劇場アニメ「ルックバック」河合優実
が藤野役、吉田美月喜が京本役 声優
初挑戦で主演抜てき

(c)藤本タツキ/集英社(c)2024「ルックバック」製作委員会 「ファイアパンチ」「チェンソーマン」で知られる漫画家・藤本タツキ氏の読み切り作品を劇場アニメ化する「ルックバック」の声優キャストが発表され、河合優実と吉田美月喜が主演を務めることがわかった。
 コミック配信サイト「ジャンプ+」にて2021年7月に発表され、初日で閲覧数250万以上を記録した「ルックバック」。ひたむきに漫画を作り続ける藤野と京本という2人の少女の姿をみずみずしく描きながらも、やがて起きる2人の運命を分ける出来事を強烈なリアル感を持った筆致で描き出し、著名なクリエイターたちをはじめ、多くの漫画ファンの注目を集めた。劇場アニメ化では「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」など、数多くの話題作に主要スタッフとして携わってきた押山清高が監督、脚本、キャラクターデザインを担当している。
 学生新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の4コマを載せたいと先生から告げられる。2人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が起こってしまう……。
(c)藤本タツキ/集英社(c)2024「ルックバック」製作委員会 藤野役に抜擢されたのは、ドラマ「不適切にもほどがある!」の演技が話題を集め、「あんのこと」の主演や「四月になれば彼女は」などにも参加している河合。河合は「息や声を吹き込むというかたちで、藤野と京本の生きた時間を新たに彩る試みをしました」と語り、声優初挑戦となる本作に対し「はじめて参加の機会を頂いたアニメの世界でしたが、絵の中ですばらしく躍動する藤野の身体に添う切実な声を乗せられるよう、精一杯取り組みました」と真摯に役に向き合ったことを明かした。
 京本役をオーディションで勝ち取った吉田は、ドラマ「今際の国のアリス」「ドラゴン桜」などの話題作に出演し、映画「あつい胸さわぎ」「カムイのうた」では主演を務めるなど、目覚ましい活躍をみせている俳優だ。河合と同じく、今作で初の声優挑戦となる吉田は「初めての声優のお仕事でしたが、精一杯心を込めて演じています」と語り、初めて映像を見た際は「『うわ!あの世界が生きている!』と未完成の絵ながら感激して、収録中に思わず涙が出てきてしまうくらい更に藤野と京本が愛おしく大好きになりました」と思いの丈を述べている。
 「ルックバック」は、6月28日から全国公開。コメント全文は、以下の通り。
【河合優実】
藤野役を演じました、河合優実です。
「ルックバック」は、多くの人々の心を動かした漫画です。今回、押山監督はじめ制作陣の皆さんはそれをアニメーションにすることで、そして私は息や声を吹き込むというかたちで、藤野と京本の生きた時間を新たに彩る試みをしました。はじめて参加の機会を頂いたアニメの世界でしたが、絵の中ですばらしく躍動する藤野の身体に添う切実な声を乗せられるよう、精一杯取り組みました。映画「ルックバック」、ぜひ劇場でご覧ください!
【吉田美月喜】
「ルックバック」を初めて読んだ時、藤本タツキ先生が描かれた臨場感溢れる世界に衝撃を受けて、この作品がどのように映像化されるのだろうと凄く楽しみにしていました。
オーディションで京本の役を頂き初めて映像を観た時「うわ!あの世界が生きている!」と未完成の絵ながら感激して、収録中に思わず涙が出てきてしまうくらい更に藤野と京本が愛おしく大好きになりました。
初めての声優のお仕事でしたが、精一杯心を込めて演じています。
是非楽しみにしていただけたら嬉しいです。

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