五嶋龍が、米国の人種差別事件や横田
滋さんの死去に際してメッセージを発

ヴァイオリニストの五嶋龍は、新型コロナ禍のさなか、アフリカ系アメリカ人ジョージ・フロイド氏が2020年5月に白人警察官によって殺害された事件に続き、北朝鮮による拉致被害者の横田めぐみさんの父親・横田滋さんが6月5日に死去したことを受け、同日、日本の国民・ファンに向けて、自身の公式ウェブサイトや公式フェイスブックを通じて、次のメッセージを発信した。

五嶋龍からのメッセージ
日本の皆様、RFの皆様
「断腸の思い」の言葉の由来は中国故事から来たもので、さらわれて小舟で連れ去られる子猿を走り、泳いで追いかけてきた母猿がやっと船にたどり着き死に絶えた時、内臓が無惨に千切れていた。とありました。
英語ではbroken heart(心が引き裂かれる) とかoverwhelming sorrow(打ちのめされるような悲しみ)というような訳になるそうです。
“コビット19”がもたらしたまさにこの思いに、覆いかぶさるような未だ深淵から抜け出せない差別による犠牲者、そして今日、横田滋さんが逝去されたことが報道されました。
残った者として、まだまだ「断腸の思い」と語るべき時は早すぎる、今こそ「剛毅果断」な自分になれればと思う。ちょっと格好をつけたことを言ってみたいほど、相手が巨大で残忍なのだ。
五嶋龍サイン
2020年6月5日 五嶋龍

さらに、6月10日には次のメッセージを発信した。
五嶋龍からのメッセージ
日本の皆様、RFの皆様
確かに前回のメッセージを書いた時は混乱していた。
”コビット19”の犠牲者(被害者?)の最新情報、人種差別への抗議活動、そして北朝鮮拉致被害者の横田めぐみさんの御父さま、滋様ご逝去のニュースが入る。今風にZoomで空手研究会(仮)を計画中の時だった。
去る2017年の夏、僕は全国の大学オーケストラにチャリティー・コンサートを提案した。「流石、五嶋龍!」と悪い冗談が出るほどの共演希望の応募があった。そこで「project R “拉致被害者を忘れない。”」がタイトルだとわざと後出ししたら、殆どの共演希望大学は応募を取り消した。暫くしてアメリカ人が北朝鮮に拉致されまもなく帰米した。
現実は無配慮どころか横行を許すものなのか。
2020年6月10日 五嶋龍

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