NMB48卒業生・木下百花プロデュース
「ムチャクセ公演 〜百花が見てる〜
」メンバーの新しい扉が開かれる?!
 

木下百花によって『良い子すぎる』メン
バーの新しい扉が開かれる?! 

6月26日、木下百花プロデュース「ムチャクセ公演〜百花が見てる〜」が大阪・難波のNMB48劇場で開催された。本公演は、「最近のメンバーは良い子すぎるんじゃないか」という理由で、“現メンバーのキャラ発掘”を目的とした新公演のプロデュースを卒業生の木下百花(1期生)に運営がオファーして実現した。出演メンバーは、安部若菜、石田優美、石塚朱莉、折坂心春、河野奈々帆、小嶋花梨、佐月愛果、上西怜、菖蒲まりん、新澤菜央、出口結菜、中野未来、堀詩音、眞鍋杏樹、南羽諒、前田令子の16名。

開演時間になり、プロデューサーの木下がステージに登場。今回の公演をプロデュースする経緯を観客に伝え、「一応、私も1期生として7年ぐらいいたから情があるんです。直接関わったことは少ないけど、今の子たち(メンバー)がどんな感じなのか知りたいと思いましたし、NMB48に入ってくるぐらいなので絶対面白いはずなのに、『良い子すぎる』って大人に言わせてたらあかんやろって思ったので、微力ですけど、お力添えできれば。あかん新しい扉をめっちゃ開いてるから楽しみにしててください」とこの公演にかける思いを伝えて「見てって!楽しんでって!」と観客に呼びかけ、公演がスタートした。

「Overture」が流れた後、NMB48の最新シングル「シダレヤナギ」を安倍、石田、石塚、折坂、河野、小嶋、佐月、上西(センター)の8人で、代表曲のひとつ「僕らのユリイカ」を菖蒲、新澤(センター)、出口、中野、堀、眞鍋、南の7人で披露。歌唱に参加していない前田は“司会進行役”という重要な任務を務め、黒子姿で場面転換時などにたびたび登場。

本公演は「ホスト企画」「グラビア昔話」「説教部屋」「プレゼン企画」「突撃スタジオ」「百合企画」という6つの企画で構成された。

まずは「ホスト企画」。ホストクラブのお客様を卒業生の三田真央が演じ、佐月、石塚、小嶋の3人がホストに扮して三田を口説いていきます。最終的に三田が選んだのは、男装がよく似合う小嶋だった。「グラビア昔話」は、セクシーな衣装で昔話を朗読するという企画。この企画に挑戦したメンバーは上西と新澤。大きめの白いシャツを着て、ムーディーな音楽が流れる中、多くのグラビアに登場している上西が「桃太郎」を、グラビアやSNSの動画などで“あざと可愛さ”を武器に魅せる新澤が「鶴の恩返し」を艶っぽい声で読み聞かせた。

個性溢れる「プレゼン企画」から、お待
ちかねの「百合企画」まで 

「説教部屋」はキャプテン・小嶋花梨がメンバーを呼び出し、説教する企画。呼び出されたのはドラフト2期生でグループ最年長の堀、厳しい先輩として知られる2期生の石田。キャプテンとは言え、5期生の小嶋にとっては二人とも先輩にあたるので、かなり珍しいシチュエーションに。「プレゼン企画」は、安部、南、眞鍋、折坂の4人が登場し、それぞれがやりたい企画をプレゼン。

YouTubeでゲーム実況をしている安倍は、劇場での「ギャルゲー実況」を提案。「理想の女の子が主人公で、その子たちの萌え台詞とかメンバーが恥ずかしそうに朗読するのを想像するだけで興奮します。これを中学生メンバーにやってもらいたい!」と熱弁。南は「無人劇場生活」と題して、劇場の中に「家を作って、ご飯を作って、釣りをして、海を感じる」という突飛な発想をアピールした。続く眞鍋は「フライング」。「私が飛びたいから」というシンプルな理由から生まれた企画で、「劇団四季を観た時に、私も一緒に泳ぎたいと思ったので、私をフライングさせてください!」とスタッフに懇願。折坂は「キャバクラ&おぢさん」という、タイトルからぶっ飛んでいる企画をプレゼン。「可愛いメンバーたちにキラキラのドレスとヒールをはいてもらって、キャバクラをしてもらいます!お客さんとして、おぢさんメンバー(水田詩織、浅尾桃香)を呼んで、やりたいなって思います!」と笑顔で説明。選び方は観客の拍手の大きさ。なんと、選ばれたのは折坂の「キャバクラ&おぢさん」! その結果に折坂は「やったー!うれしいたけ」と大喜び。

「突撃スタジオ」というタイトルからは予想もできない企画に登場したのは、派手なメイクと衣装を着た出口と制服姿の中野と堀と南。前田が「あるメンバーが、この中の誰かのところに突撃している写真を紹介していくコーナーです」と説明し、写し出されたのはファンシーなベッドで眠っている出口。それを見た中野は、「これ、未来の家!」と息が乱れるほどの慌て様。続けて、ベッド周りや日記、リビングでくつろぐ姿、さらには中野の母親と一緒に出口が写っている写真まで公開され、思わず中野は「言葉にならない…」と絶句。

ラストはメイン企画の「百合劇場」。主人公は“人妻”役が不思議としっくりくる安倍。夫役を小嶋、安倍の親友を眞鍋、安倍と以前関わりがあった(?)高校の後輩役を河野、安倍と河野の関係性を怪しむちょっと悪い女を菖蒲が演じた。木下が台本を書き、劇中に「恋愛被害届け」「僕だけの君でいて欲しい」(佐月、新澤、出口、中野)、「僕は愛されてはいない」(安倍)を挟み、ストーリーが進んでいきます。安倍と河野の関係が進展しそうなところで、百合劇場は終劇。前田が「最後は明るい曲で終わりたくないですか?」と曲振りをして「天国野郎」を披露した。

最後は、プロデューサーの木下がゲストの三田、出演メンバーたちと公演を総括。「グラビア昔話」に出演した新澤は「みんなの視線が気持ちよくて、快感でした(笑)」、上西も「マスク越しでもわかるぐらいファンの皆さんがニヤけてくださって楽しかった」と笑顔を見せた。「プレゼン企画」で選ばれた折坂のキャラには、木下も「どう接したらいい?」とタジタジ。「突撃スタジオ」での中野のリアクションには木下は「リアクション、500億点! それを待ってました!」と満足げな表情に。「百合劇場」で嫌な女を演じた菖蒲は「やりやすくてしかたなかった(笑)」と自信がうかがえた。安倍に対しては「若菜ちゃんが結婚してると思って(台本を)書いてた」と“人妻”役に太鼓判。そして、「君には期待してんのよ!こんな逸材いないよ」と河野を将来性を含めて高く評価していた。

「正直、2回目は何も決まってないです。幻の回になる可能性も大やし、2回目やるにしても、託して、次世代の子が作っていって、プロデュースをやったほうが面白いと思ってるんで」と、木下は次回の開催は未定と話しながらも、「この後、スタッフミーティングに参加することになってるんで」と何らかの形で継承されていくんじゃないかと匂わせる発言でプロデュース公演を締めくくった。
(C) NMB48

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佐藤仁

日本だけでなく欧米やアジアのポップカルチャーやエンターテイメント、メディアの動向を幅広く取材。放送作家・番組制作協力も多数。

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