佐藤竹善、最後の中野サンプラザホー
ル公演で宮沢和史、スキマスイッチ、
ゴスペラーズら様々なゲストアーティ
ストと共演

中野サンプラザ閉館前日、2023年7月1日 (土)に開催された『さよなら中野サンプラザ音楽祭~Before the LAST~』。佐藤竹善(Sing Like Talking)がホストを務め、ゴスペラーズスキマスイッチ、TAKE(Skoop On Somebody)、玉城千春Kiroro)、宮沢和史という錚々たるメンバーを招き、3時間に渡る濃密でスペシャルな時間に、この日満席となった会場の2000人が魅了された。
宮沢和史
1曲目、佐藤竹善の「Wind Of Change」は、客席からの手拍子に包まれ、会場は一瞬にして一体となりライブがスタートした。
竹善が、共演のトップバッターとして宮沢和史を呼び込む。名曲「島唄」では、三線と歌のみでホール内に力強い歌声を響かせた。竹善との「風になりたい」は、サンバのリズムで客席を幸せ感に溢れさせる。
玉城千春(Kiroro)
続いて登場したのが玉城千春(Kiroro)。ヒット曲の「Best Friend」「未来へ」を熱唱。優しい温かい声で会場を包み込んだ。竹善との「長い間」は、歌詞のストーリーに合わせたデュエットで、より歌詞の意味を伝えてくれる。
スキマスイッチ
今回のメンバーの中では一番若手となるスキマスイッチが次のステージへ。
「ふれて未来を」から“僕らなりに騒ごうか〜!”と始まった “彼らなりの” 中野サンプラザ最後のパフォーマンスは、観客を総立ちにさせた。スキマスイッチの二人と竹善だけによる「奏」は、聴いた者全員の心に染み渡ったに違いない。
TAKE(Skoop On Somebody)
七夕を一週間後に控え、TAKE(Skoop On Somebody)が、竹善と「Amanogawa」を熱唱。アーティストにもファンが多い中野サンプラザならではの“響き”を堪能したいと語り、ゴスペラーズ村上てつやとのジャパニーズ・セクシー・ソウル・デュオ“武田と哲也”は、会場をファンク一色に染めた。
TAKEを送り出し、ゴスペラーズが全員揃ったところで「ひとり」「永遠に」など、贅沢すぎる美声のオンパレードを披露した後は、ホストの竹善が本日6度目のステージへ。中野サンプラザの想い出話に花を咲かせると、竹善の最後のわがままということで、Sing Like Talking「Spirit Of Love」を初めてフルコーラスで共演。心震える厚みのある「Spirit〜」を全身で浴びた観客から、本日一番であろう惜しみない拍手が送られた。
一人ステージに残った竹善は、Sing Like Talkingのライブでのみ聴くことのできる「Utopia」を弾き語り、本公演、そして佐藤竹善本人の最後の中野サンプラザホールのステージを締めくくった。
“ホールへの恩返しいっぱいのパフォーマンスでこの公演を飾りたい” と語っていた佐藤竹善とその仲間たちが奏でた音は、ホールのみならず観客の胸にたっぷりと染み込み、中野サンプラザ最終公演となる翌日へとバトンを繋いだ。
取材・文=小川けいこ

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着