木ノ下歌舞伎主宰・木ノ下裕一が、歌
舞伎を通して江戸・東京の歴史や物語
性に迫るオンライン企画を始動

東京芸術劇場では、歴史的な文脈を踏まえつつ、現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する団体・木ノ下歌舞伎とともに、劇場から発信する、新たな配信レクチャー企画をスタートさせることを発表した。
本企画は、名作歌舞伎の舞台となった江戸・東京の地をテーマに、毎回ひとつの土地と、ゆかりの演目の数々を紐解き、街の古層を掘り起こす。木ノ下歌舞伎主宰・木ノ下裕一による解説、木ノ下歌舞伎作品に登場した俳優陣の朗読、さらには映像配信ならではの仕掛けも盛り込んで、それぞれの土地をナビゲートする。
第一回は2021年9月10日(金)より配信され、「両国と『三人吉三』~魂をしずめる場所~」テーマに行う。第二回は「鐘ヶ淵と「隅田川物」~物語の生まれる場所~」を11月5日(金)より開始、また第三回は第3回は「深川と『四谷怪談』~生と死がまざりあう場所」を2022年1月14日(金)より行う。
「歌舞伎」のレンズを通してみれば、江戸から東京が、東京から江戸が見えてくる。歌舞伎&街歩きファンがディープに楽しむもよし、初心者が入門編として触れるもよし。東京の歴史と歌舞伎演目の秘密、どちらも学べる欲張りなプログラムに期待しよう。
木ノ下歌舞伎主宰・木ノ下裕一  コメント
木ノ下裕一(木ノ下歌舞伎主宰)
おかげさまで、今年、木ノ下歌舞伎は旗揚げ15周年を迎えました。まだまだ外出もままならない状況ですので、今年度の下半期はオンラインでできることに力を入れ、皆さんにお楽しみいただこうと考えています。
その第一弾(と勝手に私が思っているの)が、東京芸術劇場さんのお声かけで実現した本配信講座です。歌舞伎を通して、江戸/東京の歴史や物語性に迫っていこうという内容ですが、私のおしゃべりに加え、イラストや音楽、俳優さんによる朗読などを盛り込んだ、全体に賑やかな〈全三回〉の番組になりました。
個人的には、最もディープな「第一回目」、情報過多で胃もたれ寸前の「第二回目」、そして、歌舞伎偏愛を詰め込んだ「第三回目」と、それぞれバラエティに富んだ内容になったなと思っております。古典という杖を携えて、江戸/東京への想念の旅へ、ご一緒にお出かけいただけましたら幸いです。

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