ウルスラグナ エウレカ機

ウルスラグナ エウレカ機

「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン」
に大河原邦男が参加 2種の新型メカ
をデザイン

ウルスラグナ エウレカ機(c)2021 BONES/Project EUREKA MOVIE 劇場版「交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」シリーズ3部作の最終作となる、「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」に、「機動戦士ガンダム」で知られるメカニックデザイナーの大河原邦男が参加していることが明らかになった。
 「機動戦士ガンダム」のほか、「科学忍者隊ガッチャマン」「装甲騎兵ボトムズ」など数多くのアニメーション作品に携わり、日本国内におけるアニメメカデザインの第一人者として知られる大河原は今回、「EUREKA」で「エウレカセブン」シリーズに初参加。ジェットボードを操り高機動の空中戦を行うプライムドレス(強攻防護機械化装甲歩兵)の「ウルスラグナ」と、空中戦に特化された主力KLF「オデッセイ」という、2機種のメカのデザインを担当した。ウルスラグナは、「鋼鉄の魔女」と呼ばれるエースパイロットが搭乗するSCT-A7A(強襲強化型)と、SCT-J7G(統合歩兵形)、SCT-S7E(支援電子戦型)の3タイプが存在し、編隊を組んでの戦闘でも力を発揮するという。オデッセイも、指揮官機と量産機、後方支援機と3タイプの画稿が公開されている。
ウルスラグナ 支援電子戦型(c)2021 BONES/Project EUREKA MOVIE 大河原は「京田(知己)監督との仕事は初めてでしたがオデッセイ、ウルスラグナ両機のコンセプト&ギミックアイディアを明確にお持ちでした。それを素直に表現すればよかったので合理的で楽しい仕事となりました」と、このたびのデザインを振り返る。「EUREKA」は、19年末にボンズの南雅彦プロデューサーが宣言したように「手描きでロボットアクションをやる」作品となっているが、手描きロボットアニメ全盛期の立役者として、そのハードルの高さを知る大河原は「なるべく線を少なく形のとりやすいデザインを心がけましたが、時代の流れでしょうか昔から比べると線が多くなってしまいました」と語っている。なお、19年の京田監督の発言によると、同作には(大河原ら)約20人ものデザイナーが参加しているという。
 全編新作カットの「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」は、初夏全国公開。3月6日から全国の劇場などで、オリジナルクリアファイル付きムビチケ(前売り券)が発売される。大河原のコメント全文は以下の通り。
【大河原邦男(メカニックデザイン)】
京田監督との仕事は初めてでしたがオデッセイ、ウルスラグナ両機のコンセプト&ギミックアイディアを明確にお持ちでした。
それを素直に表現すれば良かったので合理的で楽しい仕事となりました。
手書きアニメという事でしたのでなるべく線を少なく形の取り易いデザインを心掛けましたが時代の流れでしょうか昔から比べると線が多くなってしまいました。メカ達の活躍を楽しみにしておりますがこれを動かすアニメーターさんのご苦労を考えると複雑な気持ちになります。
1972年竜の子プロの上司 中村光毅さんの勧めでメカデザインの道を歩み始めてもう直ぐ半世紀になりますが皆様に今でもお声掛けいただけることに感謝です。
有難うございます。

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