【rhythmic】ちょっとだけ頑張る勇気
が出たらいいね
あなたは友達ではなく、好きな人…今の関係より一歩前に踏み出したいけど、関係そのものがなくなってしまう恐怖。だけど、もう友達には戻れない。そんな切ない心情を乗せたrhythmicのバラードが誕生。
取材:ジャガー
2枚目となる本作「Just a fried」では、友情から恋心へ変化してしまった自分との葛藤を吐露していて、すごく胸が締め付けられる切なさがありました。
高田
1stシングル「キミに伝えたくて」よりも良いものにしたいねってみんなで話はしていたので、聴いた瞬間から自然に気持ちが歌に乗せることのできた「Just a fried」は気に入ってます。
山下
前作とガラッと雰囲気も違うし、踊りのテイストも違うから、やってる側としても面白いですね。
大門
誰もが共感できる内容だと思います。新幹線で移動中に聴いてシュミレーションしてたんですけど、泣けてきたぐらいなんで(笑)。メンバーそれぞれに経験したことがあると思うから、感情もこめやすくて踊りやすかったです。
こういう内面の弱さは誰しもが持っているもので。特に女の子は、強がったりもするけど、本当はとてもシャイな部分があって“分かるー!”って、つい本音が出るのかもしれませんね。
小谷
確かに、すごく感情移入しやすかったですね。私はよく肉食系に見られるんですけど、実は草食系で、歌詞の意味がすごく分かります(笑)。いざという時、言えないんですよね。
小林
歌詞も曲調も切ない感じだから、振りももっと切ない感じになるのかなって。バラードを踊るのが結構好きなんで、聴いた時からワクワクでした。
曲の展開がとても面白くて、聴き逃せないんですよね。ずっとサビみたいな。
高田
そうなんです! 嬉しいです(笑)。この曲って実は面白い構成になってまして、1番はAメロ、2番目にはAメロがなくて語りかけるような歌ラップになるんで、珍しい構成なんですよ。1回しか出て来ない部分もあるので、常に気を抜けないというか。歌い手としても瞬間瞬間を大切に歌って、聴いてくれるみなさんにこの面白さが伝わればいいなって。
《頑張って》のひと言だけ、聴こえ方が違っていたのですが。
高田
優しく歌いました。“頑張るのはちょっとだけでいいんだよ”って。この曲で伝えたいのは、ちょっとだけ頑張る勇気が出たらいいねって。“せっかくの友情を壊したくないけど、あなたを好きな気持ちは止まらない。どうすればいいの?”って、結構辛いことじゃないですか。答えが簡単に出せる問題でもないし…だから、そんなに思い悩まなくてもいいんだよって声をかけたくて。切ない歌にはどこか救いの部分が必要だと思ったので、《頑張って》は包み込むように歌いました。
しかも、この秋から冬にかけてのタイミングでリリースされるのも良いですよね。曲のしっとりとした世界観が映えるなと。
小谷
今回のイメージカラーも青なので、衣装もシックな感じで切なさをより強調してますね。ダンスのみのパートはないのですが、全員の一体感が見せ場ですね。まだ2ndシングルなんですけど、常にrhythmicは新しいことに挑戦していきたいなって思っているので。
MVでは、ちょっとした演技に挑戦されていますよね。
大門
撮影の現場がそんなに堅苦しい雰囲気でもなく、みんな自然でしたね。すごく楽しくできました。
並んで歩いているシーンも、すごく笑顔が自然でしたね。
小谷
本当に素のままなんですよね。いつもあの雰囲気です。
大門
あまりに自然体過ぎて…歩く姿が、カッコ悪かったのが反省点です(笑)。