L→R YUNA、RUI、HINATA

L→R YUNA、RUI、HINATA

【iScream インタビュー】
私たちのことを
たくさん知っていただけるアルバム

ドラマのOPテーマ、Girls²とのコラボレーションを含む多彩な楽曲を収録した2ndアルバムが完成した。タイトルの“Selfie”は“自撮り”という意味であり、収録されている14曲がiScreamのさまざまな姿と表情を伝えてくれる。本作についてRUI、YUNA、HINATAが語る。

女の子の素直な気持ちが表れた歌詞を
繊細に表現することができた

『Selfie』はどのようなアルバムになったと感じていますか?

YUNA
“自分”というものにフォーカスを当てた楽曲がたくさん収録されているんですけど、14曲それぞれのテイストがあって、iScreamの3人の“こういう曲をやってみたい”という好奇心がどんどん高まっているのが表れている作品になったと思います。
RUI
自分を肯定できて背中を押せる曲たちですし、自分たちの意見も出して作らせていただきました。
HINATA
デモ音源をたくさん聴いて選んだ新曲も入っているので、自分たちの表現したいことや伝えたいことが具現化できました。
RUI
「口約束」のタイトルをローマ字にするのか、漢字にするのかでもすごく話し合ったよね?
YUNA
うん。
HINATA
そのために会議をしたくらいだったので(笑)。
RUI
“ローマ字と日本語、英語など、どれがインパクトがあって、曲に込めた想いが伝わるのか?”とか、スタッフさんと一緒に話し合いました。

みなさんが意見を積極的に出したというお話を聞くと、とても納得がいきます。自分の意志を持っていて、精神的に自立している女性像が伝わってくるアルバムでもあると感じたので。

HINATA
伝わっていて嬉しいです。
RUI
ありがとうございます。私たちのやりたいことをお伝えして具現化することができたからこそ、みなさんのお手元に届いて聴いていただけることに対しての緊張と不安もあるんですよね。
YUNA
私たち自身も強い女性が好きなんです。“こういう生き方もあるよ”というメッセージをいろいろな曲に込めることができました。

「Heart of Gold」も強い意志が伝わってきます。

HINATA
デモ音源がたくさんあった中で、“この曲がいいです!”って3人の意見が一致したんです。アルバムの1曲目にしたいという気持ちも3人とも強かったですね。アカペラ始まりなのが私たちらしい曲でもあるのかなと思います。
RUI
“これぞiScreamです!”という感じですね。
YUNA
この曲はたくさん踊るよりも、ステージに立つ3人の存在感を出せるものにしたかったので、振り付けはそういうイメージで作っていただきました。

3人の歌やラップのスキル、表現力が全開で発揮されている曲だと思います。

HINATA
ありがとうございます。歌とかを評価していただけるからこそ緊張するんです。期待していただけているからこそちゃんとお届けしないといけないですし、“失敗はできない!”という気持ちなんですよね。
YUNA
私は自分の声もふたりの声も好きなんです。お互いにリスペクトし合いながら楽曲を作れるのも嬉しいことですね。もっとそれぞれの個性とスキルを磨いていって、今後のライヴでより花を咲かせられるようになりたいです。

花を咲かせると言えば、アルバムの2曲目のタイトルが“Like A Flower”ですね。

YUNA
そうでした(笑)。

(笑)。自分のことを認めて、自分にしか咲かせることができない花を咲かせる気持ちが伝わってきますね。

YUNA
iScreamのファンのみなさんは私たちの同世代が多いので、“学校に行く前に曲を聴いて気持ちを奮い立たせています”と言ってくださるんです。私たちにも女の子の憧れになりたいという気持ちがあるので、「Like A Flower」みたいな曲でそういうことがより具現化できていたら嬉しいです。
RUI
もうすぐ20歳になる等身大の3人のフレッシュさがありながらも、ちょっと大人っぽい歌い方や息遣いも表れている楽曲が「Like A Flower」かなと思います。
HINATA
“自己肯定感、自分を愛すということを表現したいです”とお伝えして歌詞を書いていただいたので、レコーディングで歌って自分たち自身も勇気づけられましたし、“こういう女の子でありたいな”と再確認することもできました。

