【BABYMETAL リコメンド】
石化されたBABYMETALを
復元させる計画が始動!
完成度の高さを備えた楽曲と
上質なプレイをパッケージ
4曲目の「MAYA」は“ILLUSION=幻覚、錯覚”がテーマで、エモさと激しさを融合させて現実世界と仮想世界の狭間に迷い込んでしまったような感覚が表現されている。この曲はエモーショナルなパートにEDMテイストを用いていることがポイントで、ダンスミュージックが香るサビや中間セクションの英語のヴォイスなども相まって、スタイリッシュな味わいになっていることが印象的だ。それと同時に圧倒的な重厚さとタイトさを兼ね備えたユニゾンリフのカッコ良さも聴きどころだろう。
浮遊感を帯びた歌中とアッパー&ダンサブルなサビを配した「Time Wave」は、“TRANSITION=変遷、推移”というテーマを表したミディアムチューン。サビの力強さをより際立たせるオン/オフを効かせたアレンジが功を奏して、“過去も未来も現在も、時の波に乗ってどこへでも行ける”というメッセージを見事に表現している。コンセプトアルバムに相応しく、“時を超えた先にあるMETALVERSEとは迷い込んでしまった迷路なのか? それとも辿り着くべき目的地(Destination)なのか?”と問いかけるような歌詞も見逃せない。
本作の前半パートを聴いて感じたことだが、BABYMETALはトップクラスのスキルを備えたクリエイターが揃っていながら、いい意味で個々の見せ場はほとんどない。テクニックをひけらかすのではなく、楽曲の世界観やエモーションを最良のかたちで体現するために技量を発揮するアプローチなのだ。それがユニットのポピュラリティーにつながっているし、高度な演奏力を誇るユニットならではのかっちりとしたサウンドが洗練感や心地良さなどを創出していることも特色として挙げられる。
アルバムの後半は夢幻的な歌中から重厚かつスタイリッシュなサビに移る「Believing」からスタート。この曲のテーマは“INVERTED MIRROR REFLECTION”で、作品資料によると“季節が変わり、時が流れる中で、変わらないものと変わりゆくもの。鏡に反射する光が照らし出すふたつの顔、ふたつの相対する世界”が描かれているとのこと。澄んだヴォーカルを筆頭に攻撃性と知的さを同時に感じさせるギターリフやインターパートの獰猛なユニゾンリフ、多層的な楽曲展開など「Believing」も注目ポイントは多い。
7曲目の「METALIZM」は“SMOKE=煙”をテーマに据えたシャッフルチューン。この曲は妖艶なネイティブテイストとルーズさやしなやかさなどを排除したリズムセクションを融合させていることに注目したい。タイトなリズムでネイティブ感をより引き立てるというセンスの良さが光っている。また、今作で唯一ギターソロが聴ける楽曲ということもポイントで、スウィープピッキングを織り交ぜたテクニカルな中間のギターソロ、スリリング&ホットなアウトロのソロともに必聴である。
浮遊感を帯びた歌中とアッパー&ダンサブルなサビを配した「Time Wave」は、“TRANSITION=変遷、推移”というテーマを表したミディアムチューン。サビの力強さをより際立たせるオン/オフを効かせたアレンジが功を奏して、“過去も未来も現在も、時の波に乗ってどこへでも行ける”というメッセージを見事に表現している。コンセプトアルバムに相応しく、“時を超えた先にあるMETALVERSEとは迷い込んでしまった迷路なのか? それとも辿り着くべき目的地(Destination)なのか?”と問いかけるような歌詞も見逃せない。
本作の前半パートを聴いて感じたことだが、BABYMETALはトップクラスのスキルを備えたクリエイターが揃っていながら、いい意味で個々の見せ場はほとんどない。テクニックをひけらかすのではなく、楽曲の世界観やエモーションを最良のかたちで体現するために技量を発揮するアプローチなのだ。それがユニットのポピュラリティーにつながっているし、高度な演奏力を誇るユニットならではのかっちりとしたサウンドが洗練感や心地良さなどを創出していることも特色として挙げられる。
アルバムの後半は夢幻的な歌中から重厚かつスタイリッシュなサビに移る「Believing」からスタート。この曲のテーマは“INVERTED MIRROR REFLECTION”で、作品資料によると“季節が変わり、時が流れる中で、変わらないものと変わりゆくもの。鏡に反射する光が照らし出すふたつの顔、ふたつの相対する世界”が描かれているとのこと。澄んだヴォーカルを筆頭に攻撃性と知的さを同時に感じさせるギターリフやインターパートの獰猛なユニゾンリフ、多層的な楽曲展開など「Believing」も注目ポイントは多い。
7曲目の「METALIZM」は“SMOKE=煙”をテーマに据えたシャッフルチューン。この曲は妖艶なネイティブテイストとルーズさやしなやかさなどを排除したリズムセクションを融合させていることに注目したい。タイトなリズムでネイティブ感をより引き立てるというセンスの良さが光っている。また、今作で唯一ギターソロが聴ける楽曲ということもポイントで、スウィープピッキングを織り交ぜたテクニカルな中間のギターソロ、スリリング&ホットなアウトロのソロともに必聴である。