伊藤政則

伊藤政則

来日直前!
伊藤政則が語るピンク・フロイドと
ブリット・フロイドの魅力

2020年2月26日から28日にかけて、ついに音楽と映像と光の一大スペクタクルショーが開幕する。世界最大のピンク・フロイドのトリビュート・コンサート、ブリット・フロイドの来日公演だ。

「どうやらすごいと言うけれど、でもコピーバンドでしょ?」と、ブリット・フロイドをバッサリ切り捨てるピンク・フロイド・ファンがいたとしたら、それはあまりに早計だ。ピンク・フロイドに全感性を傾け、彼らのアートに身を震わせた貴台であればこそ、ブリット・フロイドのステージが「ピンク・フロイドそのものを描き出す一大エンターテインメント」であることに、畏敬の念すら抱くものであろうからだ。

記念すべきブリット・フロイドの初来日公演を目前に、その期待値の高さを全国のフロイドファンに届けるべく、スペシャルな人物に突撃取材を敢行した。そう、伊藤政則、その人である。

撮影:大橋祐希
取材:烏丸哲也(BARKS/JMN統括編集長)
2020年2月26日から28日にかけて、ついに音楽と映像と光の一大スペクタクルショーが開幕する。世界最大のピンク・フロイドのトリビュート・コンサート、ブリット・フロイドの来日公演だ。

「どうやらすごいと言うけれど、でもコピーバンドでしょ?」と、ブリット・フロイドをバッサリ切り捨てるピンク・フロイド・ファンがいたとしたら、それはあまりに早計だ。ピンク・フロイドに全感性を傾け、彼らのアートに身を震わせた貴台であればこそ、ブリット・フロイドのステージが「ピンク・フロイドそのものを描き出す一大エンターテインメント」であることに、畏敬の念すら抱くものであろうからだ。

記念すべきブリット・フロイドの初来日公演を目前に、その期待値の高さを全国のフロイドファンに届けるべく、スペシャルな人物に突撃取材を敢行した。そう、伊藤政則、その人である。

──ピンク・フロイドのことなら伊藤政則に話を聞かないと…ということで、お呼び立てさせていただきました。

伊藤政則:いやいや、ありがとうございます。ピンク・フロイドは大好きです。僕は海外のロックバンドで一番最初に観たのがピンク・フロイドなんですよ。

──え?そうなんですか。

伊藤政則:1971年8月、高校3年生の時に観ました。僕はニッポン放送「オールナイトニッポン」のファンだから、亀渕昭信さんの番組を聞いていたんだけど「ピンク・フロイドだ、ピンク・フロイドだ」って言うわけ。しかし、『原子心母』とか『ピンク・フロイドの道』とかいろいろ買って聞いたんだけど、何がすごいのか正体がよく分からない。

──伊藤政則が「よく分からない」(笑)。高校生のときですか?

伊藤政則:岩手の高校3年です。で、<箱根アフロディーテ>で来日するってことで、これは行かなきゃいけない、と。ただ当時はまだ東北新幹線がないので、東北本線に乗ってのプチ家出を考えていたんですよ。

──プチ家出?

伊藤政則:両親が学校の先生で非常に厳しい家庭環境で、「ピンク・フロイドを観に行く…ってどういうこと?」って話になるので、言わないで行くことにしたんだけど、箱根なんか1泊くらいじゃ帰れないわけ。大学進学を控えていたので「東京の予備校の夏季講習を受けて自分のレベルを確かめたい」とか方便吹いてたんだけど、「そんなわけないだろ、お前全然勉強してないもん」って親父に見抜かれちゃって(笑)。だけどもうチケット買ってたから、なんとか嘘を突き通して箱根に行ったんですよ。

──当時、近所で<箱根アフロディーテ>に行った人は?