「iSyyy like that」も自己肯定の曲ですね。《I know I'm beautiful》《いつだって Iʼm the queen of me》とか、自分自身で自分のことを全力で認める姿を感じます。

RUI
“とにかく強くて、誰にも媚びずに自分の道を歩いていく女の子を描いてください”とお願いして歌詞を書いていただいたんです。曲調と歌詞がものすごく合っていて、“自分たちもこうありたいです”というiScreamとしての理想像も表現できました。
YUNA
歌うことによって自分自身にも勇気を届けることができています。
HINATA
ライヴで表現することも想像しながらいつも制作しているんですけど、「iSyyy like that」もそうだったんです。とても素敵な仕上がりになりました。

自信がない時にちゃんと自分を信じてあげることを歌っている「Shiny Shiny」も大切なメッセージが伝わってくる曲です。

RUI
問いかけてくるようなフレーズがたくさんあるんですよね。何気ない表現でも学べるものがあると私も感じました。

《⾃信がないほど 盛りすぎちゃうメイク》というフレーズが印象的でした。

YUNA
これは女の子あるあるですね(笑)。“今日は盛れないなぁ”っていう日に限ってファンデーションを分厚くしちゃったりしますから。
RUI
《アクセサリー ひとつはずしたら しっくり来た》も好きです。“分かる! ほんとそうだよね?”って3人で話しています。
HINATA
SNSで可愛い女の子とかを見て“自分なんて…”ってなっちゃうこともありますけど、こういう曲を聴いたら“自分は自分だ”って感じられると思います。

「⼝約束」は切ない心情が歌からとても伝わってきます。

RUI
この曲は音数が少ないので歌う時に緊張感があるんですけど、繊細で儚く、耳元で囁くように歌って伝えることを意識しています。
HINATA
今までは歌い上げるようなバラードが多かったので、そこが新鮮なところだと思います。
YUNA
女の子の素直な気持ちが表れている歌詞のひとつひとつを繊細に表現することができたと思います。

アコースティックのバンド編成で披露しても、とても心地良い仕上がりになるタイプの曲だと思います。

HINATA
アコースティックライヴ、いつかやりたいですね。
RUI
先輩方のアコースティックライヴを観に行かせていただいたことが何度かあるんですけど、“もうちょっと大人になったらやりたいよね?”って3人で話していました。
YUNA
iScreamにはバンドの音が強く鳴っている曲もたくさんあるので、それを生バンドで歌えたら私たちもすごく感動すると思います。

「口約束」はMVも素敵でした。RUIさんは演技に挑戦したんですね。

RUI
はい。こういう日常系のMVは初めてで、ストーリーのところは実際にフィルムで撮影していただきました。
YUNA
撮影の時のRUIをずっと見ていたんですけど、“可愛いなぁ”と思って見ていました。
RUI
そうだったの?
YUNA
うん(笑)。
HINATA
ドラマみたいなMVなんですよね。ファンのみなさんがいろいろな考察をしてくださっているのが嬉しいです。撮影の日はとにかく風が強くて寒かったんですけど、それが曲の切なさとリンクしたと思います。

ソカの要素を取り入れた「Pom Pom Pop」は、もうすでにライヴで披露していますよね?

RUI
はい。昨年10月のツアー『iScream LIVE TOUR 2023 "Level 19"』とアルバムの制作をしていたのが同じ時期だったのもあったので、セットリスト考えた時に“みんなでタオルを回して盛り上がれる曲を作りたいね”となったんです。候補のデモ曲をいくつか聴かせていただいて、“これだよね?”ってなったのが「Pom Pom Pop」でした。
HINATA
ライヴで初めて聴く人も盛り上がれると思います。10月のツアーの時が初披露だったんですけど、知らない曲のはずなのにファンのみなさんは全員完璧に乗れていました。
YUNA
タオルを回したり、投げたりするお客さんのタイミングが完璧でした。ファンのみなさんとすごくつながれているのを感じて嬉しかったです。
L→R YUNA、RUI、HINATA
RUI
YUNA
HINATA
アルバム『Selfie』

OKMusic編集部

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