梅津瑞樹ほか出演 父と息子の物語を
描く、劇団ホチキス『月野木グラビテ
ィ』開幕 キャストコメントが到着

劇団ホチキス第43回本公演『月野木グラビティ』が、2021年6月4日(金)に吉祥寺シアターにて開幕した。本作は劇団代表の米山和仁が、父の享年と同じ年齢になることから「父と息子の物語を描きたい」と強く想い、書き下ろした新作となる。
町工場で細々と梱包資材を作り続ける父と、出戻りした息子が再会することではじまるホチキス流家族劇。出戻りした息子、主演の仁役を演じるのは、鴻上尚史が主宰する虚構の劇団に所属し舞台『刀剣乱舞』や等に出演する梅津瑞樹。ストレートから2.5次元まで幅広く活躍しているからこそ出せる魅力が存分に堪能できる。
劇団ホチキスの見どころは、一人が何役も演じるところ。コロコロと変わるキャラクターとシーンがどんどん変化し、思ってもいなかった展開に驚かされる。
劇団ホチキス『月野木グラビティ』
劇団ホチキス『月野木グラビティ』
劇団ホチキス『月野木グラビティ』
劇団ホチキス『月野木グラビティ』
劇団ホチキス『月野木グラビティ』
このたび出演の梅津瑞樹、山崎雅志、脚本・演出を手掛ける米山和仁からコメントが到着した。
月野木仁役:梅津瑞樹
この度、お邪魔させていただく梅津瑞樹と申します。
老舗劇団であるホチキスさんに参加させていただく以上、同じく劇団出の身としては色々と盗ませていただこうと舌なめずりしております。劇団というものは、やはりそれぞれ空気感が違く、また独自に発達した暗黙のメソッドだったりがあったりして、渡り歩く度にそれを発見するのが実はウメツの密かな楽しみだったりします笑
兎にも角にも、今作を楽しんでいただくその一助となるため頑張ります。
月野木嗣夫役:山崎雅志より
因縁浅からぬ家族、ましてや親子ともなればそれはもう「面白いの宝庫」じゃないかと思う。かつて自身は上の存在として親を見てきたが、それもいまや気付けば逆転してしまいつつある。然るべくして地元の友人や知り合いなどは、父親であることの方が多くなっているので、父親目線で物事を語ることに出会う機会がことの外増えた。
先日、印象的だったのは暫くぶりに会う事になった知人が子供の事について「苦労はあるけど可愛くてねぇ。 」としみじみ語っていたことだ。素晴らしい言葉を聴いたと思った。
そして知れば父親役とのこと。
人柄を深く知れば知るほど面白い親と子。
これはもう息子と向き合うしかないだろう。
勿論ホチキス流で。 沢山の感謝と共に劇場でお待ちしています。
脚本・演出:米山和仁より
私の父は、私が10歳の時に他界した。生前も海外を飛び回っていたため、父と会話をした記憶があまりない。今私には、3歳になる息子がいる。日々すくすくと成長する我が子を見ながら、父は何を思っていたのだろうとよく想う。そんなこんなをぶつけてみようと思った。かなりのフィクションを交えて。
【あらすじ】
月野木仁(つきのきひとし)は、 若くして事業を立ち上げる起業家であったが、 友人の裏切りで失墜。 多額の借金を抱える事に。 若くして家を飛び出した仁は久しぶりに実家に戻ることに。 実家は「月野木グラビティ」という名の小さな町工場。 気泡緩衝材(いわゆるプチプチ)を作っている。 実は仁は、 実家の仕事をからめた事業を立ち上げ、 銀行から融資をうけ、 己の難局を乗り切ろうと企んでいた。 しかし、 父 月野木嗣夫(つぐお)は聞く耳をもたない、 逆に仁に意外な提案をする…。

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