伊藤政則:いません。ただ、僕一人だと不安なので、たまたま東京に行くという全然ロックを知らない同級生を連れて行ったんですけど、そいつがまた凄くて「お前録音機器持ってる?」って言ったら「ああ、兄貴がオープンリールのやつ持ってるよ」って。「それを箱根に持っていかない?」「いいよ、でも電池だよ?」「電池いっぱい持って行こうよ」って、それを会場に持ち込んだんです。でもサブステージのストロベリー・パス(成毛滋&つのだ☆ひろのバンド)を録ったら、その時点で電池なくなった(笑)。

──ぷ(笑)。

伊藤政則:でもほんと、ピンク・フロイドにはびっくりしました。僕は最前列のリック・ライトの真下にいたんだけど、オープニングからエンディングまで鮮明に覚えてますよ。糸居五郎さんの「This is Pink Floyd!」というMCでメンバーが出てきても、演奏が全然始まらないの。それが幻想的でね。おとなになってから分かるんだけど、実はまだチューニングをしていただけだった(笑)。それをファンは前衛的な感じだと思ってるわけです。でもカウントから「原子心母」が始まって「おおお」って。僕の知っている数少ない曲の1つですよ。すごかったですよ。

──そこから伝説のライブが始まったんですね。

伊藤政則:舞台監督は亀渕昭信さんでね、2019年に<政則 十番勝負>というトークイベントをやったとき、ゲストで亀渕さんをお招きしてフロイドについて語ったんだけど「僕は前日箱根に入ったんだけど大雨で大変でした」って言ったら「いやいや政則、俺たちはそれどころじゃない。3〜4日前から入って機材とかをリヤカーで運ぶんだけど、坂がぬかるんでリヤカーが上がらないんだ」と。でも自然の演出もものすごくてね、誰も予期せぬことが起こるわけです。当日は朝からの小雨も止んだけどすごく寒い日でね、「原子心母」が終わって「グリーン・イズ・ザ・カラー」や「ユージン、斧に気をつけろ」といった小作品をやっていると、デヴィッド・ギルモアの髪が揺れるくらいのすごい風が吹いてきて、芦ノ湖から発生した霧が丘を登ってきたんですよ。その頃はスモークなんてものは誰も知らない。で、ちょうどロジャー・ウォーターズが「ウオー」って叫ぶところで霧がワーって上がってきて、ステージ上で霧が撹拌されていく。当時は照明もそんなにないけど、そのチープな照明がすごく鮮やかにピンク・フロイドを照らしていて、あんな幻想的な光景は見たことなかった。亀渕さんも「自分の人生の中で、あそこまで自然が作った演出は見たことない」って言っていました。

──さすがピンク・フロイドですね。

伊藤政則:自然すら味方に付ける、あの神がかったステージね。でね、箱根の森だからやたら鳥が鳴くんだけど、実は全部ピンク・フロイドが演出しているものだった。鳥の声とか風の音とか、全部PAから流してたの。自然と完全に一体化させる演出をやってたわけよ。

──それはすごい。

伊藤政則:彼らが持ってきたSEなんだよね。それが延々流れてるんだ。ときどき鳥がピヨピヨって鳴いたりして「え?どこ?」って感じで、全然大仰じゃない。そういう演出ひとつとっても衝撃的だったね。

──素晴らしい体験と思い出ですね。

伊藤政則:僕は田舎の高校3年生でコンサートの見方も知らないから、最前列で座って観てたんだけど、岩手に帰ったら親父が「これから説教始まるぞ」みたいなムードになってたの。「何かな、僕が予備校に行ってなかったのがバレたかな」と思ったら、週刊サンケイを持ってきて「これなんだ?」って。

──?

伊藤政則:週刊サンケイの表紙に「ロック」って文字が書いてあったから「ヤバいな」と思ったんだけど、見開きででかい写真が掲載されていて、最前列でマリファナ解放戦線の旗を持っている人や、ヒッピーやフーテン達が写っているカオスな中に、メガネかけた田舎の少年がどーんと写っちゃっているわけ。「これ、お宅のお子さんだよね?」って近所から言われたみたい。

──バレちゃってるじゃないですか(笑)。

伊藤政則:もうね、相当…でも、ピンク・フロイドがほんとに素晴らしかったので、そこは乗り越えられたよ(笑)。

──すごい時代ですね。1971年ですから、ピンク・フロイドの最新アルバムは…

伊藤政則:『原子心母』と『ピンク・フロイドの道』っていう初期の音源を入れたコンピレーション。

──『おせっかい』は?

