河瀨直美監督の最新作『あん』樹木希
林×市原悦子 大女優が初共演!!

監督は、初の劇場映画『萌の朱雀』(1997)でカンヌ国際映画祭新人監督賞を史上最年少で受賞し、『殯の森』(2007)で同映画祭に グランプリを受賞した、世界が認める河瀨直美。主演は、2008年に紫綬褒章を受賞し、2013年には『わが母の記』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、今年秋には旭日小綬章も受章した、日本を代表する大女優・樹木希林が演じる。
河瀨直美監督の最新作『あん』樹木希林×市原悦子 大女優が初共演!! ©映画『あん』製作委員会/Comme des Cinémas/Twenty Twenty Vision
そしてこの度、本作に市原悦子が出演していることが分かった。樹木希林演じる元ハンセン病患者・徳江が暮らす療養所内の喫茶店で働く“佳子”を演じる。徳江と佳子は親友であり、長い年月をともに療養所で過ごした間柄。優しく心温かな佳子を丁寧に演じた。

市原は1957年に俳優座に入団し「りこうなお嫁さん」でデビュー。新劇女優として高い評価を得た。1971年には俳優座を退団し、舞台だけでなく、映画・テレビなど多方面で活躍。1990年には『黒い雨』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞し、役者としての地位を確立した。映画出演は、2006年公開『バルトの楽園』以来9年ぶりで、河瀨監督作も初出演。一方の樹木は、1961年に文学座に入り女優活動をスタート。1966年に文学座を退団後も、個性派女優として活躍。数々の賞を受賞している。50年以上の役者経験のある大女優二人が、映画『あん』で初めての共演を果たした。

今回の共演は、樹木さんが監督へ提案し実現に至ったという。また、樹木さんとの共演について市原さんは「楽しかったです。お互いに50年以上役者の仕事をしてきたのにこれまで一度も御一緒しませんでした。希林さんは年を経たこと、またお体の具合も万全ではないことが、より魅力的にしているのかなと感じました。撮影を待つ間も楽しかったです。」と語り、「自然との共生について、監督は地に根を張っていらっしゃると感じました。そして、優しく、竹のようにしなやかな女性の力が心強かったです。」と河瀬監督の印象を語った。
映画『あん』は、2015年6月全国公開 ©映画『あん』製作委員会/Comme des Cinémas/Twenty Twenty Vision
映画『あん』は、2015年6月全国公開!

配給:エレファントハウス
©映画『あん』製作委員会/Comme des Cinémas/Twenty Twenty Vision

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