【SKE48 インタビュー】
SKE48の曲ではあまりなかったので
新鮮さを感じてもらえたら嬉しい
まだまだ楽曲も公演も
育っているところ
新鮮と言えば、今回のシングル「愛のホログラム」はこれまでのSKE48のシングル表題曲にはなかったタイプの曲になりましたね。
末永
そうですね。シリアスな曲ということで言えば「金の愛、銀の愛」(2016年8月発表のシングル)とか、これまでのシングルにもあったんですけど、音程も低くて、MVも暗い感じの照明が合うような楽曲が多かったと思うんです。今回はシリアスだけど、サビとかの音程が高いですし、イントロは明るめになっているので、そういう意味で今までになかったタイプの曲だと思いました。楽器の音もピアノがすごく印象的だったりして、これもSKE48の曲ではあまりなかったので新鮮さを感じていただけたら嬉しいです。
鎌田
最初に聴いた時は、“意外な曲がきた!?”って思いました。最近は直接的な表現の曲が多い中でもすごく詩的な感じもあって、秋元 康先生がこの曲をSKE48に渡してくださったのは何か意味があるとも思いました。MVの内容にも曲のアンサーは出されていないので、聴いた方はそれぞれの解釈で楽しんでいただきたいです。
林
曲の入り方も好きですし、終わり方も好きです。いつも曲をいただいた時は聴く前にまず歌詞を読むんです。私は本を読むのが好きなので、歌詞も読んでみて自分なりの解釈をしてから曲を聴くようにしていて。今回は失恋ソングなんですけど、いろんなとらえ方ができると思いました。誰に向けて歌っているのかで印象が変わる気がします。私は過去の自分に歌っているような曲だと感じたので、自分を思い浮かべながら聴きました。だから、ファンの方もそれぞれの解釈で聴いてほしいですね。
倉島
MVの撮影の時、振り付けをしてくださったCRE8BOYさんが“みんなの意識を揃えたいから一緒に歌ってみましょう!”とおっしゃったから、みんなでサビを歌ったんです。その時に“この曲、歌っていて楽しいやつだ!”って気づきました。MVでは無表情で踊っているんですけど、“無表情でもあふれる感情を出してほしい”と言われていたので、一回みんなで歌ったことによって言われたことが理解できたような気もしましたね。私は個人的に歌っていて気持ち良い曲が好きなので、この曲も大好きです。感情を乗せて歌うのが楽しい楽曲だし、ファンのみなさんもカラオケとかに行ったら熱唱してもらいたいです。
原
私は2サビの歌詞が好きです。MVでは長めのワンピースを着ているシーンなんですが、列ごとに違う振り付けになっていて、最初5人ずつくらいに分かれて振り入れをしていったんですけど、全員で合わせた時に“すごい!”と感動しました。MVではぜひ2サビのダンスに注目してもらいたいです。
MVの話も出ましたが、シリアスな曲ということで無表情で踊ったりしていて、これまでと違った雰囲気の作品になりましたね。
末永
監督さんは“いつもの末永さんとは違う雰囲気を引き出したいと思っている”と言ってくださっていたんです。いつもの私の“可愛い”とか“ツインテール”のイメージとかと違うものを求められていました。MVの内容は実寸大の私がいて、その私が思い描く世界の中でミニチュアのメンバーが踊ってくれているという面白いものになっています。私もメンバーと一緒に踊るシーンではミニチュアになっているので、グリーンバックで撮影しているんです。ストーリー性のあるMVなので、ぜひチェックしてみてください!
研究生の原さん以外の4人がチームEということで、昨年の7月から始まったチームE新公演『声出していこーぜ!!!』についても聞かせてください。半年くらいが経ちましたが、印象としてはいかがですか?
鎌田
オリジナルの新公演をいただけたことが本当に嬉しくて。今回、チームS、チームK II、チームEそれぞれに新公演をいただいたんですけど、今のメンバーのほとんどが新公演を経験していなかったと思うんです。以前からあった公演だと、“このユニット曲では、あの先輩がこういう表現をしていたからこういう解釈で”という正解がひとつあるんですよね。ファンの方もスタッフの方も、あまり色をつけることを求めていなくて。それぞれの公演のイメージ、ユニット曲とかのイメージに沿って作り上げていくという感じでした。でも、新公演だと一曲一曲違うアプローチができるんです。半年が経ちましたが、まだまだ楽曲も公演も育っているところなので、すごく楽しんでいます。
末永
そうですね。今はまだいただいた素敵な曲を自分たちのものにしていく途中段階で、もちろんその時々で全力でお届けしているんですが、自分たちのものにしていく段階でもあるから、より良いものを作っていくためにもっと頑張りたいです。みんなも同じ気持ちなので、新公演を通してチームの仲もより一層深まりました。
林
チームEらしさが出ている公演だと思います。1曲目から元気で明るくて、その時点でチームEらしさを感じましたし、ユニット曲もメンバーひとりひとりの良さが出ています。でも、まだまだやれることもあるし、ファンの方と作り上げていけたらいいなと思いますね。
倉島
劇場公演ってAKB48グループの根本の部分ですし、SKE48はそれをすごく大切にしています。3チームそれぞれが新しい公演をいただけたというのはありがたいことだと思っているので、ぜひいろんな方に劇場公演も観ていただきたいです。
研究生も1月から『制服の芽』公演がスタートしましたね。
原
はい。これまでの『We’re Growing Up』公演は10期生の方と一緒にやってきて、10期生の方の背中を見てたくさん学ばせていただきました。今回の『制服の芽』公演では私たち11期生がこれまでに学んできたことをしっかりとパフォーマンスでも見せていきたいと思っています。ぜひ研究生公演を観に劇場に来てもらえると嬉しいです。
では、最後にセンターを務める末永さんが2月26日生まれということなので、誕生日の前ではありますが抱負をお願いします。
末永
はい! シングルがリリースされる2日前に22歳になります。見た目で18歳に見えるってよく言われるんですけど(笑)、しっかり大人な22歳です。“自分を高める”というのが今年の目標でもあったので、ちゃんと20代に相応しい人間でいられるように努力していきたいですね。SKE48にはお手本となるお姉様方もいらっしゃるし、たくさん吸収して学んで、少しでもSKE48の力になるメンバーになれるように頑張ります!
取材:田中隆信
「愛のホログラム」MV
「愛のホログラム」
Dance Practice -Fix ver.-
「愛のホログラム」
Dance Practice -Moving ver.-
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