伊藤政則:まだ出てないです。だからね、アルバムが出る前にボーカル付きの「エコーズ」をやったのは箱根が初めてだと思いますよ。それまではインストで演っていて誰も知らない曲だったから。その年の秋に『おせっかい』が出て、そこで初めて「エコーズ」を聴いて「箱根のあの曲だ!」って分かるわけです。ピンク・フロイドは、ライブで新曲を演奏しながら完成形にもっていったらしいので、箱根のステージは「エコーズ」の歌詞付きの原型として初めて公開されたものなんですね。

──それはすごい。

伊藤政則:『原子心母』で来日し、その後にすぐ『おせっかい』がリリースされましたから、日本人にとってはその2枚は非常に重要なものなんですよ。

──ピンク・フロイドって、レコーディング作品の芸術性において高い評価を受けたわけですが、実はれっきとしたライブバンドですよね。

伊藤政則:本当はライブバンドなんです。ただね、数年前にイギリスのピンク・フロイド展に行ったんですけど、初期からものすごい機材を使っていたのがわかる。ライブバンドでありながらレコーディングでものすごく実験的なことをずっとやり続けていたんですよ。「これがループを作った機械」とか「あのときの音を作ったミニシンセサイザー」とか、すごく実験的なことをアナログレコーディングでやっていた。

──その後、ピンク・フロイドのライブは?

伊藤政則:翌1972年3月に早くも2度目の日本公演が実現するんですけど、これもまたすごくてね。オープニングでね、ニック・メイソンの後ろからスルスルスルスルっと照明と思われるものが上がっていくの。で、てっぺんのところに赤い光がパーンと点いて始まるわけ。これがすごいの。誰も聞いたことない曲なんだから。

──新曲ですか?

伊藤政則:『THE DARK SIDE OF THE MOON』なんだよ。

──ええ?そんなときに?

伊藤政則:そうなんだよ。完全再現。

──『狂気』まるまる再現?

伊藤政則:そうだよ!これからレコーディングするのを試してるわけよ。とにかく誰も聞いたことがなかった。石坂敬一(当時のピンク・フロイドのディレクター)さんも知らなかった。SEは足りなかったけど、1曲目なんかあのままだよ。でも前年に「エコーズ」をやっていたわけだから、何がきても不思議じゃないとみんな思ってたよね。すごく盛り上がっていたんだけど、誰もその曲を知らないっていう(笑)。

──すごいなあ。

伊藤政則:すごいでしょ?タダモノじゃないですよ、あのバンドは。

──メンバーもまだ若いんですよね。

伊藤政則:若い若い。初来日の時なんかギルモアは26歳くらいじゃない?着てるものだって普通のTシャツだったからね。でもあの世代って、ちょっとミュータントみたいな世界…つまり我々と同じ人間ではないかもしれない(笑)。ちょっと考えられないんだよね。想像つかないことをやっているからね。ロックの幻想性ってあの辺にあるんじゃない?

──ピンク・フロイドは私にとってもフェイバリットなんですが、唯一残念なのがデヴィッド・ギルモアとロジャー・ウォーターズとの確執…あれはなんとかならないんですかね。

伊藤政則:ダメだね。あれは無理でしょう。ハイドパークでチャリティコンサート(2005年アフリカ貧困救済チャリティー・コンサート<ライヴ8>)を演ったとき、ギルモアにインタビューしたんですけど、彼が言ってましたね。「やっぱりダメだ」と。「ロジャーは仕切り癖が直ってない」って。

──そんな。

伊藤政則:ロジャーは自分の思うとおりにバンドを動かしたくてね…協調性がないんだって。チャリティの時も、みんなが「そうじゃないだろう」って言っても、結局ロジャーが仕切ってね、ギルモアは「もうこれが最後だと、割り切って演った」というニュアンスのことを言ってました。

──もういい年なんだから、少しは丸くなって…。

伊藤政則:ならないですよ(笑)。ロジャー・ウォーターズはイデオロギーの塊なわけですよ。自分のやりたいことを曲げないんだね。もちろんギルモアだって曲げない。だからお互いぶつかるんでしょう。僕はロジャー・ウォーターズの『ザ・ウォール』完全再現も観たし、<US+THEM>TOURもニューヨークで観たけど、『ザ・ウォール』は左翼思想が非常に強く出ている作品だし、「Pigs(Three Different Ones)」では映像にトランプとか出てくるわけ。トランプが赤ちゃんでハイハイしている映像とかね。明らかに反トランプで左的な思想をガンガン打ち出してくるわけ。ニューヨークでは反トランプがものすごくウケるけど、トランプが人気がある南部でもやってるんだよ。また、ラストベルト地帯…つまりトランプが選挙で勝った地域もね。もう、物投げられたりとか全然気にしないんだよ。

