【傳田真央】恋愛に対して素直な自分
になれる作品
自身の思いを素直に伝えるシンガー、傳田真央。久々の新作には、男性アーティスト7組とコラボして作り上げた恋愛ドラマが詰まっている。
取材:土屋恵介
まずは最近の活動について聞かせてください。
『傳田会』って女子会ライヴをしてました。私、普段、女子会番長なんですよ(笑)。その感じの延長で食事をしたり、リラックスしたライヴをしてるんです。トークもいっぱいするし。以前はあまりMCをしなかったから、こんな人だって知らない方も多かったと思うので(笑)、近くでみなさんと接することができて楽しいです。
いやー、かなり気さくな人柄で驚きました(笑)。
(笑)。あとは、プライベートで恋愛で揉めたり、それをせっせと曲にしたり(笑)
リアルですね(笑)。綺麗に言うと、楽曲制作に取り込んでたと(笑)。さて、新作の『MENZ Collaboration』は7組の男性アーティストとのコラボ作品ですが、どういうきっかけでスタートしたのですか?
前アルバム『恋愛中毒』は女の子の気持ちを掘り下げた作品だったので、そろそろ男子の恋愛観も知りたいと思ったんです。共演したい方にオファーして、一緒に恋愛ドラマを作っていった感じですね。楽しい作業でした(笑顔)
思い出し笑いになってますよ(笑)。まず、SEAMOさんとの「RESET」は、恋愛にピリオドを打ち、前に進んでいく想いを歌った爽快なハウスチューンですが。
前作がダメな恋の話が多かったので、今回はリセットして、外に向かうようにスタートしたかったんです。
この曲では伸びやかなヴォーカルが、WAZZ UPとの「Be A Good Boy」ではエレクトロサウンドで強めの歌声が聴けますが、男性とのコラボで新しい自分の側面が引き出されたのでは?
それはありますね。歌詞でも、自分だけじゃ出てこない言葉を引き出してもらったり、良いことずくめで(笑)
あと、CIMBAさん、SOFFet、ET-KINGのTENNさん、KLUTCHさん、末光 篤さんとさまざまな恋愛ソングを聴かせてくれます。AAAのURATA NAOYAさんとの「夏の日も、冬の日も」は幸せなバラードですね。
久しぶりのストレートなバラードですね。女子って、ときどき幸せを忘れたり、幸せにためらいを感じたりしてしまうけど、素直に、幸せな夢を見てもいいんだって思えるような曲になったらいいなって曲になりました。
NAOYAさんと歌ってみてどうでした?
自然と寄り添うように歌ってくれるような感じがして、彼自身の性格をそのまま表したような歌声をしてましたね。やさしくてハスキーで、おこがましいですけど、私の声とも合うのかなって(笑)
それは良かったです(笑)。このアルバムを作ってどんなことを感じましたか?
やっぱり女子は、ちゃんと女の子らしくかわいらしくするのが大事だなって。普段、女の子同士で話してると、男の人はこうだからこうしとかなくちゃとか、作戦を立てがちなんです。でも、普段は表に出さない男の人も、実は純粋に恋愛について考えてるんだって、コラボして改めて分かりましたね。いいラブソングを聴くのは、恋する女の子を純粋に戻してくれる時間だと思うんです。なので、女の子がこの作品を聴いて、素直に自分を出せるようになってくれたらなと思います…私も含めてですね(笑)
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