黒柳徹子に生田斗真が恋をする 年齢
差のあるちょっと変わったラブストー
リー『ハロルドとモード』を朗読劇と
して上演
自分らしく生きる破天荒な79歳の女性・モード(黒柳徹子)と、狂言自殺を繰り返す愛に飢えた19歳の少年・ハロルド(生田斗真)という、真逆の死生観を持つ二人。共通の趣味である“赤の他人のお葬式への参列”で、何度か顔を合わせたことにより仲が深まり、ハロルドは次第にパワフルな生き方のモードに惹かれていく。周囲の人々は二人の交際にひどく反対するが、おかまいなし。生きることの楽しさをモードから学んだハロルドは、モードの80歳の誕生日パーティーを開くのだが……。
上演台本・演出:G2 コメント
コロナのこともあって「手軽に表現できる」オンライン朗読会が数多く発表されていますが、この作品に関してはプロフェッショナル達がガチで朗読劇に取り組む熱い姿勢で臨みたいと考えています。朗読劇の枠を越え、ビジュアル演出や生の音楽演奏などを駆使し、上質のエンターティンメントに仕上げます。
本作は人間や人生についてピュアに感じることができる作品。そういう意味でも黒柳徹子さんと生田斗真くんは最高の顔合わせです。今の時代に失われがちな人間性や人と人との絆の大切さを、しっかりと表現して下さるでしょう。
また、黒柳徹子さんの舞台と言えばやはり喜劇。やもすれば日本人にはとっつきにくいブラックな笑いを含む原作ですが、そこはあの手この手で、劇場にいらしたお客様に大いに笑って頂くべく数々の作戦をご用意しています。
コロナでたまった鬱憤を晴らし、人間の素晴らしさを実感できる時間をお過ごし下さい。
私が、『ハロルドとモード』の舞台を最初に見たのは1977年。モードを演じたのは、フランスの名優、ジャン=ルイ・バローの奥さんマドレーヌ・ルノーでした。その後、文学座の先輩でもあった長岡輝子さんの舞台も見ましたが、笑いと涙が交錯しとっても印象的でした。芝居が終わっても、私はずっと、泣いてたような気がします。
その頃から、私は、モードの役を演じてみたいと思っていました。
喜劇でも、最後には、泣くこともあるのです。ぜひ、いらして下さい、お待ちしています。
しかも! 恋人役だなんて! 夢にも思わなかった出来事です。人生、本当に何が起きるか分からない楽しみがあります。
黒柳さんは日本のエンターテイメントの基盤を作り上げてこられたお一人です。その人間力、人を惹きつける魅力の根底にあるものに少しでも触れられたら幸せです。
僕自身、今年の春に新型コロナウィルス感染症の影響で出演中の舞台が中止を余儀なくされ、悔しい思いと楽しみにしていた皆さんへの申し訳なさでいっぱいになりました。なんとも言い難い気持ちで、この自粛期間を過ごしていた矢先に今回のお話を頂きました。ある意味リベンジだと思っています。使命感を持って精一杯努めます。
皆さんもそろそろお芝居観たいですよね。僕も同じです。観たい! 舞台に立ちたい! 劇場でお客様と共に今まで溜め込んできた思いを共有出来れば嬉しく思います。
皆様どうか呉々も健康には気をつけて。この秋、お互い元気で会いましょう。
SPICE
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