──じゃあまだまだ元気で、めんどくさい人なんですね。

伊藤政則:めんどくさい。同じ時期にロンドンのロイヤルアルバートホールでデヴィッド・ギルモアを観たけど、ほんとにピンク・フロイドなんだよね。なぜかって、いろいろ意見はあるだろうけどピンク・フロイドの世界観って、ギルモアのギターの一音で決まるから。

──100%同感です。

伊藤政則:あのストラトから出てくる独特なギルモアの音が「ピンク・フロイドだわ」っていうね。あれで決まるわけ。よく「ロジャー・ウォーターズがいた時代とロジャー抜けた後のピンク・フロイド、どっちが好き?」なんて論争になるんだけど、どっちかと言うと自分はギルモア派なんだね(笑)。どっち好きかってほんと難しいんだけどね。一緒になることはもうないわけだから。

──ないのか。

伊藤政則:ないねえ。イデオロギーはロジャーだろうけど、ピンク・フロイドのスタイルを継承しているのはギルモアなんだよね。45年ぶりにポンペイの円形闘技場でライブをやるというような、スタイルとしてのピンク・フロイドを継承しているのはギルモアでね、ロジャーはそんなのは要らない。プロジェクションマッピングや最先端の技術を使って自分の思想を出して行くのがロジャー。それが合体していたのがピンク・フロイドだったと思うんだけど、そういった思想性がぐっと出てきたのが『アニマルズ』とか『ザ・ウォール』だよね。それまでの『原子心母』『おせっかい』『狂気』『炎』は、そこまで左翼的な思想じゃないからね。

──『アニマルズ』から露骨に思想が出てきましたからね。

伊藤政則:そうなんですよ。あのあたりからバンドのバランスが少しずつロジャーの方へ置かれていくようになるんですよね。

──逆に言えば、それまでよくバランスを取ってこれましたね。

伊藤政則:そうだよね。でね、リック・ライトが亡くなったでしょう?最後までギルモアのツアーでも弾いていたから、ギルモアに「リック・ライトってどういう人だったんですか?」って聞いたら、「いやあ、リックはとてもめんどくさい人で…」って(笑)。ピンク・フロイドはやたらめんどくさい人が多いんだよ。

──かもしれませんね(笑)。

伊藤政則:ニック・メイソンは何も言わないけどね。キャラの強い人たちが集まっていたバンドだったんだな。でも1970年代は、それぐらいの個性がないとロックバンドとして成立しなかったんだよね。今はみんな仲良しで演奏しているけど、1970年代は「表現」してたんだよ。演奏するのと表現するのはアプローチが違って、頭から出てくるパルスの信号が違うんだ。表現者と演奏する人の違いが、1960年〜1970年代のバンドと1980年代、あるいは現代のバンドと決定的な違いじゃない?

──演奏の裏に表現されていたアートに、僕らは惹かれてきたんでしょうね。

伊藤政則:そりゃそうでしょう、ロックってアートだからね。ロックの幻想性ってさっき言ったけど、高校生の頃には、これから自分が進んでいく先にすごい人生が待っているような勝手な幻想があって、そういう考えの中で歩んで来れたのは良かったかなって思うね。

──今回来日を果たすブリット・フロイドが素晴らしいのは、本家にはできないこともできちゃうところですね。

伊藤政則:ブリット・フロイドの前身は、ジ・オーストラリアン・ピンク・フロイド・ショーというピンク・フロイドのトリビュートバンドだったの。これが相当でかい存在でね、ウェンブリーアリーナとか1万人クラスでやってた。そこにいたダミアンというのが作ったのがこれなのよ。ブリット・フロイドはダミアンが自分がやりたかったことを具体化したもので、原型にあるのはショーなんだよ。だから「見るピンク・フロイド」なんだよ。

──みんなが見たいであろうピンク・フロイドを見せてくれるショーなんですね。

伊藤政則:ピンク・フロイドが実際やっているのはショーとは違うんだよね。彼らのライブはショーではない。ショーとしてのピンク・フロイドを見せるという究極的に割り切って突き詰めたのが、このブリット・フロイドだね。

