水森英夫プレゼンツ・80歳以上の三丘
翔太「発車のベルが長すぎる」カラオ
ケ大会を開催
同大会は作曲家・水森英夫の企画のもと、年齢80歳以上を対象に開催。この日は応募数約70名の中から決勝大会に進んだ13名が出場し、柴﨑誠一さんが優勝に輝いた。
課題曲「発車のベルが長すぎる」は、日本人の心に深く刻み込まれた“懐メロ”の魅力に着目した水森英夫が作曲。発売後、水森英夫にはたくさんの反響が届いたという。親しくするカラオケの先生から「80歳以上の生徒がみんな泣いている」という声や、「いつもリズムを外してしまう90代の人がなぜか上手く歌える」という今までにない反応に、80歳以上の方にどこか共感を与える楽曲なのかもしれないと考え、同大会を開催する運びとなった。
【水森英夫 コメント】 皆さん上手く、声が出ていて驚いた。若い人には出せないその時代の味付けが、流行歌ならではの味わいがありとても勉強になりました。味付けが古いのではなく情感や教えることができない哀愁を、時代背景のなかで蓄えたんじゃないかと感じた。芸として大変ためになり、意義のあるカラオケ大会であった。
【三丘翔太 コメント】 今回、水森先生のギター伴奏での公開レッスンも披露させいただきましたが、先生のギターが何よりも歌いやすく、伴奏のなかにある歌心を感じ取りながらステージで皆さんにお届けできたのが僕も勉強になりました。そして改めて「発車のベルが長すぎる」という戦前の流行歌を意識した歌い方に挑戦したことにより、それが僕にとって自然な歌い方だったという事が発見できた作品でもありました。懐メロの魅力を深く知るきっかけにもなり、この歌と出会って自分の歌手としての方向性を導いてくれている感じがしています。これからも大切に歌っていきたいと思います。