高橋惠子、瀬奈じゅん、松村雄基らが
描く温かな心の交流 舞台『黄昏』の
東京公演が6/21に開幕

2022年6月4日(土)東京・江東区文化センター ホールにて、プレビュー公演を経て開幕した、舞台『黄昏』。大阪、兵庫、石川、愛知での公演を行い、この度、6月21日(火)から紀伊國屋ホールにて、東京公演が開幕する。
本作は、円熟の老夫婦とその家族の、美しい湖畔でのひと夏の日々と心の交流を、穏やかでやさしい時間の流れと共に描いた、アーネスト・トンプソンによる戯曲をもとにした舞台。
 撮影:岡千里
アメリカ・メイン州、美しい湖ゴールデン・ポンドの岸辺。ひと夏をこの湖畔の別荘で過ごすためにやってきた老夫婦、ノーマンとエセルのもとへ、長年疎遠だった娘が13歳になる息子と恋人を連れて訪れる。老夫婦と13歳の少年が美しい自然の中で過ごす日々、父娘の確執と歩み寄り、ゆっくりと……けれど確かに忍び寄る老い――。今だからこそ改めて感じたい、“家族の絆”を探す物語だ。
 撮影:岡千里
 撮影:岡千里
出演者は、高橋惠子、瀬奈じゅん、松村雄基、石橋徹郎、林 蓮音(Jr.SP/ジャニーズJr.) 、石田圭祐。演出は、文学座の鵜山 仁が務める。
【あらすじ】
アメリカ・メイン州。美しい湖ゴールデン・ポンドの岸部にたたずむ、ノーマンとエセルの老夫婦の別荘。
長い年月を経て、豊かに年輪を重ね、住みこなされたリビングルームには家族の歴史を物語る品々が並んでいる。窓
の向こうに広がる大きな湖には、太陽が反射してキラキラと輝いている。
七十九歳のノーマンは、短気ではあるがユーモアにあふれ、堂々として洗練された物腰。十歳年下の妻エセルは伸び
やかなエネルギーに満ちた女性で、これ以上ないほど分かりあう存在の夫婦だ。
五月、ノーマンとエセルが別荘へやってくる。ゴールデン・ポンドで過ごす、四十八回目の夏だ。
しばらく使われていなかったためガタがきた網戸、夏の隣人たちについての噂話、郵便配達員チャーリーとの懐かしい
会話。そしてノーマンの、死を皮肉めかしたジョークの数々――。静かに、けれど確実に忍び寄る老いを意識しながらも、愛する夫を暖かく爽やかに受け止めるエセル。
七月、ノーマンの誕生日に、娘のチェルシーが恋人のビル、息子のビリーを連れて別荘にやってくる。
かつての確執からノーマンと疎遠になりがちだったチェルシーは、じつに八年ぶりにゴールデン・ポンドを訪れたのだ。
父の体調を気遣いながらも素直に表せない娘と、会えた嬉しさとは裏腹にあまのじゃくな受け答えをしてしまう父。父と恋人とのあいだに漂うぎこちなさ。十三歳になるビリーは、自然豊かな田舎の別荘と湖に目を輝かせる。
様々な感情が交錯する中、チェルシーが、ビルとのヨーロッパ旅行のあいだ、ビリーを預かってほしいと言ってくる。
ノーマンは渋るがエセルに後押しされ、老夫婦と少年の、湖畔での日々が始まる。
 撮影:岡千里
なお、6月21日(火)14:00 公演の後には、松村雄基が司会、高橋惠子・瀬奈じゅんをゲストに、音楽を担当している藤原道山のライブ&トークショーが開催される。また、東京公演後は7月9日(土)に長野市芸術館 メインホールにて上演。

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