──そこにはデヴィッドとロジャーがいて、本家ではやってくれない曲もやってくれたりするという、夢を描いたショーなんですね。

伊藤政則:そうだね。だってピンク・フロイドはもう演ってないからさ。というか、存在してないって言ってもいい。もちろん最近ピンク・フロイドのファンになったという人もたくさんいて、好きになったときにはピンク・フロイドは存在していなかったわけで、そういう空白感を埋めてくれるバンドのひとつがトリビュートバンドなんだね。ジ・オーストラリアン・ピンク・フロイド・ショーの時からそうなんだけど、ブリット・フロイドはマニアックでね、例えばギルモア担当のギターはギルモアと全く同じ機材セットを使っているんだよ。

伊藤政則:もう全部。決して同じ音にはならないけど、近い音を出そうとしているわけね。そういうマニアックなところが面白いんだよ。ブリット・フロイドはショーだって言ったけど、演出的にはピンク・フロイドを超えている。演出って自分たちのプレイに合わせたものだけど、ブリット・フロイドはそれをデフォルメしてるわけ。ピンク・フロイド独特の円形スクリーンの中では、ストーム・トーガソンが作った映像が流れるんだけど、ピンク・フロイドが使っているアナログっぽい世界じゃなく、今のデジタルを駆使した「ピンク・フロイドは使わないでしょ」ってくらいの強力な映像を使うんだよね。

──それは見たいなぁ。

伊藤政則:だからショーなんだよ。すごく曲に合った最先端のコンピュータグラフィックが流れてくるからね。彼らのショーは、3度目の日本公演…1988年、あのときのピンク・フロイドのイメージだよ。初期ピンク・フロイドじゃなくて、むしろロジャーがいなくなったくらいの今のギルモアのピンク・フロイドに近いんだな。セットリストもよく分析されている。

──人気作品のオンパレードですからね。

伊藤政則:日本はトリビュートバンドって言うと「偽物か」って感じになると思うけど、トリビュートバンドに対する日本とヨーロッパの考え方には大きな違い/ギャップがあると思いますね。イギリスでは1万人動員とか当たり前でね、ピンク・フロイドのトリビュートバンドはアメリカ、カナダ、ヨーロッパにもいるけど、ブリット・フロイドが一番でかい。

──映像を見ると、その魅力がわかります。自分の知っている魅力をきっちりと再現してくれる気持ちよさがあります。

伊藤政則:だからショーなの。ピンク・フロイドにはいない監督という存在がいてね、それがダミアンなの。ダミアンが総監督で、「ちょっと、そこ動き違う」とか指示を出す。ダミアンも自分の頭の中にあるコンセプトとピンク・フロイドへの愛がすごくて、もちろんみんなフロイドが好きで集まっているんだけど、スクリーンから何から全部の監督が演出しているから、変な話、映画っぽい感じもあるんだよ。ピンク・フロイドを素材にしたひとつの完璧なショーなわけ。演奏もうまいよね。

──これは見た方がいいですね。

伊藤政則:そりゃそうでしょ。これはトリビュートバンドへの偏見の突破口となる可能性があるね。楽しみですよ。

撮影:大橋祐希
取材:烏丸哲也(BARKS/JMN統括編集長)


【ブリット・フロイド来日公演『〜The World's Greatest Pink Floyd Tribute Show〜 Brit Floyd “40 YEARS OF THE WALL” In Japan 2020』】
<日時・会場>
2月26日(水) 東京・中野サンプラザ
18:00開場/19:00開演
2月27日(木) 東京・中野サンプラザ
18:00開場/19:00開演
2月28日(金) 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
17:30開場/18:30開演

<出演>
Brit Floyd - The World's Greatest Pink Floyd Tribute Show
※PINK FLOYDメンバーの出演はございません。

<BRIT FLOYD 予定演奏曲目>
・吹けよ風、呼べよ嵐 / ALBUM「おせっかい」
・タイム / ALBUM「狂気」
・虚空のスキャット / ALBUM「狂気」
・マネー / ALBUM「狂気」
・クレイジー・ダイアモンド / ALBUM「炎~あなたがここにいて欲しい」
・あなたがここにいてほしい / ALBUM「炎~あなたがここにいて欲しい」
・アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パート2)/ ALBUM「ザ・ウォール」
・コンフォタブリー・ナム / ALBUM「ザ・ウォール」
他、グレーテスト・ヒッツな構成でお贈り致します!

