【インタビュー】小曽根真、世界中の
ミュージシャンが結集した震災チャリ
ティー・アルバムについて語る:前編
ジャズ・ピアニスト小曽根真が、世界中の有名ミュージシャンたちに呼びかけ制作した東日本大震災チャリティーCD『Live & Let Live -Love For Japan -』が7月末に発売された。
3月11日、仕事の合間に六本木で食事中に地震を経験し、曲がるように揺れているビル群を眺めていたという小曽根。自身も地元、神戸が震災を経験していたこともあり震災直後から“何らかの形で復興に貢献したい”と考えていた。本作の企画は4月の夫人からの提案がきっかけで、一気に始動したという。
「妻から“CDを作るべきです”と後押しされたことをきっかけに、世界中の友人の協力を得てチャリティーCDを作成し、義援金を世界中から集めることで何か貢献できるのではないだろうか?と思いたちました。行動に移すことだけを考え“世界中にいる彼らとどこで録音するか?”も考えずにメールで呼びかけたんです。そうしたら一晩で全員から返事が返って来た。」
3月11日、仕事の合間に六本木で食事中に地震を経験し、曲がるように揺れているビル群を眺めていたという小曽根。自身も地元、神戸が震災を経験していたこともあり震災直後から“何らかの形で復興に貢献したい”と考えていた。本作の企画は4月の夫人からの提案がきっかけで、一気に始動したという。
「妻から“CDを作るべきです”と後押しされたことをきっかけに、世界中の友人の協力を得てチャリティーCDを作成し、義援金を世界中から集めることで何か貢献できるのではないだろうか?と思いたちました。行動に移すことだけを考え“世界中にいる彼らとどこで録音するか?”も考えずにメールで呼びかけたんです。そうしたら一晩で全員から返事が返って来た。」
呼びかけにはチック・コリア(pf)、ゲイリー・バートン(vib)、アナ・マリア・ヨペック (vo)、 クリスチャン・マクブライド(b)、ジェフ・テイン・ワッツ(ds)、ジェイク・シマブクロ(ウクレレ)、ランディ・ブレッカー(tp)、ゲイル・モラン・コリア(vo)、パキート・デリヴェラ(cl)、 神野三鈴(vo)ら、ワールドワイドに活躍する大物ミュージシャンが名を連ね強行スケジュールの中でレコーディング・セッションが行われた
「ビックバンドのCDのミックス作業がニューヨークであったので、予定を調整してチック・コリアのフロリダの自宅スタジオで録音して、翌日朝一でニューヨークに戻りクリスチャン・マクブライドらと録音、アナ・マリア・ヨペックは昨年12月にポーランドで録音した中から“クヤヴィアク”を提供してくれた。ジェイク・シマブクロは日本滞在中に大阪から東京に飛んできて3時間という限られた時間で参加してくれた。また、佐藤可士和さんがポジティヴなエネルギー溢れる素晴らしいジャケットを超多忙な中作ってくださった。彼も“何か自分もしたかった”と快諾してくれました。
「僕は今回の問題は日本国内の震災というだけでなく世界の問題として捉えています。一人一人が意識を持ち、積極的に復興に関わっていかないと駄目だと思ったのです。音楽は人と人をつなぐ最高のコミュニケーション・ツールなので、世界中の友人、音楽から頂く力で人がつながっていくんだというのも一つのメッセージだと考えています。とにかくミュージシャンの皆も“日本に何かしたい”という気持ちでこの作品に参加してくれました。“日本のことを愛しているから”とメッセージを寄せてくれたんです。世界中のみんなが自分の国に起きた事のように日本の問題を感じていて、その想いが本当に尊いものだと感じました。そんな気持ちを被災者の皆さんにしっかり届ける。それも僕がこのCDを作った目的だと思う。それから、物事が風化することで被災者の皆さんが不安になるという現象を阪神大震災の時に経験しました。僕たちが常に被災地のことを忘れてないというメッセージは発信し続けて行きたいんです。」
【リリース情報】
小曽根 真
リブ・アンド・レット・リブ - ラヴ・フォー・ジャパン
MAKOTO OZONE / LIVE & LET LIVE - LOVE FOR JAPAN
発売中
CD:UCCJ-2089 \3,000 (tax in) VERVE
「ビックバンドのCDのミックス作業がニューヨークであったので、予定を調整してチック・コリアのフロリダの自宅スタジオで録音して、翌日朝一でニューヨークに戻りクリスチャン・マクブライドらと録音、アナ・マリア・ヨペックは昨年12月にポーランドで録音した中から“クヤヴィアク”を提供してくれた。ジェイク・シマブクロは日本滞在中に大阪から東京に飛んできて3時間という限られた時間で参加してくれた。また、佐藤可士和さんがポジティヴなエネルギー溢れる素晴らしいジャケットを超多忙な中作ってくださった。彼も“何か自分もしたかった”と快諾してくれました。
「僕は今回の問題は日本国内の震災というだけでなく世界の問題として捉えています。一人一人が意識を持ち、積極的に復興に関わっていかないと駄目だと思ったのです。音楽は人と人をつなぐ最高のコミュニケーション・ツールなので、世界中の友人、音楽から頂く力で人がつながっていくんだというのも一つのメッセージだと考えています。とにかくミュージシャンの皆も“日本に何かしたい”という気持ちでこの作品に参加してくれました。“日本のことを愛しているから”とメッセージを寄せてくれたんです。世界中のみんなが自分の国に起きた事のように日本の問題を感じていて、その想いが本当に尊いものだと感じました。そんな気持ちを被災者の皆さんにしっかり届ける。それも僕がこのCDを作った目的だと思う。それから、物事が風化することで被災者の皆さんが不安になるという現象を阪神大震災の時に経験しました。僕たちが常に被災地のことを忘れてないというメッセージは発信し続けて行きたいんです。」
【リリース情報】
小曽根 真
リブ・アンド・レット・リブ - ラヴ・フォー・ジャパン
MAKOTO OZONE / LIVE & LET LIVE - LOVE FOR JAPAN
発売中
CD:UCCJ-2089 \3,000 (tax in) VERVE
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