angela、来栖りん、斉藤朱夏、She i
s Legend、halca、前田佳織里、Mayʼ
n が熱演「リスアニ!LIVE SPECIAL
EDITION ナツヤスミ」最速レポート

2023年7月30日(日)に、東京・立川ステージガーデンにて開催された“リスアニ!LIVE SPECIAL EDITION ナツヤスミ”の最速オフィシャルレポートが到着した。以下オフィシャルレポートになる。
アニメ音楽総合メディア「リスアニ!」によるライブイベント“リスアニ!LIVE SPECIAL EDITION ナツヤスミ”が、7月30日に東京・立川ステージガーデンで開催。angela、来栖りん、斉藤朱夏、She is Legend、halca前田佳織里、May’ nの7組が出演し、声出し解禁のなか、それぞれの魅力を凝縮したステージングで、猛暑日の続く東京の夏をさらに熱く盛り上げた。
“リスアニ!LIVE SPECIAL EDITION ナツヤスミ”は、2010 年の初年開催以来、“臨場感とサウンドを大切にしたライブ”をコンセプトに展開してきた毎年恒例のライブイベント“リスアニ!LIVE”のスピンオフ企画。2019 年夏に初開催され、今回が4年ぶり2度目の“ナツヤスミ”となる。
angela
そのトップバッターを飾ったのはこの日のラインナップで一番のベテラン、今年5月21日でデビュー20周年を迎えたangela。彼らがこの日のライブ全体の開幕曲に選んだのは、もちろん「全力☆Summer!」。KATSUがスルド(サンバなどでよく使われるドラム)をドンドコと鳴らすなか、atsuko は様々な声音を用いて賑やかに夏休み気分を盛り上げる。客席を半分ずつに分けてのコール&レスポンス合戦も盛大だ。そこからKATSUがギターに持ち替え、現在放送中のTVアニメ『AYAKA -あやか-』のOPテーマ「AYAKASHI」でギラついた音世界を広げると、笑いの絶えない MC に続いて、20 年前にキングレコードからのデビューを飾った「明日へのbrilliantroad」を、振り付けをレクチャーしたうえで披露。彼らのアニメ音楽シーンでのキャリアの歴史を感じさせる構成に胸が熱くなる。ラストは近年の代表曲の1つとなるTVアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』のOPテーマ「乙女のルートはひとつじゃない!」で華やかかつハイテンションに締め括り、真夏の嵐のように過ぎ去っていった。
斉藤朱夏
続いて登場したのは、斉藤朱夏。夏生まれでいつも太陽のように明るいステージを見せてくれる彼女もまた、“ナツヤスミ”にピッタリのアーティストと言えるだろう。赤いドレス風の衣装を纏った彼女は、まずはTVアニメ『俺を好きなのはお前だけかよ』のOPテーマでもある1stシングル「パパパ」を披露して会場中に笑顔の花をパパパと咲かせると、続けて畑 亜貴作詞のキラキラとしたアップナンバー「月で星で太陽だ!」を畳みかけてオーディエンスの心を明るく照らす。MCを挿んで、ポジティブマインド全開の「最強じゃん?」をオーディエンスとの“最強ダンス”と共に届けると、TVアニメ『齢 5000 年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定』の OP テーマ「僕らはジーニアス」ではクラップで一体感を作り上げ、最初から最後まで彼女らしい元気いっぱいなステージを繰り広げた。
前田佳織里
3組目は、シーンの次世代を担うであろう期待のアーティストをピックアップする“UPCOMING ARTIST”枠での登場となる前田佳織里。声優として幅広く活躍するなか、今年3月にソロアーティストデビューしたばかりで、ソロとしてライブイベントに出演するのは今回が初となる。彼女が1曲目に歌ったのは、TVアニメ『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』のOPテーマ「光ったコインが示す方」。作品の内容にも寄り添いつつ、彼女自身の新しい活動に対する夢と希望が詰まった煌びやかなナンバーだ。例え不安を抱くことがあったとしても前を向いて進む気持ちを真っ直ぐな歌声で届ける。そしてデビューEP『未完成 STAR』収録の「Fantasy」をライブ初披露。2人のダンサーを引き連れつつ、“Bang!Bang!Bang!”という印象的なフレーズや「ここが私のステージ!」というセリフパートもクールに決めてみせて、アーティスト・前田佳織里をしっかりとアピールした。
来栖りん