<チケット>
料金:全席指定 9,900円(税込)
チケット一般発売中。各プレイガイド、およびディスクユニオン 新宿プログレッシヴロック館にて。
・e+(イープラス):https://eplus.jp/britfloyd/
・チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/britfloyd/ TEL:0570-02-9999 (Pコード:171-680)
・ローソンチケット:https://l-tike.com/britfloyd/ TEL:0570-084-003 (Lコード:71696)
・ディスクユニオン 新宿プログレッシヴロック館 (3F):東京都新宿区新宿3-31-4 山田ビル3F

■ブリット・フロイド 日本公演HP
http://www.promax.co.jp/britfloyd/

■チケット詳細ページ
http://bit.ly/2uqFmlP

■Brit Floyd Official HP
https://www.britfloyd.com/

■問い合わせ
ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00-19:00)

主催:PROMAX / DISK GARAGE / BS朝日 / 朝日新聞社 / イープラス / TOKYO FM / FMヨコハマ / bayfm / NACK 5
協力: MUSIC LIFE CLUB

【伊藤政則の『遺言』〜今のうちに語っておきたいロックの歴史がある〜 vol.16】
4月20日(月) 東京・文京シビックホール 小ホール
18:30 open/19:00 start

<出演>
伊藤政則(聞き手:広瀬和生/BURRN!編集長)

<チケット>
2,000円(座席指定・税込)
※未就学児童入場不可
※一般発売:2月15日(土)10:00 〜

[主催]BURRN![後援]bayfm[協力]ウドー音楽事務所
https://udo.jp/event/MasaIto
伊藤政則

ブリット・フロイド来日公演
『〜The World's Greatest
Pink Floyd Tribute Show〜
Brit Floyd “40 YEARS OF THE WALL”
In Japan 2020』

<日時・会場>
2月26日(水) 東京・中野サンプラザ
18:00開場/19:00開演
2月27日(木) 東京・中野サンプラザ
18:00開場/19:00開演
2月28日(金) 東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
17:30開場/18:30開演

<出演>
Brit Floyd - The World's Greatest Pink Floyd Tribute Show
※PINK FLOYDメンバーの出演はございません。

<BRIT FLOYD 予定演奏曲目>
・吹けよ風、呼べよ嵐 / ALBUM「おせっかい」
・タイム / ALBUM「狂気」
・虚空のスキャット / ALBUM「狂気」
・マネー / ALBUM「狂気」
・クレイジー・ダイアモンド / ALBUM「炎~あなたがここにいて欲しい」
・あなたがここにいてほしい / ALBUM「炎~あなたがここにいて欲しい」
・アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォール(パート2)/ ALBUM「ザ・ウォール」
・コンフォタブリー・ナム / ALBUM「ザ・ウォール」
他、グレーテスト・ヒッツな構成でお贈り致します!

<チケット>
料金:全席指定 9,900円(税込)
チケット一般発売中。各プレイガイド、およびディスクユニオン 新宿プログレッシヴロック館にて。
・e+(イープラス):https://eplus.jp/britfloyd/
・チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/britfloyd/ TEL:0570-02-9999 (Pコード:171-680)
・ローソンチケット:https://l-tike.com/britfloyd/ TEL:0570-084-003 (Lコード:71696)
・ディスクユニオン 新宿プログレッシヴロック館 (3F):東京都新宿区新宿3-31-4 山田ビル3F

■ブリット・フロイド 日本公演HP
http://www.promax.co.jp/britfloyd/

■チケット詳細ページ
http://bit.ly/2uqFmlP

■Brit Floyd Official HP
https://www.britfloyd.com/

■問い合わせ
ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00-19:00)

主催:PROMAX / DISK GARAGE / BS朝日 / 朝日新聞社 / イープラス / TOKYO FM / FMヨコハマ / bayfm / NACK 5
協力: MUSIC LIFE CLUB

【伊藤政則の『遺言』〜今のうちに語っておきたいロックの歴史がある〜 vol.16】

4月20日(月) 東京・文京シビックホール 小ホール
18:30 open/19:00 start

<出演>
伊藤政則(聞き手:広瀬和生/BURRN!編集長)

<チケット>
2,000円(座席指定・税込)
※未就学児童入場不可
※一般発売:2月15日(土)10:00 〜

[主催]BURRN![後援]bayfm[協力]ウドー音楽事務所
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OKMusic編集部

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