあったり、ちゃんと真面目にふざけることもできる(笑) …そうやってみんなを巻き込めるような、そんなハチャメチャなバンドになりたいです」(いっせー)
…と語るのは沖縄を拠点に活動を続けるオズ。そんな彼らのデビューシングル「セツナ」は、“バンドサウンド+同期モノ”というオズの持ち味が活かされたナンバーでもある。
「この曲はラウドロックと四つ打ちクラブサウンドの融合をイメージしてたので、先に基盤のループシンセを作り、それをバンドで展開させていきました。そこで一番驚いたのが、NARUMIが持ってきた歌詞がラブソングだったこと。しかも、ちょっと切ない系の。それに合わせて若干コードやアレンジを変えたので、一気に印象が変わりましたね」(いっせー)
「サビのメロディーができた瞬間から、なんとなくラブソングを書いてみたいって思っちゃったんですよ(笑)。でも、自分にとっても、もちろんオズにとっても、初めてのラブソングなんです。これからもいろんな“初めて”に挑戦していきたいですね」(NARUMI)
そして、両A面のもう1曲「スカイライン」。ライヴの絵が浮かぶような疾走感のある曲なのだが、初期の頃に作った曲らしく、あるコンセプトに基づいて作ったそうだ。
「その頃はただなんとなくギターをかき鳴らしてできたフレーズを、みんなで試行錯誤しながら広げていくという曲の作りかたをしてたんですよ。そこで、楽器を触るよりも、鼻歌よりも先にコンセプトを立てた曲作りを試してみたんです。そのコンセプトはズバリ! 某アニメ(ONE PIECE)のテーマソング(笑)。イントロから全部、アニメのオープニングの絵を想像しながら作りました。そんなワクワクドキドキ感を持った曲って結果的にライヴでもすごく映えるんです。まぁ、狙い通りなんですけど(笑)」(いっせー)
本作でメジャー進出するオズだが、デビューするにあたって大きな夢があるようだ。
「オズのディズニーランドを作りたいんです! 大人も子供も、怖い人もやさしい人も、みんなみーーんな巻き込んでテーマパークを作りたいです。メジャーとかインディーズとかのフィールドにとらわれず、やりたいことはやりたい!」(NARUMI)
「ディズニーランドって…とらわれなさ過ぎっしょ?(笑) でもまぁ、夢は大きいほうがいいもんね。自分は逆に“メジャーじゃなきゃできない”ようなことをやりたいですね。それが何なのかはこれから考えます(笑)」(いっせー)
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