そしてもう1組の“UPCOMING ARTIST”枠、今春にランティスからソロデビューを果たした来栖りんが登場。アイドル活動を経て、現在は声優として活動している彼女。最初に披露した「I wish」は、自身の声優デビュー作にもなった TVアニメ『神無き世界のカミサマ活動』のOPテーマで、シュガーコーティングされたような甘いボーカルとシンセを中心としたキラキラとしたサウンドが聴く者を夢心地にしてくれる。続けて披露した「臆病シャイガール」も彼女のかわいらしい歌声の魅力を目いっぱい引き出したキュートな1曲で、アイドルとしての経験とポテンシャルを存分に発揮したステージングでも目を奪う。最後は9月27日リリースのミニアルバム『Happy LuckyDiary』より、リード曲「ハピ♡ラキ」を溌溂とした動きと共にパフォーマンスして、青春を感じさせる甘酸っぱくも愛らしい世界観で魅了した。
halca
後半戦はhalcaのライブでスタート。“リスアニ!LIVE”の常連アーティストで2019年の“ナツヤスミ”にも出演していた彼女は、今回、TVアニメ『ぼくたちは勉強ができない!』のEDテーマ「放課後のリバティ」を一発目に持ってきて、のっけからアクティブなステージで会場のボルテージを引き上げる。続いて友人でもある北澤ゆうほ(the peggies)が提供したロマンチックかつエモーショナルなロックチューン「BUZZER BEATER」で力強い歌声を響き渡らせたかと思うと、MCではいつもの人懐こい一面を見せて観る者の頬を緩ませるところも彼女らしい。そしてここで8月23 日リリースのニューシングルより、同じく北澤が書き下ろしたTVアニメ『彼女、お借りします』第3期OPテーマ「恋愛ミリフィルム」を披露(この日の衣装は同曲のMVと同じものだった)。そこから田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)が提供したTVアニメ『Engage Kiss』OPテーマ「誰彼スクランブル」を全力で畳みかけ、全4曲をエネルギッシュに駆け抜けていった。
She is Legend
続いて登場したのは、ドラマチック RPG「ヘブンバーンズレッド」から誕生した、XAIと鈴木このみによるラウドロックユニット・She is Legend。麻枝 准が作詞・作曲・プロデュースを手がける楽曲と、その熱気溢れるパフォーマンスが話題を呼び、9月から行われる全国ツアーもチケットが即完売となるなか、外部のライブイベントには今回が初出演となる。1曲目は「Dance! Dance! Dance!」。ayumu(Serenity In Murder)による激情的なスクリーム音声も交えつつ(鈴木が当て振りで表現していた)、時にお互い向き合いながらツインボーカルならではのコンビネーションでアグレッシブなサウンドを乗りこなしていく。挨拶を経て、勇ましさに満ちた「ありふれた Battle Song~いつも戦闘は面倒だ~」で会場の士気をさらに上昇させると、2人が背中合わせで歌う熱い一幕も。代表曲「Burn My Soul」の壮絶ともいえる掛け合いで会場を熱狂させると、ラストの「GoodbyeInnocence」では、2人が細かくスイッチしながら交互に歌い分ける複雑なパートもずば抜けた歌唱力で聴かせて、観る者すべてに忘れられない夏の思い出を刻み込んだ。
2023 年の“ナツヤスミ”のオーラスを務めたのは、2019年の同イベントでも大トリを飾った May’ n。4人のダンサーを従えてステージに登場した彼女は、“ライ部”の定番曲「Chase the world」からスタートして会場の熱気をいきなり最高潮にまで押し上げる。さらにシェリル・ノーム starring May’ n名義のサマーチューン「ギラギラサマー(^ω^)ノ」を続けて披露し、ポップな振り付けやウェーブも込みで楽しい夏気分を演出。MCを挿んで歌われたのは、現在放送中のTV アニメ『ライアー・ライアー』のOPテーマ「LIES GOES ON」。ダンサーと動きをシンクロさせたスタイリッシュな振り付けをこなしながら、熱く燃え上がるようなボーカルを聴かせるパフォーマンスは圧巻のひと言だ。そして彼女の楽曲のなかでもとりわけエモーショナルなアップチューン「graphite/diamond」で“「それでも前に進むの」”と不屈の意志を示すと、最後は煽情的なロックナンバー「Belief」を夏の暑ささえも吹き飛ばすような全身全霊の歌で届け、この日だけの特別な“ナツヤスミ”を締め括った。

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